「リゾート」と「観光地」って何が違うの?

旅行先を検討する時など、よく聞く言葉である「リゾート」と「観光地」。いったいどんなところが違うのでしょうか? その違いを調査しました。
この記事をまとめると
- リゾートと観光地は言葉の意味も違う
- リゾートと観光地での過ごし方からも違いは見えてくる
- 思い出の地を守る「観光学」って何?
言葉の意味から考えるリゾートと観光地の違い
「どこかに行きたい!」と思ったときに、「ゆっくりとリゾートを楽しみたい」「〇〇の観光地を巡りたい」など、「リゾート」と「観光地」という言葉はよく使われると思います。何気なく使っているこの二つの言葉、それぞれ意味の違いはあるのでしょうか?
辞書によるとこのように定義されています。
「リゾート」…避暑・避寒・行楽などのための土地。保養地。
「観光地」…観光の対象とされる史跡や名勝、また、温泉などがある土地。
(参照:goo辞書より)
言葉の意味としては、観光地は主に景色のいいところを指し、リゾートは「休養・保養」という意味合いもあるという違いが分かりますね。
過ごし方の違いは?
さらに、「リゾート」と「観光地」に行った人では過ごす時間の流れも違うのです。
【リゾートの場合】
Aさんは長期休暇を利用して〇〇リゾートホテルを予約。ホテルに到着したら、まずは移動の疲れをとるべくゆっくりと眺めのいい部屋でくつろぎました。1週間の滞在中は、ホテル宿泊者しか入れないプライベートビーチもあるので、日中はビーチでゆったりと過ごし、併設のスパやアクティビティに参加しながら過ごす予定です。
【観光地の場合】
Bさんは土日を利用して、観光名所である〇〇へ行こうと計画を立てました。1泊2日の予定ながら行きたい場所はぎっちり! 宿泊先に荷物を預け、観光をスタート。さまざまな絶景スポットからご当地グルメなども味わいます。せっかくの機会なので、近くの温泉地まで出向いて温泉にも足を伸ばし、1泊2日とは思えない充実の体験をしました。
どうでしょうか? 明らかに時の流れが違いますよね。もちろん観光地に行く人でもゆったり過ごすという人はいるでしょう。今回は分かりやすく若干極端な例にしました。このように「リゾート」とは主に長期滞在型であり、そのために人が過ごすための施設が宿泊地またはその周辺に整備されている土地のことを指すのです。
好奇心を満たす「観光地」と休養がメインの「リゾート」
言葉の意味と過ごし方から見えてきた違いは、
「リゾート」は、日常から離れ非現実的な空間で休養する滞在
「観光地」は、史跡や名勝を巡りながらその土地の良さを楽しみ、好奇心を刺激する旅といえるのではないでしょうか。
2つとも普段とは違った体験をする旅行という広義ではひとくくりになりますが、狭義で捉えた時、その意味合いは変わってくるのです。
旅行やホテル業では、お客さんが「リゾート」目的なのか「観光地」を巡りたくて来ているのかに合わせた接客が必要かもしれませんね。
この記事のテーマ
「旅行・ホテル・ブライダル・観光」を解説
ゲストに非日常的なサービスや空間を提供し、心身のリフレッシュを手伝うとともに、心に残る思い出となるように努めることが、旅行・ホテル・ブライダル・観光の仕事に求められる役割です。接客技術やサービス精神を磨くことが不可欠。また外国からの観光客をもてなすための語学修得も必要になります。
この記事で取り上げた
「そのほかの旅行・ホテル・ブライダル系の職業」
はこんな仕事です
結婚式で主に新婦の世話係をする「ブライダルアテンダント」は、持ち物の準備や着替えの手伝いのほか、入場手順の説明などを行う。挙式当日は、新婦のそばに付き添いながらサポートをし、新郎・新婦の入場前には参列者の案内も担うので、マナーや気配りが大切な仕事になる。そして、接客のプロである旅館の「女将」も高い対人スキルが求められる。旅館の顔であると同時に、仲居たち従業員を取り仕切る主人でもあり、その責任は重大だ。自身が旅館の跡継ぎとして、もしくは跡継ぎと結婚し、経験を積んでまず若女将になり、そして女将になるケースが多い。
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PICK UP! 「そのほかの旅行・ホテル・ブライダル系の職業」について学べる学校
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