【シゴトを知ろう】カスタムメカニック 編

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【シゴトを知ろう】カスタムメカニック 編

2018.06.25

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】カスタムメカニック 編

ナンバーワンよりもオンリーワンにこだわりたい人にうってつけの職業があります。カスタムメカニックです。市販の車を改造したりドレスアップしたりすることで車好きのお客さまに喜んでいただく仕事で、中には自分のこだわりを形にして世界に1台しかない車をたくさん生み出している人もいます。今回は、カスタムカーの世界で最先端を走る井澤孝彦さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • ほんの数ミリのミスで取り返しのつかないことになる繊細な仕事
  • 車の仕組みを理解するために整備の仕事に就いた後、塗装の道へ進む
  • 繊細さが求められる仕事だが、器用さは関係ない

一見して分からないような傷でも一からやり直す

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

私の仕事のメインは車両のカスタムデザインを行い、カスタムペイント(塗装)をすることです。カスタムペイントの他に、エアロパーツ(*1)の開発や製造もしています。

常に新しいカスタムデザインに挑戦しているので、それを実現させるためにこれまでにはないような新しい塗料の企画や開発を塗料メーカーと一緒に行ったりアドバイスをしたりもします。また、新しい塗装方法の研修や講習会なども開催しています。

<一日のスケジュール>
10:00 出勤、簡単なミーティング
10:15 カスタムの作業
12:00 昼食
13:00 作業
15:00 休憩
15:20 作業
18:00 休憩
18:30 作業
21:00 退勤


*1 エアロパーツ:空気抵抗を減少させるための車のパーツ。装飾の要素で取り付けられることも多い。


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

東京オートサロン(*2)やSEMAショー(*3)などの国際的なカスタムカーの展示会に自分がカスタムした車が展示され、国内外含め多くの方々から賛辞をいただいたり、世界で唯一の塗装技術に驚いてもらえたりした瞬間がうれしいです。出展した車がカスタムカーのコンテストで賞をいただいたときは、とても大きなやりがいを感じます。


*2 東京オートサロン:1983年から東京都や千葉県で毎年開催されている世界的なカスタムカーのショー。

*3 SEMAショー:アメリカで50年以上前から開催されているカスタムカーやパーツのトレードショー。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

つらいことは基本的にありませんが、仕事が忙しいときは大変です。毎年1月に開催される展示会(東京オートサロン)に合わせて複数台のカスタムカーを製作します。1台当たり2カ月間くらい時間をかけたいのですが、実際には6、7台を同時進行で3、4カ月前から製作することになるので忙しさが集中します。

また、私のカスタムカー製作には、大変な手間と技術、そして集中力が必要です。車1台分の面積に非常に繊細な手作業を施しますが、ほんの数ミリ、1カ所でもミスをすると取り返しがつかなくなることもあります。

例えば、クリアペイント(透明な塗装)をしてサンディング(磨くこと)する際に角をわずかに剥がしてしまうミスをすると、側面を全部塗り直さなければなりません。もちろん、小さな傷がついても全部やり直しです。常に完璧な仕上げを目指しているので、一般の方が見ても全く分からない傷でも最初からやり直します。

好きなことと向き合ったからこそ、自然と道が開かれた

井澤さんの技術力は大変高く、その斬新なデザインは海外のカスタムカーショーで話題となっている

井澤さんの技術力は大変高く、その斬新なデザインは海外のカスタムカーショーで話題となっている

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

子どもの頃から車が大好きで、高校生になってからは家の近くの自動車修理工場に遊びに行って塗装の作業を見ていました。修理する過程で車がきれいに塗装されていく様子に心惹かれるものがあったからです。

高校を卒業してその修理工場に就職しましたが、最初は塗装部門ではなく、車の仕組みを覚えるため整備部門に配属されました。その後、当初の希望であった塗装部門に異動となり、2社ほど経験してから、2016年にカスタムペイントを専門とする会社を立ち上げました。


Q5. この仕事に就くために何を学びましたか?

私は体育科のある高校にラグビーで推薦入学しました。ラグビーは15名で戦うチームワークが重要なスポーツです。会社として一丸となって作業する仕事もあるので、チームプレーで戦って学んできたことは現在の仕事においてとても役に立っています。

高校卒業後に就職した工場では、まず整備について学びました。「しっかりしたカスタムカーを作るためには、車の仕組みを覚えたほうがいい」と言われたので、昼間は整備の仕事をして車の仕組みや整備について学び、塗装の作業は夜修理部門に行って覚えました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生の頃から自動車の塗装の仕事に強い憧れを抱いていたことが今の仕事につながっています。当時は部活で忙しかったのですが、部活の合間に鈑金塗装を行う修理工場によく行っていました。高校3年生の終わりには頻繁に工場を訪れて、技術的なことも教えてもらっていましたね。

好きであればセンスは磨かれていくもの

エングレービングと呼ばれる彫刻技術を用いて作ったカスタムヘルメット

エングレービングと呼ばれる彫刻技術を用いて作ったカスタムヘルメット

Q7. どういう人がカスタムメカニックに向いていると思いますか?

車が好きな人やカスタムカーを作ってみたい人であれば向いています。作業はとても繊細で高い集中力を必要としますが器用不器用は関係なく、結局「好きな人」が残ります。好きな人なら大変な作業でも続けられますよ。

カスタムペイントの場合はセンスを磨いていけると思うんです。展示会やアメリカの雑誌などでたくさんのカスタムカーを見たりインターネットで情報を探してみたりと、車や車のデザインが好きな人は自然とセンスを磨いています。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

就職を考えたときによく言われるのが、「自分の好きな仕事に就きなさい」ということだと思います。私のように高校生の頃から好きなことややりたいことがはっきりと決まっていれば、そのまま突き進めばいいのですが、好きな仕事が分からなかったり将来やりたいことがまだ見つかっていなかったりする場合は「人」を見つけてほしいです。

尊敬できる人、興味がある仕事をして成功している人、ただ憧れている人でもいいでしょう。怒られてもその人の言うことだったら聞けるような自分が目指したい存在、ずっとついていけるような存在を見つけることも大切です。


カスタムメカニックといっても、必要な知識や得意な分野はさまざま。井澤さんはペイントがメインですが、エンジンやパーツをメインに創作している人もいます。

車をカスタムする仕事をしたいのであれば、まず自動車の構造を知ることが大切です。まずは自動車整備士の資格を取得したり、車の知識を身に付けられる学校を探したりするところから始めてみてはいかがでしょうか。


【profile】株式会社ROHAN(IZAWA ART DESIGN) 代表 井澤孝彦

株式会社ROHAN http://www.rohan-izawa.com

取材協力:KUHL RACING JAPAN(クールレーシングジャパン)
http://www.kuhl-racing.com/

この記事のテーマ
自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」を解説

陸・海・空の交通や物流に関わるスキルを学びます。自動車、飛行機、船舶、鉄道車両などの整備・保守や設計・開発、製造ラインや安全の管理、乗客サービスなど、身につけるべき知識や技術は職業によってさまざまで、特定の資格が求められる職業も多数あります。宇宙については、気象観測や通信を支える衛星に関わる仕事の技術などを学びます。

「自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「カスタムメカニック」
はこんな仕事です

自動車、バイクの修理や機能拡張をする仕事。板金、溶接、塗装、機械工などの技術や最新のトレンドについても熟知した上でユーザーのリクエストを聴き取り、車をカスタマイズする。さまざまな車種や部品に関する知識が必要で、必須資格ではないが「自動車整備士資格」が役立つ。ただ、単なる整備とは異なるため、デザインセンスや独創的なアイデアを磨く努力も大切だ。主な就職先としては、カーカスタマイズ専門店や自動車メーカー、自動車修理工場などが挙げられる。

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