初めてのボランティア参加! その前に確認しておきたい注意事項と心構えとは?
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「何か人の役に立ちたい」という気持ちが芽生え、ボランティア活動をしてみようと考えた人も多いのではないでしょうか。でもボランティアの選び方を間違えてしまったりすると主催者などに迷惑をかけることになったり、自分も後悔することになります。そこで今回はボランティアを選ぶ時の注意点や、参加前に確認しておきたい心構えを紹介したいと思います。
この記事をまとめると
- ボランティアへ参加する前に、参加費用の有無をチェックしよう
- 自分の能力に見合ったボランティアへ参加しよう
- 友達と参加する場合、遊びに行くのではないことを自覚しよう
参加費用が必要なボランティアもある!
あまり知られていることではありませんが、ボランティアによっては参加費用がかかるものがあります。
「無償で働くのに参加費まで払うの?」と疑問に思う人がいるかもしれません。しかし残念なことに軽い気持ちでボランティアへ参加する人が多いのも事実。参加費を徴収する背景には、真剣な気持ちでボランティアに参加してほしいという主催者側の思惑もあるようです。
人が集まる場所に、いろいろな費用がかかるのは仕方がないこと。滞在費や食費などに充てるため、参加費を募るボランティア団体もあるのです。また、ボランティア活動を行う中で、予期せぬ事故やけがが起こってしまうかもしれません。そのような万が一に備えて、ボランティア保険への加入を必須としている団体も多いようです。いずれにしてもボランティアに参加する前に、参加費や保険料が必要なのかどうかをきちんと確認しておきましょう。
無理なくできるボランティアかどうか確認をしよう
ボランティア活動にもさまざまな種類があります。どういうボランティアに参加するか決める時には、
自分の能力でできる範囲かどうか、きちんと判断をしましょう。
例えば自然災害にあった地域のボランティアは、厳しい環境で作業をしなければならないものもあります。困っている人たちの力になりたいという思いはとても大切ですが、こうした環境で作業をするには、相手を思いやる気持ちだけでなく、経験や精神力も不可欠です。自分の能力以上のことを引き受けてしまうと、かえってまわりに迷惑をかけることになってしまうので、冷静な気持ちで参加できるかどうかを判断しましょう。
また、高校生の本分は学校生活をきちんと送り勉強をすることです。学校生活、勉強、部活動などに
支障をきたすボランティア活動は避けなければいけません。身近なところで参加できるボランティアも
数多くありますから、親や学校の先生に相談してみましょう。
ボランティア活動は遊びではないことを自覚しよう
初めてのボランティア、一人ではちょっと不安という人は友達と参加する人もいるのではないでしょうか。この時に一番心得てほしいことは、ボランティア活動は遊びではないということです。
学校以外の場所で友達と活動することは、とても新鮮味があることです。ワクワクする気持ちが起きることは無理もありませんが、おしゃべりをしたりはしゃぎすぎたりすると、肝心のボランティア活動がおろそかになってしまいます。これでは本末転倒ですので、きちんと自分が何を目的に参加しているのかを考えて行動しましょう。
もちろん友達と参加すること自体が悪いことではありません。ただ、ボランティア活動に参加する魅力の一つは、いろいろな人と関わりながら作業ができることです。学校生活では接する機会のない大人の人たちと出会えるチャンスですから、友達同士で固まらずに積極的に周りの人たちとコミュニケーションをとりましょう。ボランティアへの参加によって知ることができたことが、高校生活の貴重な経験になるかもしれません。
ボランティア活動をやると決めたからには「あれもやりたい、これもやりたい」と、はやる気持ちが抑えられないかもしれません。やる気があるのはとても良いことですが、きちんと責任を持って果たせるボランティアなのかどうかを見極めることは重要です。そうしたことを頭の片隅において、ボランティアの仕事を探してみましょう。
出典:
村おこしNPO法人 ECOFF
http://ecoff.org/fee
千葉市ボランティアセンター
http://www.chiba-shakyo.jp/vc/v-kokoroe/
朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/special/saigaishi/volunteer/