選挙に出るのはタダじゃない! 立候補するときは数百万かかることも!

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選挙に出るのはタダじゃない! 立候補するときは数百万かかることも!

2015.11.16

提供元:マイナビ進学編集部

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選挙に出るのはタダじゃない! 立候補するときは数百万かかることも!

選挙に立候補する際、候補者は法務局に「供託金」と呼ばれるお金を預けています。供託金制度の概要や歴史、必要とされている理由を解説します。

この記事をまとめると

  • 選挙に立候補するのは膨大な資金がかかる
  • その制度は、普通選挙運動が活発になっていた大正時代に定められた
  • 政治学を学ぶことは、一般社会と政治の世界をつなげることも期待できる

有名人だからって気軽に選挙に立候補できるわけじゃない!

選挙になると、たくさんの候補者が立候補してそれぞれの政治理念をアピールします。中には知名度を活かして立候補する有名人もいるため、なんとなく気軽に立候補出来てしまいそうな錯覚をしてしまいませんか? ところが、やっぱり選挙に出るのは簡単ではありません。立候補する際には膨大なお金がかかるのです。

立候補する際には、候補者が法務局に預ける「供託金」が必要になります。供託金は、立候補者が法律で決められた「一時的に」法務局に預けるお金のことです。選挙によって金額が違いますが、市議会議員選挙の場合は、場所によって30万円から50万円、都道府県議会議員選挙の場合は60万円、さらに東京都知事など、都道府県知事選挙や衆議院・参議院の選挙区で立候補するには300万円の供託金が必要です。立候補するだけでも、なかなか大きな金額ですね。

たとえどんなに政治的理念があり、どんなに社会のために役立ちたいという意欲に燃えていても、ハードルが高く感じてしまう人もいるかもしれません。

供託金制度は、普通選挙運動が活発になった大正時代に始まったもの

供託金制度は、もともと大正時代の1925年に制定されたもので、当選するつもりのない候補や売名行為を目的とした無責任な立候補者を防ぐための制度です。ただし時代背景として、当時は民主主義思想が広がって普通選挙運動が活発になるともにに、社会主義思想への激しい弾圧が行われており、供託金制度は社会主義思想家の支持を受ける候補者を牽制する意味で導入された側面もあります。そのためか、高額な供託金を課すことは収入格差による差別ではないか、といった廃止を求める声もあります。

また、選挙に出て自分の得票数が有効投票総数の10分の1に満たない場合や、途中で立候補を取りやめた場合は、供託金は全て没収されてしまい返ってこないため、お金を何とか工面した結果、落選して財産も失くしてしまうとなると、軽い気持ちで立候補するわけにいきません。供託金制度は、政治家を志す人の障壁になってしまう一方で、無責任な立候補者から選挙制度を守っているのですね。

政治学を学ぶことで、政治の世界と一般社会をつなぐことも期待できる

ちなみに没収された供託金は、税金と同じ扱いとなり、国や地方自治体が選挙を行う際にかかるポスターや看板、投票所の設置や投票紙の費用などに充てられます。選挙を行うには膨大なお金がかかるのですね。

こうした選挙にまつわる事柄を研究する学問は「政治学」と言います。一般人にとって、供託金一つをとっても政治に携わるにはどのようなことが必要なのか、知られざることはたくさんあります。将来、政治家を志そうと思っている人は、政治学を学ぶことで政治の世界と一般社会をつなぐパイプを目指す中で、今の選挙制度をよりよいものにしていくために、改善できる余地はないのかを考える場面があるかもしれません。それが、将来あなたが選挙に立候補するときに役立つことになるかもしれませんよ。

この記事のテーマ
法律・政治」を解説

国家は通常、多数の国民によって構成されています。それぞれ考え方が異なる国民をひとつの国家としてまとめようと考えれば、法律によって義務や権利を定め、政治(行政)によってそれらをきちんと運用していくことが必要になります。歴史上、多くの国家がこうしたことを目指し、あるものは成功してあるものは失敗してきました。どのようなときにあっても、道しるべとなるべき法曹家や政治家や評論家などの専門職は不可欠です。

「法律・政治」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「法学」
はこんな学問です

法学の研究領域は広い。憲法、民法、刑法に刑事・民事の両訴訟法と商法(大部分は会社法に移行)を合わせて六法と呼ぶが、これらは重要な法律のごく一部にすぎない。法学では、限りなく追加されていく法律を覚えるのではなく、それらの法律が生み出される原理と法律を活用して社会問題を解決するための思考法を学ぶ。また、法律は時代や社会制度とも密接に関係しており、社会問題についての最新情報も常にアップデートしておく必要がある。

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