【シゴトを知ろう】通訳ガイド 編

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【シゴトを知ろう】通訳ガイド 編

2018.03.13

提供:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】通訳ガイド 編

日本は成長戦略の柱の一つとして「観光」を掲げ、外国人観光客の誘致に取り組んでいます。ビザ緩和や免税制度の拡充などによって日本を訪れる外国人観光客の数は年々増加し、2017年はおよそ2,900万人(*1)と10年前の3倍以上になりました。そんな海外からの観光客に対して日本の魅力を伝えるのが通訳ガイドの仕事です。
国家資格である通訳案内士の資格を持つ相澤幸子さんに、通訳ガイドのやりがいや苦労などについてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 旅の満足度を左右するのは通訳ガイド!? 添乗員も兼ねる通訳ガイドの仕事とは?
  • 大学時代に経験したアルバイトによって夢が見つかった
  • 通訳ガイドは観光客の思い出作りに尽くせる人が向いている

お客さまからの感謝の言葉がやりがいにつながっている

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

日本を旅行する外国人を観光地に案内して、その観光地の歴史的・文化的な説明やエピソードなどを英語で伝える他、買い物の手伝いや食事の手配などをしています。私は英語の通訳案内士の資格を持っているので、アメリカ、オーストラリア、イギリスといった英語圏の方やアジア、ヨーロッパの英語が第二言語の方を担当しています。企業の研修やクルーズ、個人や団体などお客さまの旅行の目的や形態はさまざまです。

私はフリーランスとして働いているので、主に旅行会社から通訳ガイドの仕事を依頼され、年間およそ120日間稼働しています。仕事が入っていなくても、次にガイドをする観光地の下見や研修、資料作り、英語の勉強、テレビや週刊誌からトピックを仕入れたりすることで忙しいです。

<一日のスケジュール>
06:30 横浜の自宅を出発(早めに到着して最後の準備をすることが多い)
08:30 ドライバーと打ち合わせ
09:00 お客さまと待ち合わせ、東京都内観光地巡り(浅草、皇居、明治神宮など)
17:00 ホテル帰着
19:00 帰宅、夕食(夕食のお世話をする場合は帰宅が21:00を過ぎることも)
20:00 報告書・精算書の作成、翌日の準備
22:30 就寝

*1 出典:日本政府観光局(JNTO)
https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/since2003_tourists.pdf


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

お客さまから感謝の言葉をいただいたときに感じる達成感がやりがいです。私には“Happy”というニックネームがあるのですが、「Happyのおかげで幸せな時間を過ごせたよ。ありがとう」「Happyのおかげで日本がこれまで以上に好きになった」とお客さまから言っていただけると、それまでの全ての苦労が仕事の醍醐味に変わります。

お客さまが日本にいいイメージを持ちそれを帰国後に広めていただければ、これほどうれしいことはありません。日本文化のメッセンジャーになれれば幸せです。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

私はフリーランスで働いているため、営業や仕事受注、経理、ガイド業務の下調べ、当日のガイド業務など全てを1人で行わないといけないので大変です。

また、通訳ガイドの仕事以外に添乗員として行程管理、ホテルやレストラン、ドライバーとの連絡、打ち合わせの仕事もしなければなりません。バスで外国人観光客を案内する場合、昔は通訳ガイドと添乗員が乗務していたそうですが、最近では通訳ガイドが兼任するケースがほとんどです。その場合、通訳案内士の資格だけではなく国内旅程管理主任者(*2)の資格も必要になります。

実践に勝るものはないので、通訳ガイドと添乗員どちらの仕事も器用にこなせるようになるには経験が求められます。ロングツアーになるとプライベートの時間は一切ないですね。「風邪気味だから一緒に病院に行ってほしい」と言われ、休憩時間中にお客さまに付き添って病院へ行ったことも何度かあります。

*2 国内旅程管理主任者:別名、ツアーコンダクター。日本国内のツアーやパック旅行などに同行して交通機関やホテル、レストランなどと調整を行い、安全で円滑な旅行を実施する旅程管理の仕事をするために必要な資格のこと。

大学時代に抱いた2つの夢をかなえた

ガイド中の相澤さん。「大学時代に経験したバスガイドの仕事がとても楽しかった」

ガイド中の相澤さん。「大学時代に経験したバスガイドの仕事がとても楽しかった」

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

大阪に住んでいた大学時代、アルバイトでバスガイドの仕事を2年間経験したのが大きなきっかけです。全国各地から訪れる修学旅行生を京都・奈良に案内する中で、2つの夢が芽生えました。1つは客室乗務員(フライトアテンダント)になること、もう1つは将来外国から来たお客さまをバスで京都・奈良に案内することです。

大学卒業後は、客室乗務員として8年間勤務しました。結婚後、夫が海外転勤となったため退職し、モスクワ(ロシア)、ワルシャワ(ポーランド)と12年間海外で生活していました。そして海外生活を終えて日本に帰ってきた後、大学時代からの夢であった通訳ガイドを目指しました。その後通訳案内士の資格取得試験に合格し、2014年から通訳ガイドとして活動しています。


Q5. 大学では何を学びましたか?

大学では英文学を専攻しました。その頃から英検1級にチャレンジしていましたが、合格できたのは5年前です。大学時代には「日本の美愛好会」というサークルに所属していて、京都・奈良などの社寺仏閣を巡るのが好きでした。

大学時代に経験したことの多くが、通訳案内士の試験やお客さまに日本の文化を伝える仕事につながっています。大学時代の友人から、「無駄にした経験が一つもないね」と言われたことがうれしかったです。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校時代の夢は中学校の英語教師になることでした。当時私の見ていた社会はとても狭く、周りで働く女性は学校の先生だけだったんです。大学時代には母校へ教育実習に行き、教員免許も取得しました。結局中学校の英語教師にはなりませんでしたが、英語は高校生の頃から大好きだったので今につながっている部分がありますね。

自分に合う仕事を見つけるには試行錯誤することが大事

Q7. どういう人が通訳ガイドに向いていると思いますか?

日本が大好きで、手間を惜しまず親切丁寧にお客さまの思い出作りに尽くせる人が向いていると思います。人見知りをするのではなく、社交的ですぐに人と打ち解けられる力も必要です。好奇心や冒険心に富み、日々向上心を持って勉強することが苦にならないことも大切ですね。

通訳ガイドの仕事は通訳案内士の資格取得試験に合格したからといって仕事がもらえるわけではありません。それまでの経験や合格してからの努力が実際の仕事につながります。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

いろんなことに挑戦してください。高校生の皆さんにとって人生はまだこれからで、試行錯誤しながらたくさんのことを経験しないと、自分にぴったりと合う仕事は見つからないと思います。実践に勝るものはなく、無駄になる経験はありません。若い頃は何でも吸収できる時期なので、1日1日を大切に過ごしてください。

あとは、お互いに切磋琢磨して刺激し合えるいい友人を見つけ、交友を大切にしてください。そしてできれば海外生活を体験すると、日本の素敵なところがたくさん発見できると思いますよ。


大学時代のアルバイトがきっかけで通訳ガイドになりたいと思った相澤さん。客室乗務員の仕事に就き、海外での暮らしを経て、ようやくその夢をかなえることができました。何がきっかけで将来の仕事につながるか分かりません。いろいろな経験をすることが大切だとお話を伺って感じました。

英語を使う仕事はたくさんありますので、興味を持ったことに積極的に挑戦して、さまざまな職種に目を向けてみてください。そんな経験を積む中で、日本や人との関わりが好きなことに気付いたのであれば、通訳ガイドを目指してみてはいかがでしょうか。

【profile】通訳案内士 相澤幸子

この記事のテーマ
語学・国際」を解説

外国語を自在に使い、コミュニケーションを図る表現力を実践的に学びます。国際情勢などの知識、情報を収集する好奇心、語学力向上の努力が常に求められます。資格取得を目指すカリキュラムもあります。将来の仕事としては、日本語と外国語を翻訳・通訳することで双方の意志疎通の手伝いをするなど、海外との橋渡しをする職業が考えられます。

「語学・国際」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「通訳ガイド」
はこんな仕事です

海外で訪れたい国として人気の高い日本。外国人観光客を対象に案内や旅のサポートを行うのが、通訳ガイドの主な仕事となる。外国語の会話能力は必須で、特に必要性が高いのは英語である。旅行者が興味・関心を示す日本文化や歴史、社会背景などに精通しておくことが大切だ。飲食、交通、両替などのアドバイスから旅行中のトラブル対応まで、幅広くこなせる応用力と、おもてなしの精神が欠かせない。日本政府観光局が認める「通訳案内士」という資格が普及し、外国人観光客の増加に伴って活躍の場が広がりつつある。

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