【シゴトを知ろう】シナリオライター(劇作家) 編

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【シゴトを知ろう】シナリオライター(劇作家) 編

2018.04.27

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】シナリオライター(劇作家) 編

映画『リバーズ・エッジ』や『アズミ・ハルコは行方不明』の脚本を担当している瀬戸山美咲さん。自身の劇団「ミナモザ」では社会と人間の関係を描き、2016年に再演作品『彼らの敵』が第23回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞しています。演劇、映画、ラジオドラマと、シナリオライター・劇作家として幅広い活躍をされている瀬戸山さんに、仕事内容について伺いました。

この記事をまとめると

  • 題材が決まると関連する人に会ったり実際に体験したりして情報を集める
  • 演劇を中心に活動し、戯曲が受賞したことで活躍の場が映画にも広がった
  • 多種多様な人の考え方や話し方を知ることがこの仕事に生かせる

最もワクワクするのは、自分の作品をお客さんに初めて見せる瞬間

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
私は演劇や映画・テレビ・ラジオなどの台本を書いています。台本のことを演劇の場合は戯曲、その他の分野では脚本やシナリオと呼びます。なお、演劇の台本を書く人は劇作家、その他の分野の台本を書く人はシナリオライターや脚本家と呼ばれています。完全にオリジナルの作品もあれば原作がある作品もあって、媒体や依頼によってさまざまです。私は演劇の分野では「ミナモザ」という自分の劇団を持ち、戯曲の執筆に加えて演出の仕事もやっています。演出とは映画でいうところの監督のようなものです。

台本の執筆には準備も必要です。私は実在の人物をモデルに作品を書くことが多いので、題材が決まるとまずご本人やその人を知る方に会いに行って話を伺います。その他にも、関連する場所に行ったり、本を読んだり、映画を観たりします。実際に体験しないと分からないことがあれば、できる範囲で体験もします。例えば主人公が登山をする人だったら自分も登山に行ってみたりして、身をもって得た情報を作品につなげていきます。

<一日のスケジュール>
9:00 起床
10:00 喫茶店に行って資料の本を読む/プロデューサーや監督と打ち合わせ
13:00 執筆もしくは取材(舞台公演があるときは稽古)
19:00 舞台を観に行く
22:00 帰宅
1:00 就寝
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
自分自身が「面白い」「観たい」と思えるものが書けたときに楽しさを感じますね。書いている最中、自分の心がグッと動く瞬間がくると「やった!」と思います。そうして出来上がった作品を最初にお客さんに観たり聞いたりしていただくときが、この仕事をしていて最もワクワクする瞬間です。

 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
書くために机に向かうまでの時間が一番つらいです。不安で逃げたくて仕方がなくなるのです。皆さんの中にも試験前にソワソワして漫画を読んだり、部屋を片付けたりしてしまう人がいると思いますが、まさにその状態になります。そういうとき私は、強制的に机に座るために、パソコンや本を持って喫茶店などに行きます。一度書き始めてしまうと、不安は徐々に消えていきます。

フリーライターの経験が今の仕事にも生きている

Q4. どのようなきっかけ・経緯で劇作家の仕事に就きましたか?
 
私は中学・高校時代から演劇が好きで、学芸会や文化祭で台本を書いていました。大学に入ってからは演劇をやっていませんでしたが、4年生の時に「やっぱりやりたい」と思い、ある劇団でスタッフの手伝いを始めました。卒業後は自分で作・演出する劇団を立ち上げて、2年ほどアルバイトをしながら演劇活動をしていましたが、「書く」修行がしたくて編集プロダクションに入り、1年後独立してフリーライターになりました。この時ライターとしてたくさんの人に取材した経験が、今に生きていると思います。その後も10年間フリーライターとして生計を立てながら、演劇活動を続けました。

そして演劇を始めて4年目くらいの時、私の作品を見た同年代の脚本家に声をかけていただき、事務所に入ってテレビドラマの脚本の仕事も始めました。しかし実力不足でうまくいかず、一旦事務所の社長に「演劇で結果を出します」と宣言して、映像の仕事をお休みしました。転機となったのは2016年、読売演劇大賞優秀作品賞を受賞したことです。作品を観たプロデューサーから声をかけていただき、映画の脚本を書く機会もいただきました。今は演劇7割、映像3割くらいの割合で仕事をしています。
 
 
Q5. 大学では何を学びましたか?
 
大学は政治学科で、政治思想のゼミに参加していました。ゼミでは物事を本質から考えるということを学んだと思います。また、卒業論文を書くという経験から、ものを書くことの難しさと面白さを知りました。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生の頃はいろんな仕事に憧れていました。作家にもなりたかったし、福祉関係の仕事にも興味がありました。しかし、その時点では「絶対にこれになりたい」という職業はなかったので、幅広く学べる学部に進学しました。先ほどもお話しましたが、大学で深く思考したり論文を執筆したりして得たものは、今の仕事にも通じていると思います。

劇作家の仕事は、「人間を書く」こと

Q7. どういう人が劇作家の仕事に向いていると思いますか?
 
好奇心があって、知らないことを知りたいと思える人や、人間に興味がある人に向いていると思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
人間を書く仕事なので、人生経験の全てが役に立ちます。その時の感情はその時にしか感じられないものなので、どんなことでも大切に覚えていてください。また、さまざまな人の考え方や話し方を知らないと書けないので、多くの人と話せる場所に足を運ぶことをお勧めします。
 

綿密な取材をもとに作品を執筆される瀬戸山さん。多様な人間を細かに描くこの仕事では、他人に関心を持つとともに、世の中に目を向けることが求められます。今特に気になる出来事がないという人も、まずは日々の生活を振り返ってみてはいかがでしょうか。身近なところに、思わぬ創作のヒントが隠れているかもしれませんよ。
 
 
【profile】ミナモザ 瀬戸山美咲
ミナモザ公式HP:http://minamoza.com/
オリガミクスパートナーズ株式会社プロフィールページ:http://www.origamix.co.jp/misaki-setoyama

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「シナリオライター」
はこんな仕事です

映画やテレビドラマ、舞台、アニメやゲームの脚本家のことを指し、制作対象は幅広い。原作自体を自ら手がける場合と、小説や漫画の原作者のストーリーからシナリオを起こす場合がある。シナリオ(脚本)作成の前には、あらすじや構成をまとめた「プロット」を練って作成。また、シナリオ原稿にはせりふだけでなく、「ト書き」というシチュエーションや登場人物の行動、舞台演出の説明を入れる決まりもあり、ルールにのっとって書く必要がある。インターネットの他、携帯のゲームやドラマも台頭し、求人は増えつつある。

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