【シゴトを知ろう】英字新聞記者 編

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【シゴトを知ろう】英字新聞記者 編

2018.02.20

提供:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】英字新聞記者 編

みなさんは、日本人によって創刊された最も古い英字新聞『The Japan Times(ジャパンタイムズ)』をご存じでしょうか? 1897年に創刊されて以来、日本国内の情報を英語で発信し続けている新聞で、記事は日本人の手によって書かれています。英字新聞の記事はどのように作られていて、英字新聞記者にはどのような面白さや大変さがあるのでしょうか。
『The Japan Times』から派生した英語学習紙『The Japan Times ST』で第11代編集長を務める高橋敏之さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • いいものを作るのは当たり前。それをどうやって伝えるのかについて考えている
  • アイデアを形にするクリエイティブな仕事を志し、ジャパンタイムズに転職
  • いい英文を書くためには、いい英文をたくさん読むことが欠かせない

何千本という記事の中から素材を見つけてコラムを作る

YouTubeチャンネル「ST編集長のWeekly Vocabulary講座『ボキャビル・カレッジ』」の講座の様子

YouTubeチャンネル「ST編集長のWeekly Vocabulary講座『ボキャビル・カレッジ』」の講座の様子

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

『The Japan Times ST(以下、ST)』という英字新聞の執筆・編集の仕事をしています。STは週刊なので、毎週水曜日が校了日(*)で毎週金曜日に発行されます。雑誌スタイルで作っていて、私を含め、編集部の記者や編集者はそれぞれ担当ページを持っています。

出社してまず行うのは、読者の興味を引きそうな記事を選定することです。さまざまな通信社から常時何千本もの記事が入ってきますので、膨大な数の記事の中から選ぶことになります。大変ですが、この作業をしっかりするといい記事が見つかりますので、午前中に記事を選びます。

その後ミーティングを行い、編集部員それぞれが選んだ記事を報告したり、今後のST作りについての話し合いをしたりします。ちなみにミーティングは全て英語です。

海外在住者に執筆をお願いしている原稿もあります。そのような原稿を編集したり、掲載する写真を選んだりもしています。また、ST最新号に載っている英単語の用法などを紹介するYouTube チャンネルを運営していますので、夕方以降はその動画の編集を行います。


*校了日:原稿の誤字・脱字を確認、修正し、印刷できる状態にまで原稿を仕上げる日のこと。


▼YouTube「ST編集長のWeekly Vocabulary講座『ボキャビル・カレッジ』」


<一日のスケジュール>
09:00 保育園に子どもを預ける
10:30 出社
12:00 社員食堂で昼食
13:00 編集部ミーティング
14:00 担当コラムの執筆
15:00 編集作業
18:00 動画編集作業
21:00 退社


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

さまざまなことを表現したり自分の考えで紙面を作ったりできるので、恵まれているなと思います。私がした仕事は STという形で残っていきますし、次にやりたいことをいろいろと提案すれば、それがまた形になっていくので、その部分にやりがいを感じています。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

自分自身も担当ページを持ち、記者としての執筆業務や編集業務を行いつつ、発行するSTの全ページを編集長の立場でチェックしないといけません。さらに、最近では動画を作っていますので、仕事量が多く肉体的にきついですね。

紙媒体の持つ力は昔ほどではなくなってきていますし、今後も減っていくでしょう。「いいものを作れば売れる」時代は終わってしまいました。今いいものを作るということは、必要十分条件から必要最低条件になってしまったわけです。

作った上でどのように伝えるか、伝わっているのかを考えないといけないので、それがYouTubeやセミナーといった形になり、結局ものすごく忙しくなってしまうのです。

大学時代、英語を自分の強みと思い定めた

高橋さんのデスク。常に資料が山積み!

高橋さんのデスク。常に資料が山積み!

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

大学時代、私は文学部だったのですが、当時文学部では就職が厳しい時代でした。そこで何か抜きん出たものを持たなければと思い、本格的に英語の勉強を始めたんです。そして、大学卒業後は予備校に就職して英語の講師になりました。

予備校講師の後は、英語関係の財団法人に転職して英語教材の編集をしたのですが、クライアント(依頼主)から依頼されたものを作るいわゆる下請けのような仕事が中心だったので、一つの教材において創造性を発揮するような機会があまりありませんでした。

そんななかで、次第にアイデアを形にするクリエイティブな仕事がしたいと思うようになり、ジャパンタイムズに入社してSTの編集部員となりました。2007年のことです。編集長になったのは2012年10月で、現在は表現する、自分のやりたいことをやる、伝えたいことを形にする仕事ができるようになりました。


Q5. 大学では何を学びましたか?

文学部の史学科に進み、近代以降の日本社会における時代を象徴するような意識の変遷について主に学びました。

また、就職活動において英語を武器とするために、大学の授業とは別に英語の勉強をしました。表現力を付けたくて、和英辞典の「あ」から順番に使えそうな表現をメモする学習をしてみましたが、あまりにも分量が多くてすぐに挫折しました。その後、短めのダイアローグ(対話)が掲載されている教材を購入して、教材に載っている英文を「聞く⇒読む⇒音読⇒録音⇒繰り返し聞く」という学習をしました。これによって会話におけるさまざまな言い回しが身に付き、リスニング能力も大きく向上したので、効果はかなりあったと実感しています。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生の頃から英語は好きでしたが、具体的に英字新聞を作る仕事がしたいという思いはまだ育っていませんでした。漠然と英語を使う仕事に憧れは持っていたかもしれません。

英語はできて当然、うまく使いこなせるかが重要

Q7. どういう人が英字新聞記者に向いていると思いますか?

こだわりを持っている人やもっといいものを作りたいと思える人、新聞を作る・記事を書くことに喜びを感じられる人が向いています。英語運用能力や執筆のスキルももちろん必要です。体力も求められる仕事ですが、まずは気持ちが大事だと思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

英字新聞記者を目指すのなら、英語をたくさん読んでください。いい英文をたくさん読むことがいい文章を書けることにつながります。また、英語ができるだけで就職がしやすい時代はやがて終わります。英語はあくまでもツールです。使いこなせる力を身に付けましょう。


英字新聞記者は、英語を使って仕事をする職業の中でも、自分でアイデアを探して記事を生み出していくクリエイティブな仕事であることが分かりました。また、毎日のように新しい情報や単語に触れることができるので、仕事をしながら英語力を向上させられる点でも新鮮味ややりがいがあるようです。

英語が好きで、ものづくりしたい人は、英字新聞記者を目指してみてはいかがでしょうか。


【profile】The Japan Times ST 編集長 高橋敏之

The Japan Times ST http://st.japantimes.co.jp/

この記事のテーマ
語学・国際」を解説

外国語を自在に使い、コミュニケーションを図る表現力を実践的に学びます。国際情勢などの知識、情報を収集する好奇心、語学力向上の努力が常に求められます。資格取得を目指すカリキュラムもあります。将来の仕事としては、日本語と外国語を翻訳・通訳することで双方の意志疎通の手伝いをするなど、海外との橋渡しをする職業が考えられます。

「語学・国際」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「英字新聞記者」
はこんな仕事です

英語で新聞記事を作成する仕事。分野は政治・経済からエンターテインメントまでさまざま。正確なライティング能力に加え、英語でのインタビュー能力、時事への見識の深さも必要だ。「TOEIC」「英検」などの学習のほか、英字新聞の読解、英作文の勉強などが必須となる。「The Japan Times」といった英字新聞以外に、「TIME」「Newsweek」などの英文雑誌がある。また、専門分野に特化したメディアも複数あり、クオリティーの高い正確な情報を発信できる英文ジャーナリストの活躍の場は広い。海外で活躍している英字新聞記者も存在する。

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