【シゴトを知ろう】政治家秘書 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】政治家秘書 ~番外編~

2018.02.02

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】政治家秘書 ~番外編~

総理大臣を一番輩出している都道府県をご存じでしょうか。それは、安倍晋三総理大臣の出身地(*)でもある山口県です。2017年3月に就任した前田晋太郎下関市長(山口県)は、安倍総理大臣の元秘書としても知られています。
どの政治家にとってもその活動を陰で支える秘書の存在は欠かせないもの。今回は政治家秘書はどのような環境で働いているのかという点に焦点を当てて、前田下関市長の専属秘書として活躍されている藤田泰子さんにお話を伺ったので番外編として紹介します。

この記事をまとめると

  • 市長には市民の思いが託されている。市長交代によって秘書も新しい方法を模索する
  • 細かなところに気を配る意識をもって仕事に臨む
  • 市政を動かす市長のスケジュールは分刻み! 臨機応変な対応が求められる

現場の雰囲気づくりも政治家(首長)秘書の大切な役割

より良い公務を行う上で、前田下関市長(右)と秘書課の連携は不可欠

より良い公務を行う上で、前田下関市長(右)と秘書課の連携は不可欠

――市長が変わると秘書課のメンバーや業務内容も変わるのでしょうか?

市長の交代に伴いメンバーが変わることは多いです。リフレッシュが必要になるので、新しい考え方やチームワークを取り入れようとします。「前の市長の時はこうだった」と前例に縛られると仕事がうまくかみ合わないことがあります。そのため、秘書課のみんなで相談して新しい手法を展開しながら新市長と話し合います。
マンネリやルーティン化してしまうのは良くないという市民の思いを、新しい市長をはじめとして私たちもしっかりと受け止めて変わっていかないといけないですね。

私の秘書歴はまだ浅いのですが、現在の市長になってから職場の雰囲気が更に明るくなりました。嫌なことやネガティブなことでも報告しやすい雰囲気づくりを、以前にも増して取り組んでいきたいと思っています。

秘書課のメンバーから専属秘書、専属秘書から市長の流れで業務連絡や事業提案の報告をするのですが、専属秘書が明るく市長に伝えられる環境が大切だそうです。専属秘書が暗い顔をしていると、秘書課からの話が市長のところで滞ってしまいます。ネガティブな内容の報告でも専属秘書が明るい雰囲気でソフトに市長につなぐことで秘書課の意見をご理解いただき、みんなが生き生きと仕事をすることができます。

本当に大切なことは現場に立ってから学ぶもの

――秘書課に異動になった時、業務はどのように覚えましたか? また、大きく変わったことはありますか?

人事異動の時に引き継ぎがあります。引き継ぎの期間は内示が出てから1週間くらいですね。通常業務の合間に、市長のスケジュール管理や来訪客との面会・協議のセッティングなど、秘書としてどのようなことをすればいいのかについて話を聞きました。
前の市長の時はどうしていたのかを当時の秘書に確認したり先輩に聞いてみたりしましたが、基本的には自分で現場に立ってから臨機応変に対応することが多かったです。習うより慣れろですね。

秘書課に異動したことによる変化といえば、それまでは椅子に座ってデスクワークをすることが多かったのですが、秘書になるとお客さまのお迎えやご案内で立っていることが多く歩く距離も増えて、最初は足が痛くなりました(笑)。


――政治家(首長)秘書の仕事をする上で意識していることはありますか?

お客さまにお茶を出すタイミングなど細かな部分に気を使っています。どのようにしたら市長がスムーズに仕事をできるのかを意識することも大切です。市長が行動する数分前には常にスタンバイをしているといったように、時間的な面でも気遣いをしています。

市長の性別によって秘書の業務内容が変わる!? 

前田下関市長の一日のスケジュールをまとめた日程表

前田下関市長の一日のスケジュールをまとめた日程表

――緊急事態や困った出来事に遭遇することはありますか?

市長のスケジュールが随時変更されるので、調整を余儀なくされることがあります。例えば公務で上京するとき、中央官庁の都合で頻繁に予定が変わることがあるんです。搭乗する飛行機やその他のスケジュール変更をしなければならないのですが、変更できない予定もあるので、必死で席が空いている飛行機の便を探したこともあります。

市長のスケジュールは分刻みなので本当に調整が大変です。その場に応じて対応しなくてはなりません。このような対応は昼夜関係ないので、他の業務の時間が割かれてしまうこともありますね。


――政治家(首長)秘書の仕事をする上で男性と女性に違いはありますか?

市長が参加する庁外イベントについていくのは男性の専属秘書の役割なので、女性の秘書は同行しません。下関市長は男性なので、庁外は男性、庁内は女性が担当することになっています。
これは、友好都市の訪問や視察などで男性政治家が海外に赴くときは特に、女性秘書が一緒にいると特別な関係があるのではないかと疑われてしまうことがあるからです。逆に女性市長の場合、随行するのは女性秘書になると思われます。


政治家(首長)秘書は、仕える政治家(首長)のスケジュールに合わせて行動するのが基本です。そのため、不測の事態が起こったり、準備しておいた段取りを直前でやり直したりする場面に直面することもあるようです。しかし、政治家(首長)秘書は大変な仕事かもしれませんが、常に新しいことに対面できる面白さややりがいのある仕事だと感じました。
誰かのサポートをすることが好きな人やその場に応じて柔軟に対応することに魅力を感じられる人は、政治家(首長)秘書の仕事に目を向けてみてはいかがでしょうか。

【profile】下関市役所 総合政策部秘書課 主任 藤田泰子

下関市公式ウェブサイト http://www.city.shimonoseki.lg.jp/

取材協力:下関市役所


*出身地:歴代総理大臣の出身地は、原則として戦前は出生地、戦後は選挙区によるもの。

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「政治家秘書」
はこんな仕事です

政治家の活動をバックアップするのが秘書。国会議員は公費で3人の秘書を雇うことができるが、それ以上の私設秘書を雇用することもできる。仕事内容は経験年数によって異なり、雑用や一般事務、秘書業務なども行う。後援者を集めたパーティーの手配や選挙活動のサポートを行うこともある。また、ベテラン秘書になると議員の片腕としてイベントや冠婚葬祭へ代理で出席したり、政策や立法に関わることもある。必要な資格はないが、議員事務所の求人応募、知人の紹介、ボランティアから政界に足を踏み入れる人もいる。

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