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植物の不思議。心ってあるの!?

2015.10.16

植物の不思議。心ってあるの!?

庭の花に音楽を聞かせたり、しおれてしまった植物に話しかけてみたり……。植物や花に心があるようにふるまうことで、植物がよく育ったり早く回復したりするという話はよく聞きますね。しかし、本当に植物や花の心は存在するのでしょうか? そんな疑問に迫った実験をいくつかご紹介します。

この記事をまとめると

  • 土の下に張り巡らせた根や地中の真菌を使った、植物同士のネットワークがある
  • 目には見えない気体や真菌で、植物同士が情報を共有している実験結果がある
  • ポリグラフ(嘘発見器)で植物の感情を表した実験がある

地下ネットワークを使った、植物同士の助け合い

土の中にはたくさんのカビや細菌が生きています。その中に、菌根と呼ばれる植物の根に寄生するタイプの細菌がいるのは知っていますか? 菌根は、地中の栄養を植物に分け与える代わりに、植物が光合成で作った炭素を受け取ることができる関係を築いています。菌根は一度寄生するとあちらこちらに根を伸ばし、周囲の植物とのネットワークを作ることが分かってきました。
菌根でつながった植物の一つが虫に葉をかじられると、その植物だけでなく周囲の植物も、虫が苦手とする気体を発する「防御反応」を一斉に行うという実験結果があるそうです。また、菌根を通じて周囲の植物が糖分を分け合うことも。菌根を使った地下ネットワークで、植物同士も助け合って生きているのですね。

人間の目には見えないけれど、植物も会話している

バナナとりんごを隣に並べると、りんごが熟すときに発するエチレンという気体の影響でバナナの熟成が早まるという実験は有名ですね。植物同士は、気体を使って情報をやりとりすることができるようなのです。
外敵から攻撃を受けた植物は、揮発性の気体を発して防御反応を取ることは、前の項目で紹介しましたね。ジャスミンティーでよく知られるジャスミンの木も、気体を発して危険を知らせるのです。普段、私たちが「ジャスミンのいい香り」として楽しんでいるあの香りは、ジャスミンの木が周囲の仲間たちに危険を知らせるためのもの。
コーンやライマメが危険を知らせる香りは、同時に「自分たちの外敵を捕食する虫を呼び寄せる香り」でもあります。周囲の仲間に危険を知らせるだけではなく、外敵を撃退するための工夫もなされているのですね。

植物がビックリ!?  嘘発見器に反応したドラセナの鉢植え

植物に嘘発見器を取り付けるという、ちょっと変わった実験が行われたのは1966年のこと。CIAに所属していたクリーヴ・バクスター氏がいたずら半分に鉢植えのドラセナに調査で使う嘘発見器を取り付けたのです。そのドラセナを見ながら「その葉を火で焼いてやろうか」と考えたところ、ドラセナに取り付けた嘘発見器の針がビュンと反応したのだそう。鉢植えのドラセナがバクスター氏の考えたことに対して、なにか激しい感情をあらわにしたのでしょうか。その後もバクスター氏は嘘発見器を使った実験を続け、ついには人間の白血球にまで嘘発見器を付けたようです。
バクスター氏の実験はあまりにも突飛だったせいか、植物学ではほとんど日の目を見ずに終わってしまいました。しかし、植物や花の心がなんらかの形で明らかにされる日もやってくるかもしれません。植物の心は本当にあるのか? 将来、それを解き明かすのはあなたかもしれませんね。

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「農芸化学」
はこんな学問です

農学が対象とする動植物や微生物のもたらす有用な物質や食品・健康効果など、主に化学を使って研究する学問を農芸化学という。専門分野としては、発酵食品の製造や医薬品・洗剤にも活用される有用な酵素を研究する「酵素化学」、微生物を使って環境ホルモンを分解するなど環境問題を解決する「微生物学」、昆虫ホルモンの害虫駆除機能や植物の代謝物の健康機能について研究する「生物有機化学」などがある。

「農芸化学」について詳しく見る