テストの難問も「ひと眠り」すれば解けるようになる?

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

テストの難問も「ひと眠り」すれば解けるようになる?

2018.09.11

提供:マイナビ進学編集部

メイン
テーマ

テストの難問も「ひと眠り」すれば解けるようになる?

眠っている間に見る夢に何か意味があるかもしれない、と考える人は多いはず。どうしても気になってしまう人は夢占いを参考していることもあるようです。夢は予知的な性質を持つことや、あなたの心理が投影されていることが広く知られています。しかし問題解決のヒントを与えてくれるということも知っていますか?

この記事をまとめると

  • 世界的なあの発想・発明は「夢」がヒントだった
  • レム睡眠がインスピレーションや問題解決をサポートする?
  • 夢は記憶力やひらめきに深く関わっている

あの発明・アイデアは夢が与えたものだった

実は私たちがよく知っている世界的な発明や芸術が、夢からインスピレーションを得たものであると知ったら、皆さんは驚くかもしれません。化学の授業でおなじみの周期表を発明したメンデレーエフが、夢によって元素の並べ方を思いついたというエピソードは有名です。また化学の授業でも登場する六角形の化学式(ベンゼン環)を発明したケクレも夢から生まれたものです。

さらに文学の世界においては「フランケンシュタイン」「ジキル博士とハイド氏」の著者も自分が見た夢が小説のワンシーンとなっています。音楽においても古くはベートーベンが、さらに現代においてはポール・マッカートニーも夢から楽曲の着想を得たことは有名です。しかし夢からこういったインスピレーションが得られるのは一体なぜでしょうか?

レム睡眠が記憶力を高め、問題を解決する

まず夢からインスピレーションを得られる話をする前に、私たちが寝ている間の脳の状態について知っておく必要があります。私たちが眠っている間はレム睡眠とノンレム睡眠の状態を繰り返しています。このうちレム睡眠の時間帯に夢を見ることが多いとされます。

さらにレム睡眠中の脳には活動している部分と活動していない部分があり、視覚や動きに関する部分は活発であるのに対して、自分の意志・論理的・社会的な考えを行う部分はあまり活動していないことが科学的な実験で判明しています。夢の中で自分の意志が働かない、思った通りに動けないのはこういった背景があるからだと考えられています。そこで夢は「ビジュアル性に富むけれども、論理性がない」と片付けられてしまうこともあります。しかし夢を見ているの間は記憶力を高めることが知られています。アメリカで1990年代に行われた複数の実験結果から、新しいことを学習した後に眠る人とそうでない人を比べると、眠った人の方が学習したことをよく思い出せるということが判明しています。またある実験では、レム睡眠中は学習中の脳の活動と同じような状態になっていることから、記憶力の向上をサポートしていることも分っています。

記憶力だけでなく、レム睡眠時には「ひらめきを必要とする問題」を解決しようとする傾向があることも実験によって明らかになっています。
特に「ひらめき」を必要とする問題を出題した後でレム睡眠をとった人は、目覚めた状態で休憩した人やノンレム睡眠をとった人よりもよい成績を残しています。ちなみにレム睡眠中の人を途中で起こすと、ほとんどが問題に関する夢を見ていました。

最初に紹介した世界的な発明なども間違いなく夢を見ている状態(レム睡眠)からきているといえるでしょう。ですから何かの課題に取り組む・問題解決に挑んだ後で「ひと眠り」することで、記憶力の向上や目覚め後の「ひらめき」が期待できるということになります。

研究が進む「夢」の活用方法

ここまで説明してきたように、なかなか問題が解決しないこと・テストなどの難問についてあれこれ考えながら眠りについていると、目が覚めた時にその問題を解くヒントなどが頭の中に浮かぶことがあるということが分かったと思います。

これまでの「夢」についてのイメージといえば、自分の心の中が投影されている・もしくは意味のないものというとらえ方が強かったかもしれませんが、記憶力の強化や問題を解決する能力も備えているのです。しかし夢を見ている間の人間の脳の働きにはまだ分からない部分も残されており、引き続き研究が進められています。これについてもっと自分でも知りたい・研究したいと考えているのなら、心理学の分野に進み、夢について学んでみてはいかがでしょうか?

【出典】
NHK高校講座 化学基礎
https://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/kagakukiso/archive/resume010.html
関東化学株式会社(P23)
https://www.kanto.co.jp/dcms_media/other/series_pdf82.pdf
一般社団法人 日本臨床心理士会
http://www.jsccp.jp/near/interview7.php
e-ヘルスネット 厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-034.html
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-069.html
日経サイエンス2013年11月号「夢が教える発想法」D.バレット

この記事のテーマ
人間・心理」を解説

人を研究対象として、人間の心理や身体、人間が作る社会集団、生活の特徴やあり方を研究します。人間科学は、人間という存在や関係性そのものを研究し、学習範囲は栄養学から文化人類学、スポーツ科学まで広範囲にわたります。心理学は人間の心や行動の特徴を分析・解明します。ストレス社会と呼ばれ、心の病に苦しむ人が増加している現代では、なかでも臨床心理学の重要性が注目されています。人間の存在意義の基礎となる学問です。

「人間・心理」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「心理学」
はこんな学問です

人間の心理や行動がどのような原理で動いているのかを研究する学問である。それにはさまざまなアプローチがある。たとえば、認知心理学では対象を知覚してから言語化するまでの作用を情報処理のプロセスとして理解する。発達心理学は人間が誕生してから死ぬまでの心の変化が何によるのかを探究する。臨床心理学は心のバランスを崩してしまった人の状態の改善をめざす。志望校に自分の本当に学びたい心理学があるかどうかを必ず確認することが大切だ。

「心理学」について詳しく見る

あなたの適性にあった学びや仕事が見つかる

適学・適職診断

無料

進学・適職診断を受ける