【シゴトを知ろう】英字新聞記者 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】英字新聞記者 ~番外編~

2018.02.20

提供:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】英字新聞記者 ~番外編~

2020年に東京で開催される世界的なスポーツの祭典を控え、年々日本に訪れる外国人が増加しています。国際化がますます進み、これまで以上に英語力が求められる時代です。

英語を学習する手段はいろいろありますが、その一つとして英字新聞の購読があります。教材となる紙面はどのように生み出されているのか、また、記事を作成する英字新聞記者にはどのような能力が求められるのかについて、『The Japan Times ST』で編集長を務める高橋敏之さんに教えていただきました。

この記事をまとめると

  • 伝える目的や読者層によって紙面の構成は変わる
  • 英会話ができるからといって、正しい英文が書けるわけではない
  • 一般的な新聞記者と英字新聞記者の本質は基本的に同じ

新聞の種類によって求められる内容は変わってくる

――『The Japan Times(ジャパンタイムズ)』と『The Japan Times ST』には、どのような違いがあるのでしょうか?

『The Japan Times』は、1897年に日本人によって創刊された最も古い英字新聞です。『The Japan Times』が「報道」を目的としているのに対し、『The Japan Times ST(以下、ST)』(*)は新聞の形をとった「英語教材」という違いがあります。英語を学ぶための英字新聞といえば分かりやすいかもしれませんね。読者は小学生から大人までさまざまです。

例えば、『The Japan Times』であれば大きな事件などが起こった際は、連日トップニュースが毎日同じニュースばかりになってしまう可能性がありますが、STではそのようなことは避けています。
報道メインの記事ばかりだと登場するボキャブラリー(語彙)が偏ってきてしまいますし、STの読者がそのような紙面を望んでいるとは思いません。報道が第一の目的であればつまらなくても伝えなくてはいけないことがありますが、英語学習者を相手にした英字新聞であれば、読者を飽きさせてはいけないのです。


*ST:STUDENT TIMESの略。


――STの編集部は何人で構成されているのでしょうか?

STには6人の編集部員がいて、毎週24~32ページの紙面を作っています。部員数が意外に少ないと思いませんか?

他の媒体経験者や帰国子女、編集の仕事をしていた人、美術関係の仕事をしていた人などで女性ばかりですね。今では私が一番古くなってしまいました。6人のうち1人はネイティブスタッフで、私たち日本人の記者が書いた英文をチェックしてもらっています。

△を○にできる英語力を身に付けてほしい

電子書籍は仕事の必需品。主に英英辞典を使っている

電子書籍は仕事の必需品。主に英英辞典を使っている

――英字新聞記者になるには、どれくらいの英語力が必要でしょうか?

英語4技能(聞く、話す、読む、書く)のうち、書くのが一番難しいです。ある程度英語ができる人であれば、その英文が○(正しい)か×(間違っている)かはすぐに分かります。ここは"a"ではなくて"the"だとか、三単現の"s"が抜けているとか、はっきりと間違っている×の文章は分かりやすいです。

でも、○と×の間には△の文章もあります。そして、△を○にするには高度な英語力が問われるのです。英語の知識がある人でも、△から○に変化させるのはなかなか難しいです。それができるくらいの英語力があれば最高ですね。


――ハードルが高そうな職業ですが、英語が得意なだけではだめでしょうか?

ただ単に英会話ができる、英語が好きといったレベルではだめですね。会話には相手がいて、多少言い間違えても理解しようとしてくれるのでごまかせます。

しかし、書いた英文はそれが完成形でなければいけません。書くことはごまかしが利かないため、英語4技能の中で最も難しく訓練が必要なスキルです。

インターネットだけではなく、テレビやラジオ、新聞にもアンテナを張ろう

担当コラムを執筆する高橋さん

担当コラムを執筆する高橋さん

――新聞記者には取材スキルが求められますが、英字新聞記者でも同じでしょうか?

英字新聞記者にも取材スキルが求められます。インタビュー取材などをする際には、事前に自分が思い描いていた話の流れ通りの記事を書こうとしてしまいがちですが、そうではなく相手の話に合わせて、時には記事の構成を根底から変えるような柔軟さが必要です。


――あらゆる情報に敏感でなければならない新聞記者を目指す高校生は、どこにアンテナを張って情報収集しておけばいいのでしょうか?

情報を得るときは、インターネットだけではなく幅広いメディアを活用すべきです。インターネットのニュースは自分が気になる記事のみクリックしてしまいがちですが、テレビやラジオ、新聞などでニュースに触れていると、興味がない分野のニュースも目や耳に飛び込んできます。こうした幅広い分野の情報に触れることは、必ず将来役に立ちますよ。


英字新聞記者には高い執筆スキルが必要とされます。正確さが求められる職業であるがゆえに、英語を話せるだけでは難しい仕事のようです。ただ英語を使って仕事をするのではなく、英語力を駆使して高品質なものを生み出していきたい人に向いている職業かもしれませんね。

英字新聞記者の仕事に興味がある人は、興味のある日本語の記事を自分なりに英語の記事に訳してみたり日記を英語で書いてみたりするなどして、今のうちから英語で文章を書く難しさを実感しておくことが、英語力をアップさせるコツだといえそうです。


【profile】The Japan Times ST 編集長 高橋敏之

The Japan Times ST http://st.japantimes.co.jp/

YouTube「ST編集長のWeekly Vocabulary講座『ボキャビル・カレッジ』」
https://www.youtube.com/channel/UCgUM9tFODusnXXRA443jfyQ

この記事のテーマ
語学・国際」を解説

外国語を自在に使い、コミュニケーションを図る表現力を実践的に学びます。国際情勢などの知識、情報を収集する好奇心、語学力向上の努力が常に求められます。資格取得を目指すカリキュラムもあります。将来の仕事としては、日本語と外国語を翻訳・通訳することで双方の意志疎通の手伝いをするなど、海外との橋渡しをする職業が考えられます。

「語学・国際」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「英字新聞記者」
はこんな仕事です

英語で新聞記事を作成する仕事。分野は政治・経済からエンターテインメントまでさまざま。正確なライティング能力に加え、英語でのインタビュー能力、時事への見識の深さも必要だ。「TOEIC」「英検」などの学習のほか、英字新聞の読解、英作文の勉強などが必須となる。「The Japan Times」といった英字新聞以外に、「TIME」「Newsweek」などの英文雑誌がある。また、専門分野に特化したメディアも複数あり、クオリティーの高い正確な情報を発信できる英文ジャーナリストの活躍の場は広い。海外で活躍している英字新聞記者も存在する。

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