ヨガって体が硬くてもできるの? どんな人が向いているか聞いてみた!
メイン
テーマ

ジムやスクールで手軽に学ぶことができるようになった「ヨガ」。ヨガをしている人って、生き生きしてかっこいいイメージがありますよね。
美容やダイエットにも効果がありそうですし、姿勢もよくなりそうです。ヨガをやっている人はみんな体が柔らかくてポーズを上手にやっていそうですが、体が硬くてもヨガはできるのでしょうか? ヨガの協会で働く方にお話を聞いてみました。
この記事をまとめると
- ヨガは修業法の一つだが、現代ではエクササイズとして定着
- 最初は体が硬くても、ヨガをするうちに体が柔らかくなる
- 「体」「心」「精神」を整えるためにヨガをする
ヨガっていったいどんなもの?
――ヨガとは、どんなことをするのでしょうか?
「ヨガとはインドで発祥した修業法の一つですが、現代では体を使ったエクササイズとしての要素も大きくなっています。呼吸を整えながら決まったポーズをとっていく中で、体のバランスを整えていきます」
「インドの古い経典に基づいたヨガや室温が高い場所で行うホットヨガなど、ヨガは流派によって異なります。今は、インドの山奥で修業しなければいけないことではありません。スポーツクラブなどでも手軽にヨガを楽しむこともできます」
手軽にできるというのは、初心者にとってはうれしい限りですよね。また、インドにはヨガを修業するアシュラムという修業施設があり、そこで修業することも可能だそうです。インドのアシュラムは、完全に菜食となっており、肉や魚だけでなく、タバコやお酒も禁止されています。
「若い人でヨガを習う人もたくさんいますが、健康のために高齢の方でヨガを学んでいる人も数多くいますよ」
フィットネスや美容によいとされるヨガですが、もともとは修業の一つで、体が健康になるためのものです。高齢者の方がヨガを習っているというのも納得ですね。
体が硬い人でも、ヨガはできるの?
――ヨガは、みんな体が柔らかいイメージがありますが、体が硬い人でもできるんでしょうか?
「ヨガをしている人はもともと体が柔らかい人が多いですが、ヨガのポーズをとるなかで自然と体が柔らかくなってくることもあります。簡単なポーズからはじめるので、体が硬いからヨガがまったくできないということはありません」
体が硬くても、ヨガをしているうちに柔らかくなっていくのですね。高齢者の方でもヨガをやっていることもあり、柔らかさはそんなに気にしなくてよさそうです。
ヨガをするとどんな効果があるの?
――ヨガでは、どんな効果を得られるのでしょうか?
「ヨガは、ポーズをすることで、『体』『心』『精神』のバランスを整えていくものです。体の血流がよくなったり、代謝が上がるので、その結果として体重が落ちたり、冷え性が改善されるなどの効果は考えられます」
「外見への効果はもちろんですが、精神的にも落ち着いたり、心が安らかになるということが考えられます。イライラしなくなったなど、ヨガをすることで日常がどんどん変わっていきます」
「スポーツとしてではなく、精神的な影響もヨガにはとても大きいです。ですが、あまり難しく考えずに、ポーズをとっていく中で徐々に精神的なものも変わっていくと思いますよ」
ヨガをするうちに、体だけでなく心のバランスもよくなっていくのですね。
あと、気になるところですが……。ベジタリアンが多いというのは本当でしょうか?
「ヨガを学んで健康になっていくうちに、食生活を気にする人というのはたくさんいますが、ベジタリアンでないとヨガができないわけではありません。食生活に決まりはありませんが、玄米食にしたり肉食を控えたりと、自然と健康な生活を送る人が多いようです」
体も心も健康になっていくうちに、食生活も健康になっていくのですね。ヨガをやると、いいことがたくさんありそうです。
年齢に関係なく始められ、ずっと続けられるヨガ。肉体的な変化はもちろん、精神面での成長も期待できそうですね。このようにヨガを教えるヨガインストラクターという仕事は、ヨガを通して心も体も健康になるサポートをするお仕事なのですね。
この記事のテーマ
「健康・スポーツ」を解説
スポーツ選手のトレーニングやコンディション管理に関わる仕事と、インストラクターなどの運動指導者として心身の健康管理やスポーツの有用性を広く一般に伝える仕事に大別できます。特に一般向けは、高齢化の進展や生活習慣病の蔓延が社会問題化する中、食生活や睡眠も含めて指導できる者への需要が高まっています。授業は目指す職業により異なります。
この記事で取り上げた
「ヨガインストラクター」
はこんな仕事です
古代インドで発祥した、精神を統一する修業法のヨガ。ポーズと呼吸法で肉体を浄化し、鍛錬することで自己をゆるぎない境地へ導いていく。教本を基本に、さまざまな流派が生まれ、現代の多彩なヨガにつながる。ヨガインストラクターの多くは、認定団体による養成講座を修了している場合が多い。最近では、マタニティーヨガやベビーヨガ、シニアヨガなど、さまざまなヨガがあり、インストラクターの活躍範囲も拡大。ヨガスタジオやスポーツクラブにとどまることなく、産婦人科病院や福祉団体などから指導の要請もある。
-
PICK UP! 「ヨガインストラクター」について学べる学校
-
健康・スポーツについて学べる学校
