ワサビ+ノド飴でがんの薬に?

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ワサビ+ノド飴でがんの薬に?

2018.04.16

提供:名城大学

ワサビ+ノド飴でがんの薬に?

日本人の死因第1位であるがん。この治療には、非常に副作用が激しい抗がん剤が必要です。名城大学農学部応用生物学科の山口秀明先生の研究室では、副作用のないがんの薬の開発を目指し、自然由来の材料から治療に効果がある薬の開発を研究中です。その原材料はワサビと甘草。ワサビは薬味として使われており、甘草はのど飴の材料としても使われています。どちらも我々が昔から親しんできたもの。この2つの素材をブレンドした薬は、がん細胞だけを殺し、正常な細胞を殺さないことがわかりました。山口教授が目指す“薬づくり”を語ります。

この記事をまとめると

  • 副作用の少ないがん治療薬の材料として、ワサビと甘草を利用。
  • この薬を用いた結果、脳腫瘍治療に効果があることが判明。
  • 症状の例が少ない薬の開発が後まわしになる中、山中先生が目指す“薬づくり”とは?

新しい抗がん剤の開発に対して、農学の分野からアプローチ。

日本人の死因第1位はがんです。統計的には2人に1人が生涯のうちにがんにかかると言われています。がんの治療には抗がん剤が用いられますが、今の抗がん剤は副作用が激しく、髪の毛が抜けたり、吐き気を催したりする症状が現れるときがあります。そこで、副作用のない抗がん剤はできないかということで始まったのがこの研究です。まず副作用のないという観点から、自然の中に生息し、伝統的に使われている2つの食品に注目しました。それがワサビと甘草です。ワサビは普段、薬味として使われているものだし、甘草は漢方薬やノド飴の成分として使われています。この2つの成分をブレンドして与えると、がん細胞は殺しても正常細胞は死なないことがわかりました。つまり、副作用がないということです。

いろいろ種類のあるがんの中で、脳腫瘍に効く薬の開発につながる研究に特化。

(山口 秀明先生のプロフィール)農学部出身ながら、薬学部にも籍を置いた経緯を持つ山口先生。その関係もあって副作用のない抗がん剤の研究を始めたそうです。多機能性を持った自然植物の研究は、将来の農業の発展や人々の健康につながっていくと確信されています。

(山口 秀明先生のプロフィール)農学部出身ながら、薬学部にも籍を置いた経緯を持つ山口先生。その関係もあって副作用のない抗がん剤の研究を始めたそうです。多機能性を持った自然植物の研究は、将来の農業の発展や人々の健康につながっていくと確信されています。

ワサビや甘草に限らず、人は昔から農作物を食用のほか薬にも利用してきました。そうした作物の、どの成分が何に効果があるのかを私たちは研究しています。ワサビと甘草の組み合わせが抗がん効果を発揮するのは、脳腫瘍といわれるどちらかというとマイナーなジャンルのものですが、それでも年間500~750人の子どもたちが発症しています。開発にかかる費用、開発後の需要を考えると、どうしても発生頻度が少ない病気の薬剤は後回しにされがちですが、そうしたジャンルに目を向けることこそ大学の研究だと思います。まだまだ道のりは遠く、今はまだ実験室レベルの成功にすぎませんが、自然の持つ未開の力を利用し、いつの日か副作用のない抗がん剤ができることを夢見ています。

山口 秀明先生から学べる!名城大学農学部応用生物化学科

応用生物化学科は、幅広い教養教育を基礎に、バイオテクノロジー、分子生物学的・遺伝子工学的手法による糖質・脂質・タンパク質などの生体成分の機能解明、生化学的・物理化学的手法を活用した生物・食品機能の解析、さらには、新規生理活性物質の探索やその分子設計などについて教育と研究を行っています。そのことによって、微生物・動物・植物の多面的機能の探索・開発・応用についての洞察力、創造力、実践力を養い、バイオ関連産業、食品・医薬品産業、食品衛生サービス産業、化粧品産業などの分野で国内はもとより海外でも貢献できる専門的教養人を養成します。

【広告企画】提供 : 名城大学

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「生物工学」
はこんな学問です

農作物の品種改良や伝統食品の発酵技術に始まり、遺伝子組み換えや最新のクローン技術まで、バイオテクノロジーの研究成果を食料・医療・環境などの分野で活用する学問である。専門分野としては、生きている細胞のさまざまな反応を促す酵素などの可能性を追究する「分子生物工学」、微生物を有効活用するために細胞を人工的な方法で加工する「細胞工学」、有用な微生物などを利用し水質や土壌を改良する「環境生物工学」などがある。

「生物工学」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「生物資源学」
はこんな学問です

動物や植物、有用な微生物などの生物資源の有効利用や新しい生物の開発方法をバイオテクノロジーなどの最新技術を用いて研究する学問。専門分野には、安全な畜産物を効率的に活用するために飼育から流通までを研究テーマとする「動物資源学」、遺伝情報を活用した品種改良や分子レベルで植物の病気予防法を研究する「植物資源学」などがある。また、昆虫由来の成分を利用した害虫駆除や都市・農村の生物多様性を保全する研究なども行われている。

「生物資源学」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「生物生産学」
はこんな学問です

世界的な規模での食料不足が心配されるなか、安定した供給体制の確保が急がれる。そのために持続可能な食料生産と生産性の向上を研究する学問である。専門分野としては、生物の生産量についてのさまざまな要因を数理的に分析する「数理解析学」、優れた遺伝的な素質を持った個体を選び集めることで生産性の改善の役に立つ「量的遺伝学」、予想外の収量減や生産物のロスを生じさせる病害虫対策を研究する「病害虫研究」などがある。

「生物生産学」について詳しく見る

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