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聞いてないよ! 壁ドンで有罪になるの!?

2018.08.30

提供:マイナビ進学編集部

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聞いてないよ! 壁ドンで有罪になるの!?

「こんな行為が罪になるの!?」という意外な例は、結構多いもの。それを挙げだしたらキリがないほどたくさんの事例があるわけですが、皆さんの会話の中でも話題に上がるであろう、あの“壁ドン”が実は罪になること、ご存じでしたか? もちろん、その状況・背景によってではありますが。
さて、その真相とは……。

この記事をまとめると

  • 壁ドンは “現在の若者を映す鏡”
  • 思わぬところで“有罪”になる可能性がある
  • 法学は日常生活に密着した学問

あこがれの壁ドン。しかし現実は、理想どおりとばかりにはいかない!?

女子なら、一度はされてみたい。
男子なら、勇気を振り絞って一度はしてみたい!
そんなあこがれの行為、“壁ドン”。

「その行為自体に、胸が締め付けられる」
「あのトキメキを感じたいので、また壁ドンされてみたい」
「好きな人でなくても、イケメンに壁ドンをされると、きゅんとする」

このような意見はSNS上などで広く聞かれ、この非日常的な行為は、いまだに多くの女子の心をつかんでいるようです。また、この言葉が、2014年の流行語大賞トップテンに選ばれたことを覚えている人もいるのではないでしょうか。(*1)

ちなみに、男子の経験者は少数派であるというアンケート結果もあり、“積極的な肉食系女子”、“おとなしい草食系男子”という現在の若者の状況をそのまま反映されたこの結果は、非常に興味深いものと言えます。(*2)

しかし、その一方で、「好きな相手ならともかく、そうでもない相手にやられても怖いだけ」という意見もあれば、「そもそも、それ自体が不愉快」という意見もゼロではないのです。

では、“される側”が不快に思うと、その先に一体どんなことが起こり得るのでしょうか。
実は、何の気なしにやってみた壁ドンが、思わぬ“有罪判決”に結びつくこともあるそうなのです。そこで、“勘違いの壁ドン”が引き起こす悲劇について見ていきましょう。

*1……ORICON NEWSより
*2……Pairyより

壁ドンで有罪!? どんな理由で、どんな罪に?

人と人とのコミュニケーションにおいて、発信側がどんなに「そんなつもりはなかった」と思ったとしても、それを受け手がどうとらえるかが重要であるということを、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。そしてそれは、壁ドンにおいても同様です。“壁ドンのトキメキ度”は、その行為をする人、そして、そのシチュエーションによってまったく変わるというわけです。

まず、壁ドンを“される側”が“する側”に好意を持っていない場合、“される側”がちょっと気分を害したという程度で済めばよいのですが、明らかな恐怖心・トラウマを植え付ける結果になってしまうこともあります。

この場合、刑法208条の暴行罪にあたる可能性が生じます。暴行罪は“有形力の行使”といって、人の体に直接接触する(=殴る・蹴るなどの暴行をはたらく)ことが罪状の立証条件の一つに挙げられますが、壁ドンの事例においては、体に触れていなくても人の体に何らかの圧を向けた時点で罪が成立する場合もあるのです。ちなみに、これに該当するその他の行為としては、「被害者の数歩手前といった至近距離に、石などを投げつける」といったものが挙げられます。

さらに、ふざけてやっただけのつもりであっても、壁ドンをすることで相手を逃げられない状況にしてしまった場合、相当長い間身柄を拘束した、恐怖でその場を脱出できないなどと判断される場合という条件付きではあるものの、刑法220条の逮捕・監禁罪に問われる場合もあります。また、壁ドンをすると同時に、その相手に恐怖を植え付ける言葉・脅迫めいた言葉を投げかければ、脅迫罪に問われる可能性もあるなど、あらゆるケースが想定されるのです。

“うっかり有罪”対策のためにも、正しい知識を知っておくことが重要

暴行、脅迫、逮捕・監禁、改めて言葉を並べてみると、ぞっとした人もいるかもしれません。淡いあこがれでしかないと思われていた“壁ドン”ですら、場合によっては思わぬ事態に発展することを理解できたかと思います。あとから「決して悪気はなかった」などと訴えたところで、相手方がネガティブな感情を抱き、心に傷を負ってしまえば、こんな大ごとにもなりかねないということなのです。

時代の流れや社会制度と密接な関係にある法律は、生き物であり、時代を映す鏡ともいえます。壁ドンのような一見ライトな行為であっても、それに関するあらゆるリスクが想定され、どのような理由でどのような罪状に結びつくのかということを研究する学問、それが「法学」です。分厚い六法全書を記憶するなど、たゆまぬ努力の末に膨大な知識の引き出しを得たうえで、上記のようなあらゆる想定を考え、法的ジャッジをくだす下地をつくっていく、とても奥深い学問だといえるでしょう。また、私たちの生活に深く根付いた分野であるからこそ、壁ドンのような身近な話題からでもその知見を深めることができる、魅力的な学問ともいえます。

法律に少しでも興味がある人は、自分の周囲・身近なところにも、法に関する行動や言動がないかどうか考えてみてはいかがでしょうか?


【出典】
Pairy|女性の7割は「壁ドン」されたいと思っていることが判明
http://pairy.com/news/159

弁護士ドットコム │ 女子が憧れる「壁ドン」の告白・・・イケメンがやっても「犯罪」になる可能性アリ?
https://www.bengo4.com/c_1009/c_1201/n_1980/

ORICON NEWS
https://www.oricon.co.jp/news/2045284/full/

この記事のテーマ
法律・政治」を解説

国家は通常、多数の国民によって構成されています。それぞれ考え方が異なる国民をひとつの国家としてまとめようと考えれば、法律によって義務や権利を定め、政治(行政)によってそれらをきちんと運用していくことが必要になります。歴史上、多くの国家がこうしたことを目指し、あるものは成功してあるものは失敗してきました。どのようなときにあっても、道しるべとなるべき法曹家や政治家や評論家などの専門職は不可欠です。

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この記事で取り上げた
「法学」
はこんな学問です

法学の研究領域は広い。憲法、民法、刑法に刑事・民事の両訴訟法と商法(大部分は会社法に移行)を合わせて六法と呼ぶが、これらは重要な法律のごく一部にすぎない。法学では、限りなく追加されていく法律を覚えるのではなく、それらの法律が生み出される原理と法律を活用して社会問題を解決するための思考法を学ぶ。また、法律は時代や社会制度とも密接に関係しており、社会問題についての最新情報も常にアップデートしておく必要がある。

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