おしゃれさん多し! アパレル店員さんにセンスの磨き方を聞いてみた!

いつも完璧なコーディネートで店頭に立つアパレル店員さんは、まさにおしゃれの教科書! よりセンスを磨くためにはどうすればいいか、現役のアパレル店員さんに秘訣を聞いてみました。
この記事をまとめると
- ファッションセンスを磨くには、専門知識を身につけることも必要
- 上質な商品が揃う高級ブランド店の中は、見ているだけでも刺激になる
- ファッションのヒントを見つけるには外へ積極的に出掛けることも大事
アパレル店員さんのようなセンスを手に入れたい!
おしゃれが好きな高校生にとって、いつもセンス抜群のファッションに身を包んでいるアパレル店員さんは憧れの存在です。つい真似をして、店員さんが着ている服と同じものを買ってしまった! ということがある人も多いのではないでしょうか? でも、いざ自分でコーディネートしようとすると、なかなかおしゃれに決まらなかったりするんですよね……。
店員さんのようなセンスを身につけるにはどうしたらいいのでしょうか? 現役アパレル店員として働くOさんにお話を伺いました。
センスを磨くためにはやっぱり勉強は必要?
ーーアパレル店員の方たちはいつも本当におしゃれですよね。みなさんが最初からあんなふうにかっこよく服を着こなすセンスを持っているのでしょうか? それとも、やはり勉強をしながら徐々にセンスを磨いていくのですか?
「おしゃれにスタイリングするためには、もちろん、もともと持っているセンスも大事かもしれませんが、ファッションに関するある程度の知識は必要だと思います。私は専門学校でファッションの歴史やパターン(洋服がつくられていく過程)、カラーコーディネートなどを一から勉強して基礎を身につけました。それが、今の自分のセンスを築き上げるのにとても役立ちましたね」とOさん。
例えば、ファッションの歴史を勉強したことで、その知識が今年ブームを巻き起こしている「70年代ファッション」をつくる上でとても生かされているそうです。
カラーコーディネートの勉強では“好きな色”=“似合う色”とは限らないということを知り、それのおかげで自分の魅力を引き出す色を見極められるようになったといいます。さらに、その知識をもとに接客すると、お客さんにも喜ばれることが多いのだとか。
どんな流行にもスマートに対応できるのは、豊富な専門知識があるからこそ。ファッションの基礎をあらゆる方面から学ぶことは、センスを磨くうえでとても大切なことといえそうです。
アパレル店員さんがセンスを磨くためにしていることは?
ーーアパレル店員さんはお客さんにとっておしゃれのお手本的存在ですが、そうであるために努力していることなどはありますか?
「私の場合、絶対に手の届かないような高級ブランド店へウィンドウショッピングに行って、自分のファッション感度を高めるようにしています。世界で名を馳すハイブランドのアイテムはすべてが一流なので、見ているだけでも刺激になりますよ。あとは、美術館や話題のスポットなどへ出掛けて、常に流行へのアンテナを張るよう意識していますね」(Oさん)
外にはファッションのヒントがたくさん! お気に入り以外のショップや行ったことがない場所にも、積極的に出掛けてみるといいかもしれませんね。
それだけでは物足りなく感じてきたなら、自分のセンスをさらにステップアップさせるためにも、本格的に服飾や被服学を学んでみてはいかがでしょうか。
この記事のテーマ
「生活・服飾・美容」を解説
生活・服飾・美容の分野には、生きていくために必要不可欠なものだけではなく、それによって生活がより豊かで快適になることを目的としているものもあります。たとえば生活学では、だれもが安全で快適に暮らせる空間を実現するために、ユニバーサル・デザインの研究を行います。服飾や美容は、トレンドや利用者によって多様化するニーズに対応するために、素材、色、デザイン、施術方法など、あらゆる角度から美を追究しています。
この記事で取り上げた
「服飾・被服学」
はこんな学問です
服飾について専門的に学び、より優れた服飾を追究する学問。世界各地の服飾文化について、歴史や存在意義、機能性などを分析し、科学的な視点から服飾文化の向上や創造に役立てるのが主な目的。デザイン、縫製など服飾造形の技能を追究し、習得する「プロダクトデザイン分野」、繊維の性質や加工、管理を学ぶ「テキスタイル化学分野」、商品流通や消費を研究する「消費科学分野」のほか、文化財となる服飾品の保存を学ぶこともあり、領域は幅広い。
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