普通の車いすとは何が違う? 乗り降りや移動が楽になる車いすとは

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普通の車いすとは何が違う? 乗り降りや移動が楽になる車いすとは

2018.02.20

提供:マイナビ進学編集部

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普通の車いすとは何が違う? 乗り降りや移動が楽になる車いすとは

車いすというと、皆さんはどのようなものをイメージしますか? 手押し式のものや電動タイプのものを思い浮かべるのではないでしょうか。足をはじめ、体にハンディキャップを抱える人たちには欠かせない車いすですが、最近では乗り降りや移動が楽になる車いすの開発が進んでいるようです。

この記事をまとめると

  • 高齢化が進む中で、介護者にとっても介助者にとっても車いす生活は課題が多い
  • 乗り降りや移動といった課題を解決する新しい車いすの開発が行われている
  • 車いすを使った体験学習やイベントは、車いすのあり方について考えるきっかけになる

介護者だけでなく介助者にとって、車いすの乗り降りは大変なこと

学校の体験学習などで実際に車いすに乗ったことがある人は、車いすでの移動に大変さを感じた人も多いことでしょう。自分の手で動かすタイプの車いすは、移動だけでも大きな負担になるものです。しかし実際に車いすに乗って生活をする人たちにとっては、移動以外にも大変な場面があるのです。

それは車いすそのものの乗り降りです。例えば朝起きて車いすに乗るとき、寝る前に車いすから寝床に移るとき、乗り降りが必ず生じます。またお風呂やトイレに行くときなども車いすを乗り降りしなくてはなりません。

これは介護の現場で課題になっていることで、介護を受けている人にとってはこうした乗り降りがとても体力の必要になる動作だといいます。また介助者にとっても、体を支えることが必要となるため、大きな労力がかかります。そのため介護を行う側・受ける側のどちらにとっても、大きな課題となっていたのです。

今後さらに高齢化社会が進むと、高齢者の介護を高齢者が行うといった状況も増えてくることが考えられます。このような状態の中で、より負担が少なく利便性の高い車いすを開発することが求められてくるようになったのです。

後ろから乗るタイプや全自動運転の車いすも実現!

では、実際に乗り降りがしやすい車いすとはどういったものがあるのでしょうか。皆さんがイメージする車いすの乗り降りは、イスに座るように後ろ向きに座るという体勢が思い浮かぶのではないでしょうか。

しかし2017年11月、これまでのイメージを覆す、新たな車いすが開発されたことが発表されました。それが車いす型ロボットの「RODEM(ロデム)」です。このRODEMは、これまでの前乗り型の車いすとは異なり、後ろから馬にまたがるように乗るというのが特徴です。乗るときの動作のイメージとしては、おんぶされるときのような前傾姿勢を思い描くとよいでしょう。左右に手すりがついているため、腕の力だけで乗り降りすることができるのです。またイスの位置がやや高く設定されているため、歩行者と同じ視線の高さに合わせられるという工夫も。これまでの車いすのイメージを大きく変えるものとなっているのです。乗り降りや介護者・介助者の負担もかなり軽減できることから、RODEMは今後、病院や介護施設などを中心に普及していくことが見込まれています。

他にも、移動することの負担をより軽減した車いすが開発されています。大手電機メーカーのパナソニックは、スマホに行き先を読み取らせることで一定のエリア内は操作不要で移動できる、自動運転型の電動車いすの発売を発表しました。これまでの電動車いすと異なり、全自動になることでさらに移動がスムーズになったのです。

この自動運転機能を持つ車いすは、空港や駅などの大型施設などでの導入が見込まれています。特に大きなターミナル駅や、空港などは入口から乗車口までかなりの移動距離を要します。そのような限られたスペースでの大移動の場面などで、今後大きな活躍を見せてくれるのではないでしょうか。

イベントを開催することで見えてくる、車いすのあり方

車いすに関しては、より多くの人にどのような特徴や不便さがあるのかということを知ってもらう取り組みも行われています。

学校での体験学習の他にも、2017年10月には千葉市で車いすを使い街中を歩くイベント「車いすウォーク」が開催されました。こうしたイベントに参加することによって、車いすの生活の実態や、「こんな機能があれば……」といった発見にもつながることでしょう。見ると乗るとでは大きな違いがあるはず。高校生の皆さんも車いすの目線になることで見えてくるさまざまな気付きが発見できるかもしれません。

このようにハンディキャップを持つ人々が自立し、安心した生活が送れるよう考えていくことは「介護福祉学」の学びにつながります。介護福祉学では、介護や社会福祉、医療など、高齢化が進む社会の現状や法整備などを学んでいきます。そしてより充実したサポートを行うにはどのようなケアや技術が必要かなどを考えていく学問です。そのため介護福祉について学べる学校では、介護福祉や医療に関する制度を学ぶと同時に、施設での実習に取り組むことになります。

ちょっとした目線の変え方や小さな気付きによって、車いすの開発も年々大きく変化を遂げています。介護の仕事に携わりたいという人だけでなく、「将来ものづくりに携わりたい」という人も、介護福祉の視点から進路につながるヒントが見つかるかもしれませんよ。


【参考文献】
ORICON NEWS
https://www.oricon.co.jp/article/343403/
ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1711/20/news108.html
朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASK5L7KSMK5LUBQU01R.html
産経WEST
http://www.sankei.com/west/news/170102/wst1701020039-n1.html
毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20171003/ddl/k12/100/189000c

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

大きな戦争の減少、食糧事情の向上、医療技術の発達などにより、おもに先進国では平均余命が伸びています。同時に、生きてはいるけれども健康ではないという、要介護状態の高齢者が増加し、医療費の伸びや介護保険費の膨張など、大きな問題が山積しています。福祉は、子どもから高齢者まで人間の発達段階に応じた社会支援の理想的なあり方を探求します。個人だけでは解決できない問題を、集団・組織として考える視点を学びます。

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この記事で取り上げた
「介護福祉」
はこんな学問です

障がいのある子どもや大人、そして高齢者が安心して自立した生活を送れるようにサポートするのが介護福祉の考え方である。社会福祉、介護、医療、臨床心理などの分野をバランスよく学びながら、介護福祉の専門知識や介護技術についても理解を深める。今後、高齢化が進むなかで増え続ける介護を必要とする人々に対し、どのようにすれば安定した介護サービスを提供することができるかが、大きな研究課題となる。

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