【シゴトを知ろう】外国語の言語学者 編

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【シゴトを知ろう】外国語の言語学者 編

2018.03.09

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】外国語の言語学者 編

友達との会話や授業中のメモ、SNSなど、皆さんは日常においてほとんど意識せずに言葉や文章を使っているのではないでしょうか。そんな皆さんとは異なり、文法や発音などを通して、言葉の社会的な役割や言葉と人間の行動など意識的に言語を研究している言語学者の人たちがいます。

今回は、大学で言語学者として日夜研究に励んでいる北田伸一さんに、言語学者の仕事について話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 研究に没頭していると、寝る時間さえ忘れてしまう!
  • 理解できるまで教えてくれる先生と出会い、英語に興味を持つようになった
  • 与えられた情報をうのみにしない! 研究者に大切なのは常に自分で考えること

言語学について研究しつつ、学生に英語を教えている

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

私は、理系の大学で英語教員としての教育ならびに言語研究を行っています。

研究テーマはチョムスキー(*)に関することです。研究以外には、週に6コマ一般教養の英語の授業を担当していて、言語学に関する内容ではなく、理系の学生が社会に出た時に困らないレベルの英語を教えています。


*エイヴラム・ノーム・チョムスキー:「現代言語学の父」と評されるアメリカの言語学者。

<一日のスケジュール>
08:30 出勤
09:00 講義、研究作業や論文の作成、大学院生の論文の添削など
12:00 昼食
13:00 講義、研究作業や論文の作成、大学院生の論文の添削など
18:00 退勤
※事務的な業務や研究作業で、遅くまで研究室にいることもある。


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

やりたいことや好きなことを研究できる環境にあり、自由に研究できることが楽しいです。そして、作成した論文が海外の権威ある雑誌に掲載されたり、学会で発表した論文が評価を得たりしたときにとてもやりがいを感じます。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

論文の作成に没頭するあまり、寝食を忘れて睡眠不足になることがありますが、やりたいことを突き詰めてやっているのでつらくはないです。

しかし、講師としての仕事もあるので、事務作業やカリキュラムの作成、授業の準備など教務に関する部分では大変なこともあります。

高校生の頃は英語が苦手だった

北田さんの研究室。英語の文献がずらりと並んでいる

北田さんの研究室。英語の文献がずらりと並んでいる

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

言語系の研究者になりたいと思ったのは大学2年生の頃でした。高校、大学といい先生に恵まれたこともあり、自分も研究をしながら大学で教えてみたい気持ちがあったので大学院に進みました。

言語学者を目指すなら、まず大学で研究職に就くのが一般的です。アルバイトや非常勤としていくつかの塾で働き、大学院を修了後に現在の大学で研究ができるようになりました。


Q5. 大学では何を学びましたか?

文学部で現在の仕事につながる言語学を学びました。大学を卒業した後は、大学院の文学研究科にて文化科学を専攻しました。そこで、理論言語学について学びました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生の時は言語学者になりたいとは思っていませんでした。部活動ばかりしていて、どちらかというと勉強は苦手でした。

でも、高校でとてもいい英語の先生と出会えて、いろいろな質問をしても一つひとつ丁寧に論理的に私が納得できるまで教えてくれたんです。それで、英語を学ぶことへの興味が湧きました。英語の面白さや論理的に学ぶ楽しさを知れたことは、今の仕事に大きくつながっています。

周りに流されない信念を持って研究する気持ちが大切

雑誌に掲載された北田さんの論文

雑誌に掲載された北田さんの論文

Q7. どういう人が外国語の言語学者に向いていると思いますか?

信念を持っている人が向いていると思います。言語学者を目指すのであれば大学院に進む必要がありますが、大学院生になった時、周りの友達は就職をしてお金を稼いでいます。楽しそうに社会人生活を送る周囲の雰囲気に流されず、信念を持って学び続けていかなければなりません。また、違う考えを持つ人の意見を柔軟に受け入れられる器を持つことも大事です。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

自分で考えることを大切にしてください。研究者は、常識を疑う姿勢を持って日々研究をしています。与えられた情報、本や雑誌に書いてある情報をうのみにするのではなく、それらの情報が正しいかどうかを常に考えてください。真実を裏付けるものは存在するのかといったことを意識して、どんなことでも自分で考える姿勢が重要だと思います。そのような人は、言語学者の道を進んでも成功できるはずです。


今では当然のように英語の文献を読み、英語で論文を書いている北田さんが、高校生の頃は英語がとても苦手だったというエピソードは意外でした。

「英語が苦手だから」といった理由で将来英語に関わる仕事を諦めてしまっているとしたら、それは自分の可能性を狭めていることになります。学生の時は英語が苦手でも、英語を使う仕事に就いている人もいます。今一度自分の苦手な分野を見直して勉学にいそしみ、将来の可能性を広げてみてはいかがでしょうか。

【profile】理学部第一部教養学科 講師 北田伸一

この記事のテーマ
語学・国際」を解説

外国語を自在に使い、コミュニケーションを図る表現力を実践的に学びます。国際情勢などの知識、情報を収集する好奇心、語学力向上の努力が常に求められます。資格取得を目指すカリキュラムもあります。将来の仕事としては、日本語と外国語を翻訳・通訳することで双方の意志疎通の手伝いをするなど、海外との橋渡しをする職業が考えられます。

「語学・国際」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「外国語の言語学者」
はこんな仕事です

言語学者は、声や文字を使って情報を伝える手段=言語を深く研究する。異なる言語の語彙(ごい)、文法、発音、表記に加え、言語が使われている社会背景や実態などを調査する。論文を記述して発表するため、自ら現地へ出向いてデータを収集する機会もあり、研究対象の言語についての専門知識が必要。必ずしも堪能な会話能力が求められるわけではないが、大学の学部で言語学の基礎を学び、大学院で専門性の深い学習を続けている研究者が多い。就職先は大学の講師などが一般的だが、言語に関するエッセイを執筆する人もいる。

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