職業に特化した短大! 専門職短期大学と短期大学の違いは?
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2017年12月、文部科学省から2019年度の開学を目指す3校の専門職短期大学の認可申請があったと発表がありました。いずれも職業に特化した学校となるようですが、どのような専門職短期大学が誕生する予定なのでしょうか。
この記事をまとめると
- 就きたい職業について学べる専門職短期大学
- 働きながら学位取得を目指せる
- 専門職短期大学は増えることが予想される
具体的な職業に特化した専門職短期大学
「進学後は、早く社会に出たい」という考えから、短期大学への進学を希望する人も多いのではないでしょうか。現在日本の短期大学には、語学や文学・経済・芸術など、幅広い分野の学部が存在します。そして多くの短期大学では、2年または3年勉強して単位を取得すれば「短期大学士」の学位が得られます。
しかし短期大学を卒業した後、どのような仕事に就けるのか、イメージしにくい人もいるようです。新たに設置される専門職短期大学では、具体的な職業に特化した勉強をすることができます。将来就きたい職業が明確に決まっている人には、メリットが多いといえるかもしれません。
夜間部を設置! 働きながら学位が得られる
認可申請をしている3つの専門職短期大学は、動物看護士、歯科衛生士など、特定の職業に就くことを目標にした学校です。例えば動物看護士になるためには、4年間大学へ通うか3年間専門学校へ通うことが主とされていました。2019年に開学を予定している専門職短期大学には、3年間学んで所定の単位を取得することで動物看護士の養成を目指し、さらに短期大学士の学位を得られる学校があります。
また歯科衛生士を目指す人向けの専門職短期大学では、夜間部を設置する予定です。夜間部のある歯科衛生士の短期大学はあまりないため、社会に出てからでも働きながら学位が取得できることは魅力といえるでしょう。
今後も増える? 2020年度の開学を目指す専門職短期大学も
認可申請をした3つの専門職短期大学以外にも、2020年度に開学を目指すと発表している学校もあります。観光に特化した学校で、ホテルや旅行会社などで活躍できる人材の育成をするとのこと。
今のところ開学について正式に発表があった専門職短期大学は3校。少ないなと思うかもしれませんが、新たに学校を開学するのは大変なことです。今後準備が整えば、多くの専門職短期大学ができる可能性があるかもしれません。
専門職短期大学は従来の短期大学と比べると、特定の職業を目指すための学びに注力されているようです。まだ具体的な学校ごとのカリキュラムなどは発表されていませんが、これから徐々に専門職短期大学の特色が明かされていくのではないでしょうか。興味のある人は、今後の動きに注目していきたいですね。
(参考)
文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senmon/1397422.htm
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/daigaku/toushin/attach/__icsFiles/afieldfile/2017/12/21/1399756_01.pdf
ヤマザキ動物専門学校
http://senmon.yamazaki.ac.jp/news/entry/n_page_2132.php
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO24882570Q7A221C1LA0000/?n_cid=SPTMG002