何が自分に合っているか分からない。どうやって進路を決めればよい? ~進路のミカタ知恵袋~
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Q.何が自分に合っているのか分からないので、進路を決めることができません。どうしたらいいでしょうか?
A.「好きなこと」を軸に決めることが大切。自分に合っているかどうか分かるのは少し時間がかかるものなので、焦らないで。
【自分の行動パターンから、好きなものが何かを探してみよう】
質問を受けて、改めて「合っている」という言葉を調べてみると「正しい」「正解」「間違っていない」などの意味が出てきました。質問者さんはきっと、自分にとって間違いのない進路を選択したいと思って悩んでいるのでしょう。
でも最初から「間違ってはいけない!」と肩に力が入ると気が重くなります。そこで「私が好きなものってなんだろう?」というところからヒントを探してみてはどうでしょうか。
具体的には日々の行動パターンから考えてみましょう。学校の授業で何が好きか、好きとまではいかないけれど、他と比べて苦ではないものは何か。また、外で体を動かすのが好きか家で落ち着いて本を読むのが好きか、よく見るテレビや映画はどんなジャンルかなど、ささいなところにヒントが隠されているはずです。
【「知る」ことで好きになることもある】
何かを好きになることは、まずそのことについて「知る」ということです。知らなければ当然興味も持てませんし、好きになることはできません。積極的に未知の世界へ目を向けたり、調べたりしてみましょう。今は高校生向けにいろいろなイベントが開催されています。自分で調べて足を運ぶのはもちろんのこと、学校の先生や友達、親から誘いがあったときは、「難しそうかも」と思ってもできるだけ断らずに行ってみるのもいいかもしれません。そこで意外な発見があるかもしれませんよ。
【親と意見が違っても「好き」な気持ちがあればぶれずに貫こう】
やりたいことを見つけたものの、親と意見が食い違っているため、自分で決めたことが本当に合っているのか分からなくなったという人も中にはいるかもしれません。
例えば親は法律や経済を勉強してほしいと望んでいるけれど、本人がやりたいことは歴史や考古学の勉強、といったパターンです。親に反対されると、ついつい「自分に合っていないのでは……」と弱気になってしまうでしょう。
しかし勉強をするのは親ではなく自分自身。高校を卒業して2年から4年、またはそれ以上の月日を費やすものですから、まわりの意見を参考にしながらも、ぶれずに自分の意志をきちんと持ちましょう。
誰でも自分で選んだことに対して「間違えた!」と思いたくないものです。ですが決めた進路が自分に合っているかどうか分かるのは、少し時間がかかると思います。焦って結論を出す必要はないでしょう。
「好き」「興味がある」という気持ちで決めたことは、多少大変でも乗り越えられるはず。これらの気持ちを大切に、自分に合う進路を見つけてくださいね。
【回答者:進路のミカタ編集部】