北海道名産のタラバガニ、実はカニじゃなかった……!?

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北海道名産のタラバガニ、実はカニじゃなかった……!?

2015.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

北海道名産のタラバガニ、実はカニじゃなかった……!?

この記事をまとめると

  • タラバガニは実はカニじゃなかった
  • “カニ”と名付けられていても、カニではない生物もいる
  • 生物の分類は、「分類学」という学問で学べる

タラバガニは実はカニじゃなかった!?

みなさんはカニは好きですか? 生で食べても鍋にしてもおいしいですよね。カニにはいろいろな種類がありますが、特に人気があるのが、北海道が名産のタラバガニ。高級でぜいたくな食材のイメージがあるタラバガニですが、実はタラバガニはカニではなく、ヤドカリの一種だということをご存じでしたか?

タラバガニとは、エビ目(十脚目)・ヤドカリ下目・タラバガニ科に分類される甲殻類の一種で、正しくはカニではありません。でも、同じように人気があるズワイガニはエビ目ケセンガニ科という分類で、立派なカニの仲間なんです。

では、どうしてタラバガニという名前なのでしょうか?

タラバガニの由来とは?

タラバガニは、オホーツク海や知床半島の沖合に多く生息しており、魚のタラが多く獲れる場所にすんでいることが多いため「タラ場」=タラバと名付けられました。タラバガニは英語で“キングクラブ”と呼ばれます。つまりカニの王様ということです。それなのにカニじゃないなんておかしいですよね。

“カニ”ではないのに、なぜ“カニ”という名前がついているのか、不思議に感じる人もいるかと思いますが、タラバガニ以外にも、“カニ”という名前が付いている生物がいます。たとえば、ヤドカリの仲間に入る“アブラガニ”や“ハナサキガニ”です。一部の悪徳業者などは、タラバガニよりも仕入れ値の安いアブラガニをタラバガニと偽って販売していたこともあるようなので、だまされてしまわないように注意が必要です。

このカニとヤドカリの関係と似ているのが、エビとザリガニ。高級食材である伊勢エビと外国でよく食べられているロブスターは、同じエビだと思っていませんか? 伊勢エビは「エビ目イセエビ下目イセエビ科」に分類されている立派なエビですが、ロブスターは「エビ目ザリガニ下目アカザエビ科ロブスター属」に分類されるザリガニなんです。同じエビを食べていたつもりの人もいるのではないでしょうか。

生物の分類を知ることで、その生物についてより深く知ることができる

タラバガニとズワイガニ、伊勢エビとロブスターのように似たような見た目でも、「科」「属」「種」といった分類体系によって、これらの生物は違う種としてはっきりと分類されています。このように生物を種々の特徴によって分類し、体系的にまとめ、多様性を理解する学問を「分類学」と言います。分類学は、生物を分類することを目的とした「生物学」の一分野です。

生物学を研究すれば、タラバガニが実はヤドカリの仲間であったように、生物の不思議や神秘を深く知ることができるはずです。生き物博士になりたい人は、生物学を通して生物について学んでみてはいかがでしょうか。

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「生物学」
はこんな学問です

マクロな地球の生態系からミクロな細胞の世界まで、さまざまなレベルで起きている生命現象を実験・観察することによって研究する学問である。人間を含めた動物・植物・微生物など、あらゆる生命体が研究対象となる。主な研究分野としては、タンパク質を中心にした生体内の高分子の機能をその構造から研究する「構造生物学」、生態系の構成要素である生物と環境の関わりを研究する「環境生態学」などがある。

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