新事実! 蚊は叩こうとした人を覚えて避けることが判明

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新事実! 蚊は叩こうとした人を覚えて避けることが判明

2018.08.02

提供:マイナビ進学編集部

新事実! 蚊は叩こうとした人を覚えて避けることが判明

夏になると増える蚊。いつの間にか刺されていたり、羽音に悩まされたりする人も多いですよね。そんな蚊について、新しい生態が分かったそうです。その生態を利用すれば、これから蚊に刺されにくくなるかもしれません。さらにこの発見は、今後の感染症対策にも役に立つ可能性を秘めているようです。

この記事をまとめると

  • 蚊は、自分を叩こうとした人を覚えて避けるという事実が分かった
  • 誰でも使える安全な虫よけ剤が登場するかもしれない
  • 生物の新たな生態を知ることは、さまざまなところに良い影響を与える可能性がある

蚊に刺されそうになったら、攻撃したほうが良い!

ただでさえ暑くて寝苦しい真夏の夜。そんな夜に私たちをさらに悩ませるのが、蚊の存在です。せっかく眠りに落ちていたのに、蚊の「ブーン」という羽音で起きてしまうこと、ありますよね。

そんな蚊にまつわる新しい事実が今話題になっています。実は、蚊には学習能力があり、それによって血を吸う相手を変えている可能性があるというのです。米ワシントン大学の研究によると、ネッタイシマカに人間の匂いを嗅がせた上で、人間が攻撃するときと同じ状況を作り出したところ、次からはその人の匂いを避けるようになったそうです。つまり、蚊が死にそうになった体験と相手の匂いを結びつけて、その後の行動を変えるという学習能力が明らかになったのです。

研究では、蚊は攻撃した人間の匂いを24時間以上避けるなど、市販の虫よけ剤と同じくらいの防虫効果が得られました。蚊に刺されないようにしたければ、自分を狙った蚊を積極的に攻撃したほうが良いということですね。

ただし今回研究対象になったネッタイシマカ以外の種類の蚊には、このような学習能力がない可能性もあるようで、全ての種類の蚊に効果的とはいかないようです。

新しい虫よけ剤ができるかもしれない

現在、蚊を追い払うために使われている虫よけ剤の多くには、「ディート(ジエチルトルアミド)」という成分が含まれています。ディートは、蚊やダニなどに対しての虫よけ効果が高いことで知られている化合物です。なぜ虫がディートを避けるのかというと、虫がディートを塗った皮膚に対して異常を感じ、止まるのを嫌がるからだそう。

なお、ディートには殺虫効果がなく、比較的安全な薬剤だといわれています。しかし、まれに皮膚炎などを起こす可能性があり、子どもへの使用には回数制限が設けられています。

ディートの代用品として、ハーブなどを使った虫よけ剤も出てきていますが、まだ種類は少ないようです。蚊が攻撃された相手を学習すると分かったことで、従来品よりも安全で効果のある、新しい虫よけ剤が開発されるきっかけになるかもしれません。

蚊は感染症などの病気を広げる可能性がある、危険な虫である

蚊は危険な害虫です。刺されたら痒くなるだけではなく、病原体を持つ蚊に刺されることによって、ウイルス性の病気がうつることがあります。例えば、デング熱やマラリア、日本脳炎など感染したら重症化するものも多いのです。そのため海外では、蚊による病気の感染を防ぐほうが重要であるとして、日本で発売されている虫よけ剤より高濃度のディート製品が発売されている地域もあります。
より安全で効果が高い虫よけ剤が開発されれば、使用時にリスクを考えることなく、感染を最小限に抑えることができるかもしれません。

今回の研究のように生物の新たな生態を知ることは、私たちの暮らしを豊かにしてくれる可能性を秘めています。生物の研究を通して、さまざまな社会貢献をしていきたいなら、生物学を学ぶ道へ進んでみてはいかがでしょうか。研究した結果が、新たな新薬、製品を作る糸口になるかもしれません。


【出典】
NATIONAL GEOGRAPHIC|蚊は叩こうとした人を覚えて避ける、はじめて判明
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/012900040/

鵬図商事株式会社|虫よけ剤の原理と使い方
https://www.hohto.co.jp/pmpnews/pmp340_1/

NIKKEI STYLE|蚊の虫よけ剤、濃度で違う プロが教える賢い使い分け
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO19275000W7A720C1000000?page=2

マイナビウーマン子育て|夏の大敵「蚊」! ディートって虫除け、使っても大丈夫?
https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/1641

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「生物学」
はこんな学問です

マクロな地球の生態系からミクロな細胞の世界まで、さまざまなレベルで起きている生命現象を実験・観察することによって研究する学問である。人間を含めた動物・植物・微生物など、あらゆる生命体が研究対象となる。主な研究分野としては、タンパク質を中心にした生体内の高分子の機能をその構造から研究する「構造生物学」、生態系の構成要素である生物と環境の関わりを研究する「環境生態学」などがある。

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