味覚を操作するARとは? そうめんがラーメンに!

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味覚を操作するARとは? そうめんがラーメンに!

2018.04.16

提供:福岡工業大学

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味覚を操作するARとは? そうめんがラーメンに!

「面白そう!」「やってみたい!」そんな気持ちを研究活動に打ち込むことができる福岡工業大学の『FITポケットラボ』。研究室へ配属前の1年次から、ユニークな学術研究活動に専念できる情報工学部の取り組みの1つです。公募制で参加学生を募り、学生自ら研究テーマを設定。各学会や文部科学省主催の研究発表会などで賞を受賞することを目標にしていますが、開発したシステムの展示や、地域のイベントへの参加など、活動の幅を広げています。『FITポケットラボ』の研究活動『ARでそうめんがラーメンに!』をピックアップ。さて研究の成果は…

この記事をまとめると

  • 仮想を現実に反映するAR技術とは?
  • 試行錯誤した研究がダブル受賞!
  • 主体的に研究活動に打ち込める『FITポケットラボ』

様々な分野への発展に大きな可能性を秘めたAR技術

目の前にはラーメンが。

目の前にはラーメンが。

AR(Augmented Reality)とは、実在する風景にコンピュータで作成したCGなどのバーチャルの視覚情報を重ね合わせて、人から見た現実世界を仮想的に拡張する技術のことで「拡張現実感」と訳されています。
大流行したスマホの位置情報ゲームでキャラクターと実世界を重ね合わせる画面表示や、顔を入れ替えたり動物のイラストを合成して自撮りができるスマホアプリにもAR技術が使われています。

AR技術を用いて『そうめんを食べているのにラーメンを食べているように感じられる』という研究を福岡工業大学の学生が、文部科学省主催の『サイエンス・インカレ』(*)で発表。高評価を得て2つの賞を受賞しました。

では具体的にどうするかというと、カメラを取り付けたヘッドマウントディスプレイを装着した状態で、そうめんを食べます。この時に目の前にはCGで再現した仮想のラーメンが現実のそうめんにオーバーラップして表示されています。すると脳が錯覚を起こし、ラーメンを食べているように味覚が操作されるのです。

*『サイエンス・インカレ』は、自然科学分野を学ぶ全国の学生を対象として行われる文部科学省主催の研究発表会です。日頃の研究の成果について学生が切磋琢磨するとともに、将来の研究活動へのインセンティブを沸き立たせる場を設けることにより、学生の能力・研究意欲を高め、創造性豊かな科学技術人材を育成することを目的としています。

ユーモア溢れる研究の裏側には試行錯誤の苦労が

左から中野さん、津田さん

左から中野さん、津田さん

このユニークな研究を発表したのは情報工学部の中野さんと津田さんです。

どうしたらよりリアルに感じられるか、友人達にもモニターとして協力してもらい、画像をクリアにしたり、麺もいろいろな物を試したりと、試行錯誤を繰り返したそう。

中野さん:カメラが内蔵されたゴーグルをつけると、PCに読み込んだラーメンの画像が、自分の目線を撮影するカメラに読み込まれるのですが、これがなかなかうまくいかなくて。

津田さん:時間をかけて取り組んでも必ず成功するわけではないので、本当に心が折れそうになりました。

中野さん:実際に食べる麺も、最初はうどんとかでやってみたのですがちょっと違う。やはり、ラーメンに近い食感のものでなければ、脳が反応しないということがわかりました。それで一番近かったのは『そうめん』だったんです。

津田さん:最初は二人とも半信半疑で『変わるわけないだろう』と思っていたのですが、やってみたら自分たちが思っていた以上に『ラーメン』で興奮しましたね!

試行錯誤の結果、体験者の80%以上が“味が変わった”と感じるようになり、サイエンス・インカレで「国立研究開発法人科学技術振興機構理事長賞」と「サイエンス・インカレ審査員奨励賞」の2つを受賞することができました。
また、この受賞でアメリカへの派遣メンバーに選出され、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学で講義を聴いたり、ミュージアムを視察したりしたりと貴重な経験を得ることができました。

『FITポケットラボ』でやる気を成果に

オープンキャンパスで『FITポケットラボ』の活動を説明

オープンキャンパスで『FITポケットラボ』の活動を説明

工業高校出身で専門知識が豊富な先輩の中野さんと、 普通科出身で研究・実験初心者の後輩・津田さん。対照的なこの2人は『FITポケットラボ』で出会いました。

中野さん:私は高校も工業高校で、ロボコンなどの活動も行っていたので、大学では、ぜひプログラミングに関する研究をしたいと思っていました。そこで1年の時に、文部科学省が主催する『サイエンス・インカレ』への出場を目標に学生が自主的に研究を行う『FITポケットラボ』へ参加して、活動を続けていました。2年になって、何かおもしろい研究題材がないかなと思っていた時に、1年の津田君が参加してきたのです。

津田さん:私は普通科高校の出身だったので、専門的な知識が全くなくて。パソコンさえろくに扱えませんでした。でも、“何かモノを作る”ということには興味があって福工大へ進学したのですが、入学後は何かに積極的になることもなく、このままではダメだなと思っていました。そんな時に友人に誘われて『FITポケットラボ』に参加し、中野さんと知り合いました。

『FITポケットラボ』は、研究室へ配属前の1年次から自主的に研究活動に打ち込むことのできる、情報工学部(全学科)の取り組みです。サイエンス・インカレなどで研究成果を発表し、賞を受賞することを目標とし、開発したシステムを展示したり地域のイベント等に参加したりしています。
担当教員や先輩学生から、発表資料の作成やプレゼン技術のアドバイスを受けることができるので、漠然と「これがしたい」と考えている学生でも研究をする上で大切な力を身に付けることができる環境です。

中野さん:自分のやりたい研究を自由にさせていただいたし、先生方もサポートしてくださったので、いろいろな経験ができたと思っています。それに、ポケットラボは学生主体ですので、積極性や段取り力などが身についたと実感しています。

津田さん:高校時代の自分は無気力な方だったので、恩師にこの結果を伝えたところ、なんと号泣されてしまいました(笑)。この研究に夢中になれたことで、本気で取り組めば何でも実現できるんだという自信につながりましたし、何事も要領良く進める力がついたと思います。

※学生の学年はすべて取材時のものです。

FITポケットラボでは、このほかにも、『会話支援ロボットへの興味持続を目的としてモーションの検討』『モチベーション向上を目標としたランニングアプリケーションの開発』『細胞の形態情報を基にした細胞成長速度の予測の検討』『IoTシステムを実践的に学べる教育教材の開発』『骨格情報を用いた男子新体操採点システムの開発』など、様々な研究活動が行われています。

【広告企画】提供 : 福岡工業大学

この記事のテーマ
情報学・通信」を解説

情報通信産業には、通信業、放送業、情報サービス業、インターネット付随サービス業、映像・音声・文字情報制作業の5分野があります。近年は各分野の垣根が取り払われつつありますが、なかでも注目されているのが、インターネットに代表されるコンピュータを介した情報通信工学でしょう。高度に情報化が進んだ現代において、安全保障や経済政策はもちろんのこと、日常生活に至るあらゆるシーンで必要とされる、活躍の場の広い学問です。

「情報学・通信」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「情報工学」
はこんな学問です

情報工学の研究対象は、コンピュータ端末のハードとソフトに始まり、情報通信を数学的に考察する情報理論、さらにさまざま通信技術、マルチメディア技術に及ぶ。研究する分野も幅広く、コンピュータを設計してコンピュータシステムを構築する「計算機工学」、情報システムの設計・プログラミング・データベースなどを扱う「ソフトウェア」、現実の問題をコンピュータと数学を用いて解決する「数理情報工学」などがある。

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