アニメをとことん愛したら、地域貢献になるってホント?

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アニメをとことん愛したら、地域貢献になるってホント?

2018.04.16

提供:京都文教大学

アニメをとことん愛したら、地域貢献になるってホント?

小説や映画、ドラマ、音楽、アニメなどの作品にはまり、その物語の舞台やモデルとなった場所“聖地”を巡ったことがある人は多いのではないでしょうか? コンテンツ(作品や情報)を通した地域の物語を楽しむ、そのために現地を訪れる観光の形をコンテンツツーリズムといいますが、最近ではそれだけに止まらず、聖地巡礼が地域住民との交流やまちおこしにまで発展する現象が、日本各地で起きています。

この記事をまとめると

  • 富山県でアニメが地域活性化につながった
  • まちの元気が継続するサイクル
  • 観光・地域振興の新しいカタチ

人口約9,400人の小さな町が、アニメファンの“聖地”に。

駅構内にはファンが持ち寄ったグッズが並ぶコーナーが設置されている

駅構内にはファンが持ち寄ったグッズが並ぶコーナーが設置されている

富山県南砺市の城端という町の例を取り上げてみましょう。城端は世界遺産五箇山への入口に位置する人口約9,400人の小さな町です。「越中の小京都」と呼ばれ古い町並みが残るこの町は、曳山祭など独自の文化を育んできました。そんな歴史の町がアニメ『true tears』の舞台になりました。放映開始からほどなくして人気が高まり、ファンたちの城端への訪問が急増します。さらに、制作した(株)ピーエーワークスが本社を城端に構える会社であったこともあり、放映後はキャラクターグッズなどが数多く販売され、その訪問に拍車をかけました。こうして「越中の小京都」は、アニメファンの“聖地”となったのです。

アニメファンが地域の文化を応援する!?

『true tears』のシーンにも登場する城端の街並み

『true tears』のシーンにも登場する城端の街並み

しかし城端は、単にアニメファンたちで賑やかになっただけでは終わりませんでした。まず、ファンが現地への訪問を繰り返すうちに、その一部が地域の伝統文化に強い興味を示すようになり、応援活動を行うようになったのです。彼らは城端の伝統的なお祭りの際に、祭や踊りの歴史展示や小冊子発行、見学ツアー、体験イベントなどを実施するようになりました。次に制作会社も、祭りの曳き手に社員を派遣したり、作品のキャラクターを祭ポスターの図案にするなど、地域文化への支援を以前にも増して行うようになっていきました。ファンや制作者が、地域活動に協力・参画し始めたことで、観光客が増えるだけでなく“元気が継続する”サイクルが誕生したのです。さらには行政が、まちづくりの公募事業に対してファンの有志から出されていた申請(地域文化の応援を目的とする内容)を採択。それは地域がファンのことを、まちの文化活動のパートナーとして認めた証でもありました。このようにして城端では、作品のファン(消費)が、まちのファン(交流)になり、パートナー(参画)へと発展していったのです。

好きなものを楽しむなかで、社会とのかかわりが広がっていく!

このように城端では、ファン、制作者、地域の3者が各々作品と地域文化に対して“敬愛”を持ち、それを育むために相互協力しようとしています。3者のゆるやかな文化の協創を、そこに見ることができます。この“ゆるやかな”という関係が、いかにも歴史のまちに似合っています。“ゆるやか”であるからこそ、ファンや制作者は自分たちのペースで無理なく、地域文化の応援活動を続けることができるのです。観光振興のための取り組みはもちろん重要です。しかし、地域が旅行者の消費を狙ったPRを強めるばかりでは、旅行者が「このまちを応援したい」という意欲を却って減退させてしまうでしょう。旅行者自らの意思によって、まちを応援しはじめたとき、地域文化は育まれ、地域の魅力が輝きだす機会を得るのです。作品をきっかけに、社会と広くかかわっていける。好きなものを極めることで、地域を元気できる。新しい観光のカタチが、日本各地で生まれています。

【広告企画】提供 : 京都文教大学

この記事のテーマ
社会学・マスコミ・観光」を解説

あまり共通性のないように思われる3分野ですが、じつは密接な関係があります。観光業界にとってマスコミは「広報」そのものです。マスコミの存在なくして観光業界の発展はないでしょう。もともとマスコミは商品を情報化するために社会学を重視しています。社会が求めている漠然としたニーズを精査し、わかりやすいイメージとして変換して提供するのです。今後、観光業などにおけるマスコミの存在はますます大きくなるはずです。

「社会学・マスコミ・観光」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「観光学」
はこんな学問です

観光学とは旅行業の実務を学ぶだけではなく、観光を通して地域と観光客の交流を生み、地域の活性化にもつなげるための学問である。その目的を達成するために、新しい観光事業の開発プロジェクトを成功させる手法や、観光企業の経営ノウハウ、事業計画の作成方法を研究する。また、観光客として見てまわるだけの観光から、積極的に参加して体験できる観光へと旅行者のニーズは変化している。ニーズを先取りする商品開発も重要である。

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