【シゴトを知ろう】プレス工 編

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【シゴトを知ろう】プレス工 編

2018.05.30

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】プレス工 編

毎日のように使用するパソコンやスマホ、移動手段として用いる自動車や電車。これらは全て金属がなければ成り立ちません。そして、その金属の部品を規格に合わせて加工する職人が存在しています。
今回は、金属プレス加工を行っている浜野製作所でプレス工として働く徳永高弘さんに、仕事の魅力や大変さについてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 1つの技術習得に1~2年かかることも。仕事を任されるようになった時はうれしい
  • ものづくりができる工場に勤めたいと考えプレス工になった
  • ゼロからのものづくりは、完成したときの満足感が大きい

常に需要がある職業で、お客さまも多種多様

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

金属プレス加工の実作業の他に、材料を発注したり金型の段取りをしたりしています。
金属プレス加工の仕事をする時は、まず金型をプレス機にはめ込みそこに金属の板や塊を入れてからプレス機を動かします。15~80トンまでの単発プレス機があり、お客さまの要望に応じてさまざまな形の金属に加工していきます。2次加工に含まれる「タップ」と呼ばれるねじ切りの作業も非常に多いですね。多くのお客さまから仕事を依頼されていますし、半導体関係やアンテナ関係、医療関係、自動車関係の部品など製品の種類もさまざまなので、毎日いろいろな加工をしています。

現在私は管理職なので、プレス工として仕事をするのは1日3〜4時間です。あとは、電話対応や社内の打ち合わせ、お客さまの対応をしています。金型作りやプレスなど金属加工に関わる業務全般の見積書の作成も担当しています。

<一日のスケジュール>
08:30 始業、朝礼開始
08:50 清掃
09:10 その日の予定をプレス工のメンバーに確認、作業の指示など
09:30 金型を用意しプレス作業の準備
10:00 プレス作業
12:00 昼食
13:00 打ち合わせ
14:00 見積書作成
15:00 プレス作業
17:45 終業


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

難しい仕事が達成できた時はとてもうれしいです。そして、短時間で仕上げたり難しい形に対応したりしたことに対して、お客さまからお礼を言われた時にやりがいを感じます。

また、先輩の指導を受けて1つの技術を修得し、一通り自分の力でできるようになるまでに1~2年かかることがあるので、信頼されて仕事を任せてもらえるようになった時はうれしかったです。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

年齢を重ねて重い金属を持つのがきつくなりました(笑)。

あと、仕事が立て込むと苦しいですね。どの仕事も納期を遅らせるわけにはいきません。どんな業種でも同じだと思いますが、とにかく納期は絶対に守ることが求められます。忙しい時期はお客さまによって異なるため、弊社は年中繁忙期という感じです。精度は良くて当たり前なので、短い時間で作業を行わなければいけないときはつらいです。

半導体関係の部品はずっと需要があり常に人手不足です。新しいスタッフが入ってきても、経験がないと慣れるまでに時間がかかります。一から丁寧に教えていくのは大変ですが、センスのある人はいます。運転手として入社したけれども、手先が器用で本人の興味もあり、今はプレス機械を扱っている人もいます。

ものづくりをしていた家族に感化されて今の仕事に就いた

プレス機械と金型を使って1枚の金属から型を抜いたもの

プレス機械と金型を使って1枚の金属から型を抜いたもの

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

祖父が機械関係の工場を経営していたため、小さい頃からものづくりの現場を身近に感じていました。高校卒業後はどの分野でもいいから工場で仕事をしたいと思っていたので、条件が合った会社に就職したところ、たまたま金属プレス加工を専門とする会社だったのです。

その会社では主に自動車関係の部品を製作していましたが、10年前に転職した現在勤めている会社ではいろいろなものを作っています。できることが増えましたし、対応力が磨かれてスキルアップになっています。


Q5. この仕事に就くために何を学びましたか?

工業系の高校で機械に関することを一通り学びました。ただ、仕事をするに当たっての雰囲気はつかめましたが、高校で学んだこと自体はあまり役に立たなかったです。

現在行っている仕事の多くは高校卒業後に入社した会社で覚えたのですが、同じプレス加工の仕事でも少し違うところがありました。前の会社では言われたことだけをしていればよかったのですが、今はいろいろなことを自分で考えていかなければなりません。図面の作成方法や作業の仕方、部下の指導方法、仕事の振り分け方などについて、仕事をしながら学び考えて実行していくことが求められています。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

祖父が工場を経営していただけではなく母の実家では豆腐屋を営んでいたので、「作って売る」ということに興味を持つようになりました。小中高と大きくなるにつれ、工場で働けたらいいなと思っていました。

金属プレス加工の仕事をするようになるとは考えていませんでしたが、自分の成果物を形に残したかったので、何かを作ってお客さまに喜んでもらう仕事に漠然とした夢を抱いていました。そういう意味では、かつての夢が現在の仕事につながっているのかもしれません。

自分で作ることを楽しみ、創造力を持つ人が向いている職業

プレス機械を使って金属を加工する

プレス機械を使って金属を加工する

Q7. どういう人がプレス工に向いていると思いますか?

ものづくりが好きなことが大前提ですが、プレス工の仕事は今や多岐にわたっているので、自分が作りたいものを描く力がある人、コンピューターの画面に自分で設計して計算して描くことが楽しいと思える人が向いています。

与えられた仕事を淡々とこなす単純作業をしていればいい時代ではありません。図面を自分で作れること、誰がその図面を見ても的確に指示が分かることが重要です。創意工夫にあふれた現場なので、創造力のある人も向いていますね。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

当社には、小学生から大学生までたくさんの若者が工場見学に来ています。毎年大学生・高専生を対象にしたインターンシップ(*)を受け付けていますし、就職を希望する若者たちもたくさん来ています。でも、ほとんどの人が設計プログラムに目を向けていて、ものづくりをゼロからしてみたいという人は少数です。

油だらけになり汚れることも多いプレス工の仕事ですが、ゼロからのものづくりが完成したときの満足感はとても大きいです。さらに、それを喜んでくれるお客さまがいらっしゃれば喜びが倍増します。皆さんもぜひ、プレス工の仕事をしてみませんか。


*インターンシップ:就職する前に、興味のある業界や業種、企業で一定期間実務を経験することによって、将来の仕事選択に役立てる制度のこと。


プレス工は、さまざまな業界のお客さまから喜んでもらえて、そして多くの人の手に渡っていく製品作りの一端を担えるやりがいのある職業だということを徳永さんのお話から感じることができました。

機械を用いて行う作業が多く、その作業一つひとつに技術が必要とされます。ものづくりがしたい、頭の中で思い描いているものを形にしてみたい、そんな思いを持っている人は、プレス工の仕事に目を向けてみてはいかがでしょうか。


【profile】株式会社浜野製作所 製造本部金型機械加工部門副部長 徳永高弘

浜野製作所 http://hamano-products.co.jp/

この記事のテーマ
自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」を解説

陸・海・空の交通や物流に関わるスキルを学びます。自動車、飛行機、船舶、鉄道車両などの整備・保守や設計・開発、製造ラインや安全の管理、乗客サービスなど、身につけるべき知識や技術は職業によってさまざまで、特定の資格が求められる職業も多数あります。宇宙については、気象観測や通信を支える衛星に関わる仕事の技術などを学びます。

「自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「プレス工」
はこんな仕事です

プレス機械を使って、金属板などを加工したり成型したりする仕事。資材は鋼板のほか、繊維やプラスチックなどさまざまで、大きいものだと自動車のパーツ、小さいものだとカメラや腕時計の部品などをつくる。この技術はプレス加工と呼ばれ、工業製品の製造に幅広く利用されている。機械の操作やパーツの点検は正確さが求められるため、地道な作業と向き合える人が向いているだろう。また、必須資格ではないが、「プレス機械作業主任者」の国家資格が実務経験と高い技術の証明となる。

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