人によってドレスの色が違って見える! 錯視が起こるメカニズム

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人によってドレスの色が違って見える! 錯視が起こるメカニズム

2015.10.23

提供元:マイナビ進学編集部

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人によってドレスの色が違って見える! 錯視が起こるメカニズム

今年、「色が違って見えるドレスの画像」が話題となりました。Twitterなどで目にしたことのある人もいるのではないでしょうか。一見なんの変哲もない2色のドレスですが、これが人によって「青と黒」あるいは「金と白」に見えるのです。なぜ、人によって違う見え方をするのでしょうか? それには、人間の興味深い心理的な働きが関係しているのでした。

この記事をまとめると

  • 見る人によって色が違って見えるドレス。これは錯視を起こしているため
  • 「色の恒常性」が起こるメカニズムについて説明
  • 錯視はデザインや美容の分野に応用されている

錯視とは?

「ポップル錯視」を起こす「杏マナー」

「ポップル錯視」を起こす「杏マナー」

「錯視(さくし)」という言葉があります。これは俗にいう「目の錯覚」のことで、視覚的に間違った認識をしてしまうことを指します。ネット上で有名なのは、「杏マナー」という文字。杏マナー、杏マナー……と連続して並べると、文字列が傾いて見えてくるのです。この現象を「ポップル錯視」と言います。

そもそも錯視はなぜ起こってしまうのでしょうか。それは人が視覚的認識をするとき、カメラが物をただ映すのではなく、脳が認識作業を行っているからです。目(視神経)から送られた情報は、脳で処理する際に間違って認識してしまうことがあるのです。

色の錯視で起こる、「色の恒常性」

さて、ドレスの話に戻りますが、なぜドレスは2通りの見え方をしたのでしょうか? これには「色の恒常性」という、色に関する錯視が起こっているからなのです。

たとえば、「トマトの色は?」という質問に対し、ほとんどの人が「赤」と答えるでしょう。このように、「トマトは赤いものである」という知識・経験があるため、人は光の加減であまり赤っぽく見えなかったとしても「トマトを赤く見ようとする」傾向があります。これが「色の恒常性」です。同じ物は、同じ色で認識しようとする性質があるのです。

話題のドレス画像は、ドレス背後にある光を強く感じた人は「ドレスが影になって暗い色になっているので、明るい色で補正して見なければ」と無意識で思い、「金と白」のドレスとして認識します。反対に、ドレス正面からもちゃんと光が当たっていると感じた人は脳が、ドレスをより暗い色味で補正します。

ドレス画像は光の状態があいまいだったため、見る人によって無意識的な判断が分かれ、その結果2通りの見え方が生じたというわけです。

錯視は美容・ファッションの分野にも応用されている

錯視は私たちが日常的に目にしている美容やファッションの分野にも応用されています。例えばボーダー柄の服を着ると、実際よりも背が高く見えることがあります。これは「ヘルムホルツ錯視」と呼ばれる錯覚の一種で、正方形の中にボーダーとストライプの柄を描き込むとボーダーは縦長に、ストライプは横長に見えてしまうんです。つまり正方形に近い形のボーダーの服を着れば、この効果が期待できます。

錯視は心理学の分野でも扱われていて、なぜ起こるのかについての研究は現在も進められている最中です。いきなり「錯視」や「心理学」と聞いてもあまり縁がない気がしますが、こうした例を聞くとすごく身近なものに感じられてきますよね。「生活の中にある錯視」を発見すべく、身の回りのものを改めて見渡してみるのも面白いかもしれません。

参考:錯視について
http://www.kecl.ntt.co.jp/IllusionForum/ja/visual.html

「白と金」「青と黒」あのドレスで意見が分かれる理由はこうだった
http://www.huffingtonpost.jp/2015/02/28/shirokin-aokuro-thats-why_n_6777126.html

この記事のテーマ
人間・心理」を解説

人を研究対象として、人間の心理や身体、人間が作る社会集団、生活の特徴やあり方を研究します。人間科学は、人間という存在や関係性そのものを研究し、学習範囲は栄養学から文化人類学、スポーツ科学まで広範囲にわたります。心理学は人間の心や行動の特徴を分析・解明します。ストレス社会と呼ばれ、心の病に苦しむ人が増加している現代では、なかでも臨床心理学の重要性が注目されています。人間の存在意義の基礎となる学問です。

「人間・心理」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「心理学」
はこんな学問です

人間の心理や行動がどのような原理で動いているのかを研究する学問である。それにはさまざまなアプローチがある。たとえば、認知心理学では対象を知覚してから言語化するまでの作用を情報処理のプロセスとして理解する。発達心理学は人間が誕生してから死ぬまでの心の変化が何によるのかを探究する。臨床心理学は心のバランスを崩してしまった人の状態の改善をめざす。志望校に自分の本当に学びたい心理学があるかどうかを必ず確認することことが大切だ。

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