指紋じゃなくて○○紋!? 高級和牛を識別する方法とは?

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指紋じゃなくて○○紋!? 高級和牛を識別する方法とは?

2018.03.26

提供:マイナビ進学編集部

指紋じゃなくて○○紋!? 高級和牛を識別する方法とは?

皆さんはイヌやネコなどの動物の鼻を、じっくりと観察したことがありますか? ペットを飼っている方はぜひ、愛犬、愛猫の鼻先を確認してみてください。小さくて細かいシワがたくさんありますよね。何の変哲もない動物の鼻のシワですが、実は肉用牛を扱う畜産の現場において、大変重要な役割を担っているのです。

この記事をまとめると

  • イヌやネコをはじめとする動物の鼻の「シワ」は、人間の指紋のようなもの
  • 畜産業界ではウシの鼻のシワである「鼻紋」を、個体識別や血統登録に利用している
  • 牛の体の構造や畜産経営など、畜産・酪農に関わる知識を学ぶことができるのが「畜産学」である

あなたのペットの鼻のシワは、実は人間の指紋のようなものだった!

イヌやネコの鼻にある細かいシワは「鼻紋(びもん、はなもん)」と呼ばれ、動物の個体によってそれぞれ違う模様をしています。つまり鼻紋は、人間でいうところの指紋のようなもの。皆さんが飼っている愛犬や愛猫の鼻紋も、実は彼らだけのものだったのです。自分のペットの鼻紋が世界に一つのものだと思うと、何だか鼻のシワもかわいく思えてきますよね。

この鼻紋、実は私たちの食生活を支えてくれている畜産業界で大活躍しているのです。鼻紋は個体によってそれぞれ違うと同時に、一生変わることがありません。肉用牛、特に和牛を扱う業界では、こうした鼻紋の特性を個体識別に活用しているのです。

和牛の血統を「鼻紋」で管理

近江牛や神戸牛といった高級牛肉の名前は、皆さんも聞いたことがあると思います。こうした和牛のブランド価値を維持していくためには、しっかりと血統管理を行う必要があります。親牛の情報や個体の特徴などをきちんと把握することで、効率的な品種改良を行うことができるのです。

和牛の血統を管理するために行われているのが、和牛の戸籍の元である「子牛登記」です。成長した和牛は個体の水準に合わせて改めて登録を行いますが、子牛登記はそれら全ての登録の基盤となります。そしてこの登記を行う際に必要になってくるのが、鼻紋なのです。ウシの鼻と登録された鼻紋を照合することで、個体を識別し、管理するのです。

ところで鼻紋はどのように採取しているのでしょうか。鼻紋の採取方法は、実は人間が手形を取る方法ととても似ています。まずは子ウシの鼻先を動かないように固定し、鼻の湿り気を拭き取ります。手早く鼻にインクを塗り、和紙を装着した専用の「鼻紋採取機」を押し当てれば、鼻紋採取の完了です。

畜産、酪農業界は私たちの食生活を支えている

鼻紋を利用した和牛の識別方法を紹介しましたが、実は乳用牛のホルスタインの場合は、鼻紋ではなく白黒模様(班紋)を個体識別に利用しています。ホルスタインの白黒模様も、鼻紋と同じようにその個体特有の柄で、なおかつ一生変わることがないからです。

畜産業界や酪農業界では管理や繁殖のため、ウシたちが持つ体の特徴が大いに活用されているんですね。畜産や酪農と聞くとなんだか特別な業界のように感じられますが、食卓に並ぶお肉や牛乳、チーズなどを食べることができるのは、他でもない畜産・酪農業界があってこそのこと。実は私たちにとって大変身近な世界なのです。

こうした畜産・酪農についての知識を学ぶことができるのが「畜産学」です。畜産学では家畜の繁殖や改良をはじめ、畜産経営、さらには野生動物の保護まで、動物に関して実に幅広く研究を行うことができます。動物に関わる勉強がしたい方は、「獣医学」や「動物看護学」などと一緒に、ぜひチェックしてみてくださいね。

【参考】
PERORI「犬にも指紋(鼻紋)ってあるの?」
https://natural-food.jp/store/contents/dogfood/article-148/

ベッツワン「猫の「鼻」、どれだけ知ってる?」
https://www.vetswan.com/tool/column/health/97

公益社団法人全国和牛登録協会
「記検査・登録審査の実務について」
http://cgi3.zwtk.or.jp/?page_id=1262
「登録・検定事業について」
http://cgi3.zwtk.or.jp/?page_id=1247

全国肉用牛振興基金協会 情報誌びーふキャトル「牛の顔と鼻紋」
http://www.nbafa.or.jp/pdf/beef7/038_039.pdf

家畜改良センター鳥取牧場「子牛の鼻紋採取」
http://www.nlbc.go.jp/tottori/shortstory/bimon/

日本ホルスタイン登録協会「-血統登録とは-」
http://hcaj.lin.gr.jp/frame2.htm

一般社団法人 家畜改良事業団HP
http://liaj.lin.gr.jp/

「ホル協だより 斑紋見取図の片面化承認について」
http://liaj.lin.gr.jp/japanese/liajnews/49/4906.html

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「畜産学」
はこんな学問です

豚・牛・鶏などの家畜の改良、健康に育て増やす方法、病気の予防・治療法、畜産業の経営改善などを研究する学問である。研究分野は広範囲にわたり、牛乳・バター・チーズなどの乳製品やハム・ソーセージなどの食肉加工品の栄養学、伴侶動物(ペット)とのコミュニケーションの研究、鳥や獣などの野生動物の保護と生態系の保全などがある。また、家畜の健康についても研究領域となるため、獣医学と重なる部分も多い。

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