【シゴトを知ろう】政治家秘書 編

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【シゴトを知ろう】政治家秘書 編

2018.02.02

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】政治家秘書 編

市民が安心して健全に生活する上で欠かすことのできない社会のルールなどを整備する政治家(首長)の仕事は、国や地方といった広い範囲を対象としていて内容も多岐にわたるため、一人で全ての業務を行うことはできません。政治家(首長)秘書は、そんな政治家(首長)の日々の業務をサポートする重要な役割を担っています。
政治家(首長)の秘書はどのような働き方をしていて、何にやりがいや苦労を感じているのかについて、下関市役所(山口県)の総合政策部秘書課に勤務されている藤田泰子さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 市長の業務が滞りなく進むようにサポート。市政に関する状況分析や情報収集も行う
  • 人と接する機会が多い政治家(首長)秘書にはコミュニケーション能力が求められる
  • チャレンジ精神こそが仕事に結びつく

勤務時間や業務内容は市長のスケジュールによって決まる

早朝に登庁した前田下関市長を迎える藤田さん

早朝に登庁した前田下関市長を迎える藤田さん

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

私は前田晋太郎下関市長の専属秘書なので、市長が登庁する時間や退庁する時間に合わせて仕事をしています。主な仕事は市長のスケジュール管理で、お客さまの来訪時間の連絡や調整です。

他には、何時にどなたがいらっしゃって、市長と面会される際にどの部屋を使うのかなど応接室や執務室の状況を確認したり、市議会で市長が答弁する時に使う答弁予定書の作成を手伝ったりすることもあります。市議会対応の仕事が入ると、帰宅時間が遅くなることや土日に出勤することもありますね。

<一日のスケジュール>
07:30 登庁
07:45 市長の送迎準備、執務室の整理整頓など
08:15 市長登庁
08:30 秘書課でミーティング、一日のスケジュール確認
09:00 市長への来訪客との面会・協議のセッティング
12:00 市長への配茶、昼食手配
13:00 市長への来訪客との面会・協議のセッティング
17:30 市長退庁
17:40 執務室の片付けなど
18:00 退庁

※市長への来訪客がいない場合は、市長が公務で遠方に出掛ける時の交通手段、宿泊先などの手配や文書の整理を行う。
※業務の都合によっては、深夜に退庁するときもある。


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

市長の業務を支える仕事なので、サポートやスケジュールの調整がうまくいったときはとてもうれしいです。
秘書課に配属になる前は職員課で職員の福利厚生に関わる仕事を行っていたのですが、秘書課に来てからはいろいろな方と会う機会が増えました。お客さまを市長へ円滑にご案内しますが、ご満足いただける時間を過ごしていただきたいと思い、短い時間なりにコミュニケーションを図ります。お客さまが笑顔で来られて笑顔で帰る姿を見るとほっとしますし、やりがいを感じることがあります。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

過去に働いていた部署では、その部署に関係する仕事を中心にしていれば良かったのですが、市長秘書の場合は市政全体に目を配っていかないといけないので大変だと感じることがあります。市政に関連する状況分析や情報収集が必要ですし、広くさまざまな知識を持つように心掛けています。

また、3、6、9、12月に開かれる市議会で、市長は市議会議員からの質問に対する答弁を行うので、関係部署が答弁予定書を用意したり発言要旨を作ったりします。市長が答弁する前日までに、各部署から上がってきた質問に対する回答を秘書課でまとめて答弁予定書を用意するため、その準備が大変です。

地元愛と大学でのさまざまな経験が今につながっている

2017年3月に就任した前田下関市長を支える総合政策部秘書課の職員たち

2017年3月に就任した前田下関市長を支える総合政策部秘書課の職員たち

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

下関市内の大学を卒業した後、合併前の旧4町(*)に公務員として採用されましたが仕事を始めてから間もなく下関市と合併し、下関市役所に勤務することになりました。
以前は、地域のコミュニティづくりをしたり文化振興を支援したりする市民文化課や人事管理を行う職員課にいましたが、人事異動により秘書課所属となりました。

*合併前の旧4町:2005年、旧下関市は豊浦郡の菊川町、豊田町、豊浦町、豊北町と合併して新たな下関市となった。


Q5. 大学では何を学びましたか?

大学では主に、東アジアを中心にした国際政治経済について学びました。下関はアジアに近い場所で中国や韓国との定期航路もあるため、東アジアを中心とする世界各国の方々とのコミュニケーション能力を高める講義が多いんです。英語・中国語・朝鮮語といった外国語科目を多く履修し、語学力も磨きました。

勉強以外では、テニスサークルや留学生たちと触れ合う機会のある国際交流のサークルに参加していました。上下関係、先生や友人との国際的なコミュニケーションの取り方を学ぶいい経験ができたと感じています。秘書は人と接することが多い仕事なので、特にコミュニケーション能力が重要なのです。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

漠然となのですが、多くの人々の役に立つ仕事がしたいと思っていた高校生の頃から、将来就きたい仕事の一つとして公務員を考えていました。大学生になってからは地域に密着した仕事をしてみたいと思っていたので、役所の職員という仕事が思い浮かんだんです。
今は秘書課にいますが、昔から抱いていた「人の役に立つ」「地域に密着した」仕事ができていると感じています。

高い能力が求められる政治家(首長)秘書

Q7. どういう人が政治家秘書に向いていると思いますか?

政治家(首長)秘書に一番要求されるのは機転です。市長と担当部局との調整なども行うので、次に何をすれば事がうまく運ぶのかについてその場その場で臨機応変に対応し、市長が仕事をスムーズかつ確実に進められるようにしなければいけません。

また、たくさんのことに興味を持って、新しいことに前向きに行動することが好きな人が向いていると感じます。政治や経済の動きはもちろんですが、スポーツや文化などさまざまな知識を持つことや情報収集をすることが秘書業へ通じていると感じるからです。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

どんな職業を希望する場合でもいえると思いますが、学生時代にいろいろなことにチャレンジしてほしいなと思います。例えば、習い事や部活動、ボランティア、語学勉強などを通じて見識を深めるといいでしょう。若い感性を持って挑めば、新しい世界、今まで知らなかった世界が見えてくると思うので、柔軟で新鮮な発想を生み出してほしいです。
日本は広いです。地元以外の町を知ることも大切なので、たくさんの地域に足を運んでみてください。海外旅行も人生の糧になると思いますよ。


学生時代から勉学に励み、興味を持ってさまざまなことに前向きに取り組んできた姿勢が実を結び、藤田さんは市長専属の秘書に選任されたのではないかと感じました。
政治家(首長)秘書に興味がある人は、住んでいる地域や国、世界で起こっている問題に目を向け、それらの問題を解決するためにどのような取り組みがなされているかについて関心を持つことから始めるといいかもしれませんね。

【profile】下関市役所 総合政策部秘書課 主任 藤田泰子

下関市公式ウェブサイト http://www.city.shimonoseki.lg.jp/

取材協力:下関市役所

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「政治家秘書」
はこんな仕事です

政治家の活動をバックアップするのが秘書。国会議員は公費で3人の秘書を雇うことができるが、それ以上の私設秘書を雇用することもできる。仕事内容は経験年数によって異なり、雑用や一般事務、秘書業務なども行う。後援者を集めたパーティーの手配や選挙活動のサポートを行うこともある。また、ベテラン秘書になると議員の片腕としてイベントや冠婚葬祭へ代理で出席したり、政策や立法に関わることもある。必要な資格はないが、議員事務所の求人応募、知人の紹介、ボランティアから政界に足を踏み入れる人もいる。

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