実はかき氷のシロップは同じ味! なぜ味が違うように感じてしまうの?

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実はかき氷のシロップは同じ味! なぜ味が違うように感じてしまうの?

2018.07.12

提供:マイナビ進学編集部

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実はかき氷のシロップは同じ味! なぜ味が違うように感じてしまうの?

「かき氷」にはさまざまな味のシロップが発売され、いろいろな味を楽しめるようになっています。しかし、実はかき氷のシロップはどれも同じ味。どうして同じ成分なのに違う味に感じてしまうのか、その理由について紹介します。

この記事をまとめると

  • かき氷のシロップは実は全て同じ味である
  • 違う味に感じるのは見た目の色と香料による香りで脳が錯覚を起こしていることが原因
  • 脳科学の範囲は広く、人間の行動や心理から脳の働きを研究することは心理学の分野である

かき氷のシロップは全部同じ味だった!

夏の定番デザートといえばかき氷。お祭りではかき氷の屋台が並び、ひとときの涼を与えてくれます。

かき氷を食べるときに楽しみなのがシロップの味選びです。さまざまな味のシロップがありますので、「何味を食べようかな?」と選ぶのが悩ましくも楽しい瞬間です。

そんなかき氷が好きな人にはちょっぴり悲しいニュースですが、実はかき氷にかけるシロップはどれも「同じ味」であることが分かりました。

味覚センサーを研究開発しているAISSY株式会社が、実際にかき氷のシロップ3種(イチゴ・メロン・ブルーハワイ)を甘味・旨味・塩味・苦味・酸味を数値で表現できる味覚センサーにかけて分析したところ、3種類ともほぼ全て同じ数値を示したという検証結果が出ました。

人間の脳は味覚以外に「視覚」と「嗅覚」で味を決めている

全て同じ味なのに、なぜイチゴ味のシロップは「イチゴの味がする」と認識してしまうでしょうか。それには、脳の働きが関係しています。

人間は食べ物の味を「舌」のみで判断していると思いがちですが、実はそれだけではありません。味覚の情報に加え視覚と嗅覚の情報を脳で判断することで味を決定しています。

例えば、イチゴ味のシロップには「イチゴ=赤」というイメージで着色料が用いられており、匂いをイチゴ香料で再現しています。

私たちの脳には「イチゴは赤いもの」という認識が既にインプットされています。このような食品の味を色で表現したものを「味覚色」といいます。シロップの色は実際には着色料なのですが、私たちはかき氷の上にかけられた赤いシロップを見て「これはイチゴの味だ」と期待しているのです。

色と同様に匂いも「イチゴの匂い」という情報が脳にインプットされているため、イチゴ香料から感じる匂いで脳が「これはイチゴ味だ」と判断してしまうのです。

この2つの「錯覚」により脳はイチゴと判断してしまったため、他のシロップと同じ味でもイチゴ味という幻の味を味わってしまうのです。

このように、脳の味覚判断には視覚と嗅覚が大きな役割を持ちます。テレビの番組で目隠しして食べたものを当てるというクイズで答えられなかったり、風邪を引いて鼻が詰まっているときに食べ物がおいしく感じなかったりするのは、視覚と嗅覚が遮断されたことにより味を明確に判別できなくなるからなのです。

こう考えるとかき氷のシロップは、視覚・嗅覚・味覚という3つの感覚から伝えられる情報の多さで味を判断するという脳の働きをうまく利用した商品なのかもしれません。

心理学の観点からも脳科学を研究することが出来る

脳はさまざまな情報から物事を判断し、体に命令を伝達します。かき氷のシロップのように香料や着色料によって「錯覚」を起こしてしまうという現象も脳が器官から得た情報と蓄積した知識・経験から適切な判断を下した結果といえます。

このように、脳の働きを研究する学問を広く「脳科学」と呼びますが、脳科学の範囲は広くさまざまな学問からアプローチが可能です。脳のどのような機能や性質を学びたいかによって学ぶべき学問が異なります。今回のような人間の行動による脳の働きは心理学的な観点から研究が行なわれています。

もし人間の行動や心理的な観点から脳のことを学びたいと思うのであれば、心理学の門を叩いてみてはいかがでしょうか?

【出典】
・AISSY.inc 味博士の研究所
https://aissy.co.jp/ajihakase/blog/archives/6608
https://aissy.co.jp/ajihakase/blog/archives/14442
・味覚判断に及ぼす視覚と嗅覚の遮断効果
https://psych.or.jp/meeting/proceedings/71/poster/pdf/2pm115.pdf

この記事のテーマ
人間・心理」を解説

人を研究対象として、人間の心理や身体、人間が作る社会集団、生活の特徴やあり方を研究します。人間科学は、人間という存在や関係性そのものを研究し、学習範囲は栄養学から文化人類学、スポーツ科学まで広範囲にわたります。心理学は人間の心や行動の特徴を分析・解明します。ストレス社会と呼ばれ、心の病に苦しむ人が増加している現代では、なかでも臨床心理学の重要性が注目されています。人間の存在意義の基礎となる学問です。

「人間・心理」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「心理学」
はこんな学問です

人間の心理や行動がどのような原理で動いているのかを研究する学問である。それにはさまざまなアプローチがある。たとえば、認知心理学では対象を知覚してから言語化するまでの作用を情報処理のプロセスとして理解する。発達心理学は人間が誕生してから死ぬまでの心の変化が何によるのかを探究する。臨床心理学は心のバランスを崩してしまった人の状態の改善をめざす。志望校に自分の本当に学びたい心理学があるかどうかを必ず確認することが大切だ。

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