そんなことってある!? 良かれと思ってやったことで、訴えられるかもしれない?

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そんなことってある!? 良かれと思ってやったことで、訴えられるかもしれない?

2015.11.02

提供元:マイナビ進学編集部

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そんなことってある!? 良かれと思ってやったことで、訴えられるかもしれない?

困ってる人を助けたら、失敗して逆に訴えられてしまった……。そんな事態が起こらないようにするための法律が海外にはあるようです。その法律の内容についてご紹介します。

この記事をまとめると

  • 患者に何かかあった場合、医師が責任を取らなければいけないことがある
  • 海外には、善意で人を助けようとした人を守るための法律がある
  • 日本には、それに近い法律として、「事務管理」という制度がある

親切にしたくても、親切にできない場面って?

世界的に見て、日本人は「親切だ」といわれることが多いようです。外国から来た旅行客に日本の良さを聞いてみると、「道を尋ねたら目的地まで一緒に行ってくれた」「空港で荷物がなくなって困っていたら一緒に探してくれた」と、やさしくしてもらったことを挙げる人が多いのだとか。

しかし、親切で責任感が強い人でも、こんな困ってしまう場面があります。例えば、医師免許を持った人が旅行などで飛行機に乗っている時に、突然、倒れてしまった人がいたとします。親切な人は、「助けてあげたい」と思うでしょう。しかし、医療設備の整っていない飛行機の中では完璧な処置や治療ができないことが多いはずです。

もしその時の対応によって、患者さんの症状が悪化してしまったり、後遺症が残ってしまった場合などに、そのお医者さんは責任に問われることがあります。良かれと思ってやったのに、訴えられてしまう可能性があるということです。

困っている人を進んで助けるための「善きサマリア人の法」とは?

アメリカやカナダなど海外では、このような時に手を挙げやすくなる法律があります。「善きサマリア人の法」という法律です。どんな法律かというと、「災害や急病で困っている人を助けるために無償で善意の行動をとった場合、その行動が良識的で誠実であれば、失敗してしまっても責任は負わなくていい」というもの。

善きサマリア人の法は、聖書にある挿話の一つからできた法律です。その挿話では、あるユダヤ人が強盗に襲われて倒れているのに、通りかかった人々は知らんぷりをしていました。でも、1人のサマリア人が宿泊所まで運んで手当てをし、宿泊代も負担してあげたのです。このサマリア人のように、「困っている人を進んで助けてあげよう」とつくられたのが、善きサマリア人の法なのです。

日本には「事務管理」という制度がある

善きサマリア人の法は、日本の法律にはありません。しかし、それに近いものとして、民法では「事務管理」という考え方があります。

事務管理とは、通りすがりの人が急病になって手当を手伝った、地震などの災害が起こった時に救助のサポートをしたなど、助ける義務はないけれど他人のために善意でした行動であれば、責任を負わないというものです。また、困っている人を助けるために何らかの費用がかかったのであれば、それを請求することもできます。

こうした法律によって、世の中ではさまざまなことが決められています。法律について詳しく学べるのは、法学という学問です。日本にはどんな法律があり、どんな仕組みになっているのかということに興味がある人は、ぜひ法学を学んでみてください。いざという時に困っている人を助けることができる人になれるかもしれませんね。

この記事のテーマ
法律・政治」を解説

国家は通常、多数の国民によって構成されています。それぞれ考え方が異なる国民をひとつの国家としてまとめようと考えれば、法律によって義務や権利を定め、政治(行政)によってそれらをきちんと運用していくことが必要になります。歴史上、多くの国家がこうしたことを目指し、あるものは成功してあるものは失敗してきました。どのようなときにあっても、道しるべとなるべき法曹家や政治家や評論家などの専門職は不可欠です。

「法律・政治」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「法学」
はこんな学問です

法学の研究領域は広い。憲法、民法、刑法に刑事・民事の両訴訟法と商法(大部分は会社法に移行)を合わせて六法と呼ぶが、これらは重要な法律のごく一部にすぎない。法学では、限りなく追加されていく法律を覚えるのではなく、それらの法律が生み出される原理と法律を活用して社会問題を解決するための思考法を学ぶ。また、法律は時代や社会制度とも密接に関係しており、社会問題についての最新情報も常にアップデートしておく必要がある。

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