【シゴトを知ろう】パラリーガル ~番外編~

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【シゴトを知ろう】パラリーガル ~番外編~

2018.07.31

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】パラリーガル ~番外編~

専門家に依頼をしなければなかなか接点ができない法律事務所の世界。
パラリーガルとして法律事務所で働く番場さんに、知られざる業界内部のことについてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 難解な専門用語を相談者にわかりやすく伝えることも仕事
  • 性格の細かさは法曹界では大切
  • トラブルの対処法によって、謝罪は少なくなる

法的専門用語も噛み砕いて分かりやすく

――法曹界での一般人が知らない業界用語はありますか?

皆さんがもしかしたらどこかで耳にされたことがあるのではという言葉では「免責」でしょうか。これは、読んで字のごとく「責任を問われることを免れること」になります。また、破産手続きにおいては、「債務の全部、もしくは一部を免れること」になります。

読んで字のごとくシリーズ(笑)でもう一つ、「有責配偶者」。これはどんな人を意味するのか、分かりますか?

――まったく聞き慣れない言葉ですね。浮気をしてしまった旦那さんとか?

大体、当たりです(笑)。離婚の原因になった人のことですね。

それから、私は自己破産・個人再生といった債務整理担当の人間なので、その関連用語も一つお話しします。「同廃」、これは「同時廃止」の略語で、借金を抱えてしまった方の中にはそもそも財産を所持していない人もいらっしゃって、そうなると手続費用の支払い自体が困難になるわけです。そして、そのことが裁判所に認められると、破産手続開始と同時に手続が廃止となるんです。

このほかにもさまざまな専門用語があるわけですが、これらを噛み砕いて、ご相談いただいた皆さんに分かりやすく伝えることも、私たちパラリーガルの仕事です。特にご年配の方に対しては、言葉を選ぶことはもちろんのこと、ときには絵や図を活用して説明させていただくこともあります。

お客様のバックグラウンドにもよりますが、業界内・職場内と対お客様でこれだけ用いる言葉が異なることは、珍しいかもしれませんね。

ついつい証拠をとろうとしてしまう!?

――法曹界にはどんな性格の方が多いですか?

何かにつけて、細かい人が多いような気がします。しかし、特に弁護士においては、人の人生を左右するほどの重責を担った仕事ですから、それは大切なことでもあります。そして、彼らをサポートする私たちも、いい意味での細かさ、迅速な行動力、瞬発力などが求められます。

実際、私自身も損得がからむと異常に細かくなります(笑)。
また、業界のあるある話としては「証拠保全」。私自身も必ずやってしまうのですが、万が一の備えとして何でも証拠をとろうとすることは、ポピュラーな職業病と言っていいと思います。


――その性格で得したこと、苦労したことなどがあれば教えてください

細かい性格や知らず知らず染みついた行動パターンによって、トラブルに対しての一時対処法で誤った判断をすることはかなり少なくなると思います。

また、染みついた行動パターンといえば、勤務年数が長くなるにつれて言葉の言い回しも堅くなってきていますね。

例えば、プライベートなトラブルを抱えたとき、相手に手紙やお返事などをする際に、書く文章が法律事務所から送る内容証明文書のようになりがちです。ちなみに、法律事務所から送る内容証明文書とは、弁護士が交渉などで書くちょっと堅い文章で、郵便局により差出人や内容を証明された郵便物のことをいいます。

相続に関する意外な盲点とは!?

――最後に、知っているとためになる知識などありましたら教えてください。

それでは、一般のご家庭でも大体一度はご縁がある、相続に関する話をしましょうか。

ご家族のどなたかが死亡されて遺産の相続が発生すると、その遺産の相続人がいる場合、亡くなった方の資産についてどのように取り扱うかの話し合いが持たれます。これを、専門的な言葉では「遺産分割協議」といいます。その際、関係各所に、亡くなった方の戸籍を提出します。戸籍は、亡くなった方の出生から死亡までを取り寄せる必要があります。そして、本籍地が複数異動しているとなると、取り寄せるまでの余計な時間とお金がかかってしまいます。ですから、戸籍の異動は必要最小限に留めておいた方がいいんですよ。


一つ一つ、普段聞き慣れない専門用語を丁寧に説明してくださった番場さん。物腰の柔らかさ、適応力、人に対する配慮、これらが随所に感じられるお話ばかりで、パラリーガルという仕事は、専門的な法律知識もさることながら「人間力」も大切であることがよく分かりました。「法律に興味があり人をサポートする仕事をしたい」という人は、今回の話を是非参考にしてみてください。

【profile】弁護士法人 東京新宿法律事務所、破産再生課パラリーガル 番場茜
https://www.shinjuku-law.jp/

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「法律事務職員(パラリーガル)」
はこんな仕事です

弁護士を補佐する役割であり、女性の活躍が目立つ職種。弁護士の指示を受けて書類作成の仕事をこなす。主な書類は訴訟、企業法務、契約書、内容証明、登記手続きなど幅広く、自らの専門分野を生かして働くことができる。職場として多いのは法律事務所だが、企業の法務部署や銀行、不動産会社など、法律と関連の深い業種で需要が高い。必須資格はないが一般社団法人日本リーガルアシスタント協会認定の資格取得や専門講座を受講し、就職先を探す道もある。働きながら法の知識と事務的スキルを磨き、司法試験合格を目指す人も多い。

「法律事務職員(パラリーガル)」について詳しく見る

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