【シゴトを知ろう】福祉施設指導専門員 編

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【シゴトを知ろう】福祉施設指導専門員 編

2018.06.01

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】福祉施設指導専門員 編

さまざまな福祉施設で、高齢者や子ども、障がい者へのサポートを行い、その家族や職場との調整をしていく専門員が活躍しています。

今回は、東京障害者職業センターで障がい者に対し職業カウンセリングを行う、井上恭子さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 障がい者への就職相談・職業能力などを行っている
  • 障がいへの正しい理解によって、職場で働きやすくなることもある
  • 大学で学んだ心理学やボランティアの経験が今につながっている

障がいを理解し、それぞれの特性に合った職業支援を行う

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
私は東京障害者職業センターに所属し、障害者職業カウンセラーとして、主に就職を目指される障がいのある方への就職相談・職業能力などの評価を担当しています。

障害者職業カウンセラー職は全国の地域障害者職業センターに勤務し、お仕事を探している障がいのある方に対して、就職相談・職業能力などの評価、就職前の支援から就職後職場に適応するための援助まで、個々の状況に応じた継続的なサービスを行う仕事です。また、併せて障がいのある方の雇用管理を行う会社への相談や支援も行っています。

相談を担当させていただく方の中には、発達障がいのある方、精神障がいのある方、高次脳機能障がいのある方なども多くいらっしゃいます。こういった方々の場合外見上は障がいが分かりにくく、特性に応じた障がいの理解が必要になります。

<一日のスケジュール>
8:45 出勤。メールチェック、職員同士の打合せ
10:00 当センターの利用を希望される方に対するインテーク相談(初回相談)
12:00 お昼休憩
13:00 ミーティング (利用を希望される方の状況について情報共有、勉強会等)
15:00 会社訪問 (就職された方の職場定着のための訪問)
16:30 帰所。事務処理
17:00 終業
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
今まで職場でうまくいかずに悩んでいらっしゃった方が、就職支援を受け、会社の方から障がいに対する理解を得て、持っている力を発揮し生き生きと働いている姿を見ると、とてもやりがいを感じます。障がいに対する配慮は必要ではありますが、それ以上にたくさんの魅力や力を持っている方が多く、日々の相談の中で私自身さまざまなことを教えていただいています。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
障がいのある方の中には、職場で障がいに対する理解を得られずに人間関係が悪くなってしまう経験をされている方もいます。一度生じた誤解やマイナスの感情を変えることはなかなか難しく、職場定着の支援を行う上で苦労することがありますが、障がいについての正しい理解が得られることで、職場の人との関係性が変わっていくこともあります。大変ですが、同時にやりがいを感じることでもありますね。 

就職後も勉強し、精神保健福祉士と社会福祉士の資格を取得

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?
 
大学時代にボランティアサークルに所属し、障がいのある方への食事の支援、外出の介助などを経験したり、ご家族の相談を受けたりしました。本人やご家族との交流の中で「働くこと」「お給料をもらうこと」が生活のハリや自信に大きな影響を及ぼすことを目の当たりにしました。

そうした経験を経て、障がいのある方の職業的な自立を支援する仕事に携わりたいと思っているときに、大学のゼミの先輩の紹介でこの仕事を知り、採用試験を受けて就職しました。
 
 
Q5. 大学では何を学びましたか?
 
大学では人間科学部に所属し心理学、社会学、生物学などを幅広く勉強しました。勉強だけでなくボランティアやサークル、趣味の活動、友人との交流など、たくさんの方と触れ合う中で視野が広がったことが、仕事上のコミュニケーションの土台となっていると感じます。

障がいについての専門知識は職場で働きながら学んだことも多いですが、就職後、より幅広い知識を得たいと思い通信教育で勉強し、「精神保健福祉士」と「社会福祉士」の資格を取得しました。就職前の勉強ももちろん必要ですが、就職後もさまざまな自己研鑽が生かされる仕事だと思います。

 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

当時は漠然と「誰かから喜ばれる仕事がしたい!」と思っていました。そのための具体的な仕事のイメージはまだなかったのですが、大学で心理学を学んだり、ボランティアの経験をしたりなど、自分の興味のあることに関わってきた結果、今の仕事にたどり着きました。

担当した人々の良いところを見つけて、支援を行っていく

Q7. どういう人がこの仕事に向いていると思いますか?
 
「仕事を楽しむ気持ちのある人」と「人の良いところを見つけるのが得意な人」です。

私たちは、「障害者職業カウンセラー職」として、さまざまな障がいのある方の仕事に関する相談に乗っています。仕事には楽しいこともあれば、その分大変なこと、苦しいこともたくさんあります。仕事に関する相談を受ける私たち自身が、仕事の楽しさを積極的に見つけ、やりがいを持って取り組んでいなければ、就職に向かう方々の後押しはできません。

ですので、日々のご相談や職場での上司や同僚とのコミュニケーション、関係機関とのやり取りなどに真剣に取り組みながら、常にその中にも楽しさ、やりがいを見出していきたいと思っています。

また、障がいのある方の中には、今までの職業経験から自信を失っている方も多くいらっしゃいます。就職相談や職業適性に関する評価、就職活動の支援などを通じて、その方の強みや魅力をあらためて発見することが就職活動の成功につながることがあります。関わらせていただいた方の良いところに気付き、それをお伝えしつつ、強みを生かすことができるように支援を行っていくことがとても大切だと思っています。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
皆さんが今高校生活の中で体験されていること、これから経験すること全てがとても貴重な経験だと思います!

勉強はもちろんですが、友達との付き合い、誰かと協力して何かを作り上げる経験、その上での苦労、悩み全てが貴重な体験であり、そこで悩んだ経験もその後の自身の成長や興味につながる必要なことだと思います。そして、自分自身の将来を考える上では、少しでも興味があることについては積極的に触れたり経験したりしてくださいね! そこから将来の仕事につながる道筋が見えてくることもあると思います。

そして、職業生活は長いです。その中には、楽しいことも大変なこともたくさんあるかと思います。職業生活を楽しむためにも、ぜひ自分自身の好きなこと、心を許せる友達を大切にしていってください。


自分で働いてお金を稼ぎ、自立することは障がいのある人々にとってとても重要なことです。本人と施設や職場との間に立ち、相談に乗っていく井上さんの仕事は、今後もより多くの方から必要とされるはずです。社会福祉の領域にはさまざまな職種がありますが、人の良いところを見つけるのが得意という人は、「職業」という側面から人をサポートするこの仕事を目指してみると良いかもしれませんね。
 

【profile】独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 東京障害者職業センター 井上恭子
公式HP:http://www.jeed.or.jp/index.html

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

現場で福祉を担う介護福祉士などのスペシャリストや、福祉サービスの企画・提案ができる人材を育成します。通常の生活を営むことが困難な人の生活を助けるための専門知識、技術を身につけ、職種により就業に必要な資格取得を目指します。高齢化が進む中、精神的なケアや寝たきりを防ぐための運動指導など、必要な専門知識や技術も幅広くなっています。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「福祉相談指導専門員」
はこんな仕事です

介護施設や医療施設において、介護に携わるスタッフから、または本人、その家族から詳しくヒアリングし、個別に身体・健康状態に合った住環境の整備、介護用品の選択基準、入院に必要な諸手続きなどについて、的確なアドバイスを行う専門職となる。この職に就く条件としては「介護福祉士」「ケアマネジャー」などの有資格者に限られるケースが多い。介護保険、介護手法、介護施設・サービス内容について、十分な経験と知識を持っている人が求められているので、まず福祉系の学部でしっかり基礎を固めておきたい。

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