伝わりやすい! 志望理由書の基本構成
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志望理由書にどんな内容を書けばよいのか悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
この記事では基本構成について、例文を参考に伝わりやすい書き方について紹介します。
この記事をまとめると
- 志望理由書では3つの構成に分けてアピールしよう
- 具体的なエピソードを含めて書く
- 文章の最後は志望理由を念押しして全体をまとめる
志望理由書は3つの内容で構成できる
学校の入試担当者は、受験生の人間性や入学への意欲、これまでの経験などを総合的に評価します。志望理由書では、指定された文字数の中でそれらを簡潔にアピールする必要があります。
そのために意識したいのが、全体を大きく3つに分けて考えることです。
1. 将来のこと
2. 自分のこと
3. 志望校のこと
この3つの内容に、志望理由書のエッセンスが全て詰まっています。
1.まずは将来の夢や目標から書き出そう
まず最初に、将来なりたいこと・やりたいことについて書くようにしましょう。
「私は将来、社会福祉士として高齢者のサポートをしたいと考えています。そのために○○大学社会福祉学部で学びたいと考えています」
「私は将来エンジニアとして◯◯開発に携わりたいと思っています。そのために、○○大学理工学部機械工学科を志望します」
そしてその夢を志すようになったきっかけについて、具体的なエピソードをもとに述べましょう。
「福祉を志したきっかけは、ボランティア活動で地域の高齢者の方のもとを訪問したことです。老人ホームを訪問したときに同級生と歌った歌に喜んでいただけて、福祉の重要性を認識するようになりました」
「私がエンジニアに興味を持ったきっかけは、夏休みにロボット競技会を観戦したことです。最新技術で制御されたロボットを目にして、ぜひ私も将来、ものづくりに関わりたいと思うようになりました」
このように、具体的な経験を例に挙げることで、より相手に伝わりやすい文章となります。
2.自分の経験をもとにアピール
次に、高校生活やそれ以前の経験をもとに、これまでの経験や興味・考えなどについてアピールしましょう。
「私は高校3年間、野球部のマネジャーを務めました。マネジャーには洗濯やグラウンドの整備など決められた仕事がありますが、それ以外にも選手の体調に合わせた飲み物を用意するなど、細やかな対応ができるよう常に気をつけていました。この経験は、高齢者と対応する際にも生かせると考えています。」
「私は、興味があることはとことん追求したいと思う性格です。ロボットに興味を持ってからも、日々情報収集をし、プログラミング教室に通っています。今はまだ簡単なものしか作れませんが、進学後は◯◯について研究し、作っていきたいと考えています。」
自分の経験を具体的に書くことで、あなたの人間性が相手に伝わります。性格やその分野を学びたいという意思の強さをここでアピールしておきたいですね。
3.その学校で学びたいこと
3番目に、学校で学びたいことを詳しく書きましょう。この内容を書くためには、学校調べが欠かせません。学校パンフレットやWebサイトを調べ、具体的な授業内容やカリキュラム、アドミッション・ポリシーなどを把握しておくことが大切です。また、その学校でなければならない理由を意識して文章を作るようにしましょう。
「私は実践に重点を置く貴学に魅力を感じています。他の学校と比較しても老人ホームなどで行なう実習時間が多く、現場での経験をもとに知識や理論を学ぶことができるため、卒業後は即戦力として活躍できる能力を身に付けられると考えています。」
そして最後に、将来目指す姿を再度述べることで志望意思を伝え、全体をまとめるとよいでしょう。
「私は貴学での4年間を通じて、さらに福祉について深く学んでいきたいと思います」
「そのために、私は貴学の充実した研究設備の中で学びたいと思っております」
このように、志望理由書は要素を分けると書きやすくなります。
あなたらしさの伝わる内容が書けるといいですね!