【シゴトを知ろう】海上自衛官 編

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【シゴトを知ろう】海上自衛官 編

2018.05.28

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】海上自衛官 編

日本は海に囲まれている国なので海の資源に恵まれています。一方で、海を介した危険な出来事が起こる可能性もあります。そのような非常事態などに対処し、国や国民を守ってくれるのが海上自衛官です。有事に備えてどのような仕事をしているのか、海上自衛隊横須賀地方総監部(神奈川県)配属の海上自衛官である澤田貴郁(たかふみ)さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 1年のうち100日間は海の上。訓練によっては半年間日本を離れることも
  • 海を職場にすることにロマンを感じて海上自衛官へ
  • 自衛隊の中でも一番海外へ行く頻度が多い職種

海上では携帯電話が通じないので、家族とほとんど連絡が取れない

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

第1護衛隊群第1護衛隊に所属する護衛艦「はたかぜ」の魚雷を扱う仕事を担当しています。魚雷員として、「はたかぜ」に搭載されている魚雷発射管やアスロック(*)発射機の整備をしています。日々の護衛艦の整備や清掃は「はたかぜ」の乗組員全員で行います。

1年のうち少なくとも100日間くらいは航行しており、長い時には世界一周の訓練で半年間ほど海の上にいることもあります。

*アスロック:護衛艦などに搭載し、潜水艦に対する攻撃を行う際に用いられる兵器の名称。

<一日のスケジュール(停泊時)>

07:00 船に帰る(護衛艦に出勤すること)
07:15 護衛艦の掃除
08:00 自衛艦旗の掲揚
08:05 朝礼
08:15 パート別にミーティング
08:30 海曹以上は武器整備、階級が下の隊員は掃除など
11:30 護衛艦の中で昼食
13:00 昼礼、ミーティング
13:05 護衛艦の整備
17:00 終業  
17:30 上陸(護衛艦を出て帰宅すること)

※8日に1度、当直任務を行う。

<一日のスケジュール(航行時)>
07:00 船に帰る(護衛艦に出勤すること)
07:15 護衛艦の掃除
08:00 自衛艦旗の掲揚
08:05 朝礼
08:15 パート別にミーティング
08:30 出航、訓練
12:00 昼食
12:40 全員で体操
13:00 昼礼、ミーティング
13:15 訓練
18:00 夕食
19:00 入浴、休憩
22:00 就寝


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

年に何回か訓練で魚雷を発射する機会があるのですが、自分が整備した機械で無事発射できた時はやりがいを感じますし、達成感があります。魚雷を発射する際は、陸から離れた海域で行います。

他にも、護衛艦で火事が起きたことを想定した防火訓練や護衛艦に穴が開いて水が入ってきたときの対応訓練、海に落ちてしまった人を救助する訓練などを行っています。自衛隊なので戦闘訓練もあります。いろいろな訓練をやり終えたときには満足感を感じます。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

海の上では携帯電話が通じません。一度出航すると家族と会えませんし、話もできないのがつらいです。寄港地ではWi-Fiを通じて連絡を取ることはできますが、ソマリア沖における海賊対処をはじめとした遠洋航海の時は、そういったことも1カ月に数回あるかないかです。

また、護衛艦での勤務は海の上という特殊な環境で集団生活を行うことになります。ベッドの上だけがプライベートスペースで、1人になる場所も時間もあまりないのが少し大変ですね。海上自衛官になってもう11年目なのですっかり慣れましたが、最初は訓練の内容が分からず覚えることも多かったので、ついていくのが大変なこともありました。

住宅の営業職から憧れの海上自衛官へ転職

冬制服姿の澤田さん。普段は定められた作業服を着て訓練や護衛艦の整備を行っている

冬制服姿の澤田さん。普段は定められた作業服を着て訓練や護衛艦の整備を行っている

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

大学卒業後、民間の企業で1年間住宅の営業の仕事をしましたが、安定した公務員であることや海を職場とすることにロマンを感じたこと、海上自衛官の親戚から勧められたことから海上自衛隊に入隊しました。

最初の配属地は横須賀で、その後、大宮(埼玉県)にある自衛隊の施設で広報活動をしていた時期もあります。海上自衛隊の学校が広島にあるので、研修や訓練のために3カ月くらい行くこともあります。


Q5. 大学では何を学びましたか?

情報学部情報学科に進学し、主にプログラミングについて学びました。現在の仕事に関わることはほとんどありません。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生の頃は情報分野に興味があったので、将来はシステムエンジニアのようなIT関連の仕事に就きたいと思っていました。だから大学では情報学を専攻したのですが、私には合わないことに気付いたためIT方面への就職は考えませんでした。

海上自衛官に興味を持ったのは社会人として働き始めてからなので、高校生のときに抱いていた夢は現在の仕事につながっていませんね。

体力よりも団体生活ができることが重要

澤田さんが担当している3連装短魚雷。潜水艦を攻撃する際に使用する

澤田さんが担当している3連装短魚雷。潜水艦を攻撃する際に使用する

Q7. どういう人が海上自衛官に向いていると思いますか?

団体生活ができる人が一番向いています。卓越した体力や特殊な能力があることよりも、団体生活ができることがまず重要です。

体力面でいうと、自衛隊では1年に1回体力測定があり、腕立て伏せや腹筋、ボール投げ、けんすい、3,000m走などを行います。最低限の記録をクリアしないと昇任にも関わってきます。ちなみに、入隊したばかりの若い隊員に求められる腕立て伏せの回数は40回です。水泳は50mをクロールと平泳ぎで泳いで、決められたタイムをクリアする必要があります。どれもそれほど高いハードルではないので、体力の心配はしなくてもいいと思います。入隊してからいくらでも体力を向上させることができますからね。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

学校の勉強や部活など、高校生の今しかできないことを頑張ってほしいです。

海上自衛官は自衛隊の中で海外へ行く頻度が一番多いと思います。また、陸上勤務よりも手当てが多く、海に出ている間はお金を使う機会がありません。衣食住も無料なので貯金もたくさんできますよ(笑)。


海上での救助訓練や魚雷の発射訓練、時には世界を一周するなど、海上自衛官のさまざまな活動を垣間見ることができました。海上自衛官は、海外からの工作員や不法侵入してくる船を防ぎ、国そして国民を守る重要な仕事をしています。海の上で多くの人の役に立てる責任ある仕事をしてみたい人は、海上自衛官を目指してはいかがでしょうか。


【profile】海上自衛隊横須賀地方総監部 護衛艦「はたかぜ」2等海曹 魚雷員 澤田貴郁(さわだ たかふみ)

海上自衛隊 横須賀地方隊 http://www.mod.go.jp/msdf/yokosuka/index.html

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「海上自衛官」
はこんな仕事です

日本の安全を守る各自衛隊の中でも、海上の防衛や警備を担っているのが、海上自衛隊に所属する海上自衛官。海上保安庁と連携して領土を監視し、領海への外国船や工作船の侵入を防ぎ、海に囲まれた島国・日本の領土と海上の日本商船を守っている。「海」と名が付くことで、艦艇や潜水艦のイメージが強いが、海上任務にあたる航空機やヘリコプターの部隊、陸上で警戒や後方支援にあたる地上部隊も、重要な役割を担っている。

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