粋な江戸娘たちの「笹色紅」はパリコレメイクも超えている?

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粋な江戸娘たちの「笹色紅」はパリコレメイクも超えている?

2015.10.26

提供元:マイナビ進学編集部

粋な江戸娘たちの「笹色紅」はパリコレメイクも超えている?

おフェロメイク、オルチャンメイクなどメイクの流行は変わり続けていきますが、メイクアイテムが少ない江戸時代でも、メイクのトレンドはありました。ここでは江戸時代に大流行した「笹色紅」について調べてみましょう。

この記事をまとめると

  • 江戸時代、当時の口紅である紅が高価であった
  • 笹色紅の仕組みと江戸時代の一般的な女性の笹色紅
  • 現在では廃れた笹色紅を実現させるチャンスがあるかもしれない仕事

浮世絵の美人画にある「黒い口紅」は実在している

江戸時代は今のようにメイクアイテムがたくさんあったわけではなく、それぞれ少ないアイテムを工夫して、よりセンスの良いメイクを試していました。江戸の女性であれば、素肌の美しさに価値があり、肌を磨きこみ、磨き上げた肌をより美しく見せるため、口元に紅を差すというメイク方法が基本だったのです。
この紅とは今でいう口紅です。当時は紅花の色素を凝縮させたものを、小さな容器に入れて使っていました。純度の高いものであれば「紅一匁金一匁」と呼ばれたほどに高価なもののため、ほんの少しずつ大事に使うような、一生もののメイクアイテムともいえるでしょう。
この紅は濃く塗ると輝きが出て、その色は玉虫色に光ります。反射の度合いでは紫やゴールド、また笹の葉のようなグリーンに見えたため「笹色紅」と呼んだわけです。現在でも紅花100%の口紅は高価ですから、濃く紅を重ねるリップメイクはそれこそかなり贅沢でした。

高価な紅を何度も重ねることができるのはごくわずかな女性

素顔に高価な紅を差すという一点豪華主義のメイクが江戸娘に爆発的に流行したのですが、そう簡単にたっぷりと紅を使えるわけではありません。そこでトレンドに敏感で、リーズナブルに笹色紅を、と考えた女性たちは墨を唇に塗ってから、紅を差し、笹色紅を実現させて見せたのです。
浮世絵の美人画はこのリーズナブルな笹色紅が描かれたもの。口紅を節約しつつ、トレンドのメイクを試したい女心は今も変わりがないといえます。この一見不気味な笹色紅の流行は長く続いて、艶っぽいとされたのです。

現代で笹色紅を実現させるチャンスもある?

今も紅花の産地ではごくわずかですが、紅を販売しています。そこで実際に笹色紅を再現しようとしたところ、本当に何度も重ね塗りをしないと、笹色紅の玉虫色が再現しなかったというエピソードがあります。またリップメイクは口紅で簡単に済ませるということに慣れている現代人には面倒に感じることでしょう。
玉虫色に光る唇で江戸時代の女性はゴージャスな美しさをアピールしましたが、現在で玉虫色に光る口紅を使うのは、奇抜なヘアスタイルやメイクを行っているパリコレのランウェイくらいしかないでしょう。
とはいえメイクアップの仕事に就いたとしたら、この玉虫色の唇を実現させて仕上げるということも不可能ではありません。パールの唇よりも妖しく色っぽい雰囲気が好まれ、江戸時代からの伝統的なメイクが流行するかもしれませんね。
ドラマや映画では実現されていない笹色紅ですが、メイクの歴史を学ぶことが、新しいメイクのアイディアを発見するきっかけになるかもしれません。メイクアップアーティストに興味がある人はメイクの歴史にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

この記事のテーマ
美容・理容・メイクアップ」を解説

美容師や理容師、メイクアップアーティストなど、確かな技術と感性を備えた「美」の専門家を目指します。理容師や美容師の国家資格取得を目指すほか、それぞれの職種に応じた技術力や表現力の習得、接客能力を身につけます。従来のように美容室や理容店で働くだけでなく、高齢者や障害者のもとへ出張する技術者へのニーズも高まっています。

「美容・理容・メイクアップ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「メイクアップアーティスト」
はこんな仕事です

雑誌やテレビで見るモデルやタレントのほとんどが美しいメイクをしているが、それを施しているのが高い技術を持つメイクアップアーティストである。塗ったり描いたりする技術だけではなく、モデルやタレントの骨格に合わせて、依頼に適したメイクを施す。撮影現場やスタジオの専属というイメージもあるが、ブライダルや化粧品メーカー専属のアーティストも数多く活躍している。メイクアップアーティストは実力次第で特定の企業に属さずフリーランスとなり、自身で事務所を開くこともできる。

「メイクアップアーティスト」について詳しく見る