納豆のネバネバには地球を救うパワーが秘められている?

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納豆のネバネバには地球を救うパワーが秘められている?

2018.06.20

提供:マイナビ進学編集部

納豆のネバネバには地球を救うパワーが秘められている?

日本の朝食の定番である納豆。実は、納豆は健康に良いだけでなく、ネバネバ成分を活用して環境問題を解決できるかもしれないのです。地球環境を救うかもしれない、納豆の驚異的なパワーを紹介します。

この記事をまとめると

  • 納豆の糸から作られる納豆樹脂が地球の環境問題を解決するかもしれない
  • 納豆樹脂の驚異的な吸水力を利用して拡大する砂漠を緑化する計画が進んでいる
  • 納豆という身近な食べ物が農芸化学という視点で社会の役に立つ発見につながった

朝食の定番「納豆」が世界を救うかもしれない!?

日本人の朝食の定番といえば「納豆」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? 混ぜれば混ぜるほどネバネバとした糸を引く特徴を持つ発酵食品です。ご飯との相性も非常によく、整腸効果や免疫力向上、ダイエット・美容効果、生活習慣病予防などたくさんの効果が期待される「健康食材」であることは有名ですよね。

身体にとって素晴らしいパワーを持つ納豆なのですが、実は納豆パワーは私たち人間に健康をもたらすだけにとどまらず、もしかしたら地球まで救うかもしれないのです。

地球は現在さまざまな環境問題を抱えており、その一つが「砂漠化」です。地球温暖化や森林伐採などの影響により世界各地で砂漠化が進んでいます。砂漠の拡大を防ぐための対策も行われていますが、現状まだまだ大きな成果が得られていない状態です。

そんな中、納豆の糸から作られた「納豆樹脂」が日本の大学で開発されました。この納豆樹脂が砂漠化を止める救世主となるかもしれないというのです!

納豆の糸から作られる「納豆樹脂」のすごいパワー

「納豆樹脂」は納豆のネバネバした糸から作られます。納豆の糸は「ポリグルタミン酸」という物質で、旨味成分であるグルタミン酸からできています。納豆を混ぜるとおいしくなるのは、混ぜることでポリグルタミン酸がちぎれてグルタミン酸が分離するからだそうです。

このポリグルタミン酸に放射線を当てるとゲル状の物質に変化します。それを凍結し、乾燥させることで納豆樹脂と呼ばれる粉末が作られます。

この納豆樹脂の最も特徴的な点は「驚異的な吸水力」です。納豆樹脂粉末に水を加えるとたちまち元のゲル状に戻っていき、少しずつ分解されるのですが、なんと納豆樹脂の粉末1グラムで2リットル以上の水を吸収することが可能なのです。また、元々自然のものから作られた樹脂なので微生物による分解も可能です。たとえ地面にばらまいてもゴミが出ることはありません。

これらの性質を生かし、紙おむつや化粧品などの商品が開発されていますが、納豆パワーはそれだけにとどまりません。この納豆樹脂を「砂漠の緑化」に利用しようという計画が日本で進んでいるのです。

納豆樹脂に泥と水、そして植物の種子を混ぜて砂漠に埋めます。極めて高い保水能力を持つ納豆樹脂を混ぜることで砂漠に泥の養分と水分がすぐに吸収されず徐々に溶け出すため、ちゃんと種子が発芽し植物が育つという仕組みです。もちろん砂漠に残留ゴミが出ることはありません。

納豆樹脂の製造技術や低コスト化が実現すれば、砂漠にたくさんの納豆樹脂を投入することで乾いた大地に栄養・水分・植物を与えることができるでしょう。

納豆の力で枯れた土地に花を咲かせるというまるで「花咲かじいさん」のような話が、もう少し先の未来、実現するのかもしれません。

食べ物の成分には意外な力が隠されている

このように、普段私たちが何気なく食べている食べ物も、学問的な視点で見ることで社会の役に立つ発見につながることもあるのです。納豆などの発酵食品は微生物の作用によって作られる食品であり、このような作用によって生み出される有用な成分を化学的に研究する学問を農学の中でも「農芸化学」といいます。

人間は他の生物の力を使って食べ物を手に入れています。そして、その食べ物を作り出す過程でさまざまな有用成分が生み出されているのです。農芸化学を学ぶことで食品の新たな可能性を発見することができるかもしれません。研究した成果を商品開発などに生かすだけでなく、社会的な問題にもアプローチができるこの学問をぜひ学んでみてはいかがでしょうか?

【出典】
免疫力を高める食事のルール10
https://hallom.jp/7895
健康食の代名詞!「納豆」のダイエットパワー
http://www.skincare-univ.com/article/004793/
J-NET21中小企業ビジネス支援サイト
http://j-net21.smrj.go.jp/well/genki/2004/05/post_13.html
at home教授対談シリーズこだわりアカデミー   
https://www.athome-academy.jp/archive/biology/0000000029_all.html
ニッポン創造
http://www.ntv.co.jp/team/backnumber/29.html

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「農芸化学」
はこんな学問です

農学が対象とする動植物や微生物のもたらす有用な物質や食品・健康効果など、主に化学を使って研究する学問を農芸化学という。専門分野としては、発酵食品の製造や医薬品・洗剤にも活用される有用な酵素を研究する「酵素化学」、微生物を使って環境ホルモンを分解するなど環境問題を解決する「微生物学」、昆虫ホルモンの害虫駆除機能や植物の代謝物の健康機能について研究する「生物有機化学」などがある。

「農芸化学」について詳しく見る

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