迷う! 専門学校と大学。どっちが私に合ってるの!?
メイン
テーマ

高校卒業後の進路として、大学に通うか、専門学校に進学するか、迷っている人も多いのではないでしょうか。
どちらの学校を選ぶのかということが、あなたの今後に大きく影響することになります。
この2つはどのように違うのでしょうか。
そして、それぞれどのような人に向いているのでしょうか。
この記事をまとめると
- 大学は研究機関。専門学校はエキスパートを養成する場所。
- モラトリアムの時間は大学のほうが多い
- やりたいことが決まっているかどうかをよく考えて選ぼう
やりたいことが未確定なら大学、決まっているなら専門学校
大学と専門学校の両方に通ったというKさんに、どんな違いがあるのか質問しました。
「私は大学の文系学部を卒業した後に、デザインの専門学校に再入学しました。最も異なるのは、学ぶ目的だと思います。大学では専門のほかに教養科目も幅広く学んでいましたし、卒論があることからも分かるように、物事を研究する、という考え方を求められました。いっぽうで専門学校では、仕事に直結する技術を、みっちりと学ぶことができました。こちらは特定の職業のエキスパートを養成する目的を感じましたね」。
大学のそもそもの設置目的は、教育機関ではなく、研究機関。
一方、専門学校の目的は、専門家を養成すること。
この違いからいえることは、なりたい職業や、やりたいことが明確に決まっているのなら、専門学校はおすすめということです。
社会に出たときには専門分野で活躍できる人材になっていることでしょう。
モラトリアム期間は大学のほうが長い
また、自由に使える時間も異なるようです。
Kさんはこのように教えてくれました。
「自由な時間が長かったのは大学ですね。授業と授業の時間に2~3時間、なにもない時間がありましたし、授業がない日もありました。専門学校は月曜から金曜までみっちりと授業があったので、大学よりたいへんでしたね」。
自由な時間が長いからこそ、大学では、勉強以外にも、サークル活動、NPO活動、ボランティアなど、さまざまな活動を行うことが可能です。
もし将来やりたいことが明確に決まっていない場合は、大学に行くことで自分の新たな可能性を見つけられるかもしれません。
また通う期間についても、専門学校は2年制や3年制のことが多いです。
就職のことを考えると?
以上のように、この2つは学校そのものの性格が異なります。
大学では幅広い分野を学ぶことができ、大卒資格を得ることもできるので、幅広い職業に進むことが可能です。
ただし、就職活動のたいへんさは高校生の皆さんも耳にしている通り。
専門学校では就職に直結した勉強をすることができ、分野によっては専門資格を取得することもできます。
やりたいことが決まっているのか、まだ迷っているのかを考えた上で、大学と専門学校を選択するといいですね。