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【文部科学省・内藤敏也さんに聞く】専門職大学ってどんな所?

2018.05.17

提供:マイナビ進学編集部

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【文部科学省・内藤敏也さんに聞く】専門職大学ってどんな所?

高校生の新たな進学先として注目される専門職大学。具体的にどのような教育機関なのか、気になる人は多いことでしょう。文部科学省 高等教育局 主任大学改革官の内藤敏也さんに、専門職大学が設置されるに至った経緯、進学先としての魅力などを語っていただきました。

この記事をまとめると

  • 専門職大学は、変化する社会の中で活躍できる人材を育てるために設置された
  • 専門職大学の魅力は、実社会で必要とされる資質・能力が身に付くこと
  • 専門高校を卒業した人の進路の一つにもなり得る!

専門職大学はどのようにして誕生したか

――専門職大学は、どのような経緯で誕生したのでしょうか?

若者が自らの夢や志を考え、目的意識を持って職業能力を身に付けられるようにすることも、教育の役割の一つであると思います。特に、高等教育段階では、産業構造の変化や技術革新等に対応して、質の高い職業人の養成が望まれます。

2014年6月に政府の教育再生実行会議が取りまとめた第5次提言「今後の学制等のあり方について」では、このような問題意識を踏まえて、既存の大学・高専・専門学校等における職業教育を充実するとともに、質の高い実践的な職業教育機関の制度化について、提言がありました。

この提言を受けて文部科学省として検討を進め、国会で法律(学校教育法)が改正されたことにより、新しい制度として専門職大学・専門職短期大学が誕生することになりました。2019年4月に最初の専門職大学・専門職短期大学・専門職学科(*1)(以下、「専門職大学等」という。)がスタートする予定ですが、その後も認可申請に基づいて文部科学省は適正に審査を行い、順次認可していくこととしています。

*1専門職学科:既存の大学・短期大学の一部の組織として「専門職学科」を設置するもの。専門職大学・専門職短期大学の制度創設に合わせて制度化された。

――議論が本格化したのは、なぜでしょうか?

人工知能(AI)の進化・普及等により、ここ数年は社会の変化が加速度を増しています。中には「子どもたちの多くは将来、今は存在しない職業に就く」と予測する学者もいるほどです。そうした「変化し続ける社会」で活躍できる人材を育てるには、やはり新たな高等教育機関が必要であろうとの結論になったわけです。

進学先の一つとして認識してもらうために

――専門職大学の認知拡大は、どのように進められていますか?

私は3月まで千葉県教育委員会で教育長を務めていました。その中で、高校の校長先生や進路指導担当の先生に、専門職大学等が十分に認知されていないことを感じました。この点については今後、パンフレットを作成・配布するなどして、高校や高校生への認知拡大に努めていきたいと考えています。

一方で、それぞれの地域で専門職大学等自体が開設されないと、関係者に進学先の一つとして認識してもらえない側面もあります。そのため、設置に関心がある人たち向けに説明会を開催するなどして、設置促進に向けた広報活動も展開しているところです。

専門職大学はどんなところが魅力的か

――内藤さんご自身、専門職大学のどんなところが魅力的だとお考えですか?

第一に、学びの内容が実社会と直結している点です。専門職大学等は、既存の大学以上に、職業を意識したカリキュラムが組めるような制度設計になっています。また、実社会での経験が豊富な「実務家教員」も数多く配置できます。

さらには、身に付けた技術・技能を、発展・展開する資質も身に付きます。例えば、調理の技術を身に付けた人が、経営学的な知識を学んで経営者としての才能を伸ばしたり、食文化への知識を深めて店舗をプロデュースしたりといったことも考えられます。

専門高校の卒業生の進路の一つに

――今後、高校生の進路選択にどのような影響を与えそうでしょうか?

専門職大学等のカリキュラムは、工業高校や商業高校、農業高校など専門高校のカリキュラムともつながりがあります。そのため、専門高校を卒業した人が、「もっと学びたい」と考えた時、専門職大学等が進路の一つになり得ると考えています。

現状、「専門高校を卒業後は就職するもの」と考える人が少なくありません。専門職大学等ができれば、専門高校に対するそうした認識も改められ、中学生の進路選択のあり方が変わってくる可能性もあると私は考えています。

変化する社会に対応するために、世の中の熱い期待を背負って誕生した専門職大学。高校生にとってはもちろん中学生にとっても、自己実現を図る上で大切な役割を果たしてくれそうです。今後の動向に注目していきましょう。

【取材協力】
文部科学省 高等教育局 主任大学改革官 内藤敏也

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