【シゴトを知ろう】神祗調度装束職人 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】神祗調度装束職人 ~番外編~

2018.05.09

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】神祗調度装束職人 ~番外編~

神社や祭事のときに使う調度品や神具を作る神祗調度装束職人。今回お話を伺う牧圭太朗さんが働く有限会社牧神祭具店は、京都で3代にわたって続くお店です。京都というと職人さんの出番も多そうですが、果たして依頼はどのように入ってくるのでしょうか。詳しくお答えしていただきました。

この記事をまとめると

  • さまざまな品物を常に並行して製作しているため、繁忙期が予測しづらい
  • 代々御神宝の仕事のときは白作務衣、白手袋を着用して作業している
  • 完成まで約10カ月かかった神輿が無事担がれているのを見て感動した

普段から木材の木目や組み方がつい気になってしまう

――京都は祭事が1年中行われていると思いますが、祭礼用具の注文が特に多い時期はありますか?
 
注文が特に多い時期というのは年によって変わります。京都は春と秋に祭事が多く行われ、祭事後には修理や新調の依頼も増えますが、次の祭事まで期間があるため、急ぎの品物から優先して製作していきます。また神社だけでなく、各町内にある地蔵堂の修理・新調や、お茶・お菓子などに関わる神具以外の木工用具の依頼もあります。

これらを全て並行して製作しているため、いつごろ仕事が多くなるかはなかなか予測できないのです。
 

――この仕事ならではの「あるある」や、プライベートでもついやってしまう癖があれば教えてください。

本殿や木具などの木材の木目や、どんな組み方・仕上げ方がされているかが気になります。組み方や形には製作した工房によって違いがあるんです。触れられるものなら、つい触って確かめてしまいますね。

白作務衣、白手袋を着用して御神宝の仕事に挑む

――神聖なものを作る上で、特別に行っていることがあれば教えてください。

御神宝の仕事のときは白作務衣、白手袋を着用して作業にかかります。これは代々行っていることです。どの品物も丁寧に扱っていますが、こうして特別な衣類をまとっていると、いつにも増して慎重になる気がします。

苦労した分、達成感が得られた大人神輿の修理

――最後に、仕事の中で、一番の思い出や達成感を感じたエピソードについて教えてください。

かなり古い大人神輿の修理の仕事をした時のことです。八角形の一辺の柱の位置や屋根の角度、寸法が全て違い、悪戦苦闘し完成まで約10カ月かかりました。苦労した分、実際に祭事でその神輿が担がれているところを見た時は感動しました。一緒に打ち合わせをした担ぎ手さんからも、「これなら丈夫だから、荒く担いでも大丈夫だ」と言っていただき、大きな達成感を得られた経験です。
 

同じ種類の神具でも工房によって仕上げの方法が違うとのことですが、例えばどんな違いがあるのか気になりますね。複数の神社に立ち寄る機会がある人は、そういった細部の小物や調度品の違いにもぜひ着目してみてください。それぞれの職人さんの思わぬこだわりが隠れているかもしれません。

 
【profile】有限会社 牧神祭具店 牧圭太朗
【取材協力】京都府商工労働観光部 染織・工芸課、京都神祇工芸協同組合

この記事のテーマ
デザイン・芸術・写真」を解説

デザインは、本や雑誌、広告など印刷物のデザイン、雑貨、玩具、パッケージなどの商品デザイン、伝統工芸や日用品などの装飾デザインといった分野があり、学校では専門知識や道具、機器を使いこなす技術を学びます。アートや写真を仕事にする場合、学校で基礎的な知識や技術を身につけ、学外での実践を通して経験やセンスを磨きます。

「デザイン・芸術・写真」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「神祇(じんぎ)調度装束職人」
はこんな仕事です

神事の祭祀・祭礼に用いられる調度や、神職の装束を作る職人。調度は木具、鏡、御簾(みす)、几帳、戸張、雅楽器などを指す。装束には狩衣、浄衣(じょうえ)、束帯、衣冠、烏帽子などがある。その種類は多種多様で大部分が手作りのため、高度な専門性と技術を持つ職人が求められる。これらの製造分野は伝統的に代々、家業として継承されてきた面が強いため、こうした技術継承者を探すのが、職に就く第一歩となるだろう。技術継承者は、長く皇室が置かれ今も神事が数多く行われる京都に多い。古都の暮らしの中で伝統の技を学ぶ仕事だといえる。

「神祇(じんぎ)調度装束職人」について詳しく見る

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