映画『マトリックス』の時間が止まって見えるあのシーン、一体どうやって撮影してる?

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映画『マトリックス』の時間が止まって見えるあのシーン、一体どうやって撮影してる?

2015.11.16

提供元:マイナビ進学編集部

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映画『マトリックス』の時間が止まって見えるあのシーン、一体どうやって撮影してる?

この記事をまとめると

  • 映画は、さまざまな撮影技法を使って撮られている
  • 「バレットタイム」や「ワンカット」、昔ながらの「ドリーズーム」も印象的
  • これからもテクノロジーを活用した斬新な撮影技法が生まれるかも

その1:映画『マトリックス』で有名になった「バレットタイム撮影」

大ヒット映画『マトリックス』で、最も有名なシーンといえば、主人公キアヌ・リーブスが屋上で敵と対決したとき、のけぞるようにして銃弾を避ける、スローモーションの場面ではないでしょうか。

真似してみた人も多いと思いますし、映画自体を観たことがない人もそのシーンはきっと知っていると思います。そのシーンでカメラが主人公の周囲をグルっと1周しますが、その時に使われている撮影技法が「バレットタイム撮影」というもの。バレットタイムはSFX(特殊撮影)の一つで、人物の周囲にカメラをたくさん並べ、それぞれのカメラを順番に連続撮影していく技法です。被写体の動きをスローモーションで見せつつも、視点を高速で移動させながら撮影することができます。『マトリックス』では、200台近くのカメラを使うことで、あのシーンを実現しているのだとか。

その2:アカデミー賞授賞作『バードマン』で話題の「ワンカット(長回し)」

2015年、第87回アカデミー賞で作品賞、監督賞を含む4部門に輝いた『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の公開時に映画ファンの間で話題になったのが、映画の全編が超長回しの「ワンカット」撮影だということでした。ワンカットとは、長回しとも呼ばれ、編集によるカット割りをせずに、1台のカメラで長い時間をひとつながりで撮影している状態の映像のことです。

『バードマン』では、実際のワンカットは数分間程度ですが、それらを編集で切れ目なくつなぐことで、全編ワンカットで撮影されているかのようにつくられています。これには事前に入念なリハーサルが必要ですし、また俳優はNGを出してしまったらそれまでの数分間はすべて台無しになってしまいますから、かなりの実力が求められる撮影技法です。

また、日本にも来日したアメリカの人気のロックバンド「OK Go」はCGを一切使わないワンカットのPVを次々と発表し、仕掛けに次ぐ仕掛けのスリリングな映像とその驚異的なクオリティが称賛されています。

その3:昔ながらのアナログな撮影技法、「ドリーズーム」

めまいを表現したかのようなカメラワークを「ドリーズーム」と言います。これはアルフレッド・ヒッチコック監督の名作映画『めまい』で有名になり、かの有名な『ジョーズ』でも使われた撮影技法です。もちろんCGやSFXなどのテクノロジーがなかった時代の撮影技法ですから、方法としてはいたって原始的です。台車(ドリー)に乗せたカメラを演技者に向けて、カメラを被写体から離しながら、逆にレンズはズームアップさせます(逆の場合もあり)。そうすることで、被写体のサイズはそのままで、背景の奥行が変化する、というテクニックです。観てみると、「ああ、なるほどこのことか!」と納得するほど、昔からよく使われる撮影技法です。

撮影技法はテクノロジーの進歩とは別のセンスが問われるもの

映像に使われる機材やテクノロジーは年々進化していきますが、最終的にカメラとテクノロジーを使い、撮影を行うのは人間です。結局のところ、そうした進歩を使いこなしながら斬新な映像を生み出そうという、個人のセンスが必要なのかもしれません。映像を学ぶことで、自分独自の撮影技法を生み出すことができれば、一躍有名な映像作家や監督になることも夢ではないかもしれませんね。

この記事のテーマ
芸術・表現・音楽」を解説

絵画や造形、声楽や楽器演奏、演劇や芝居、マンガやアニメーションなど、さまざまな芸術分野で、表現者としての感性や技術を磨きます。近年では、活躍の場を広く海外に求め、高い評価を受けている人たちも多くいるようです。作品の制作や演習などの実技はもちろんのこと、それを裏打ちするために専門分野の歴史や理論の授業も行われます。そのため、アーティストとして作品を発表する以外に、指導者や研究者としての道もあります。

「芸術・表現・音楽」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「映像」
はこんな学問です

映像制作に必要な知識と技術を身に付ける学問。映像は、監督、カメラマン、脚本家、音声、美術など複数の技術と知識を合わせて完成するもので、自分がどの役割を担当したいかを考えながら学ぶ必要があるだろう。また、映像のジャンルによって使われる技術も異なる。具体的には、映画、テレビ、プロモーション、TVCM、報道、アニメーションなどが挙げられ、学校では各ジャンルを網羅して概要を学ぶケースが多い。

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