複雑な日本の路線図に隠された工夫 デザインと色で得られる効果とは!?

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複雑な日本の路線図に隠された工夫 デザインと色で得られる効果とは!?

2018.03.08

提供:マイナビ進学編集部

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複雑な日本の路線図に隠された工夫 デザインと色で得られる効果とは!?

色の見え方(色覚)は人によって違う場合があることを知っていますか? そのため公共の場所では、誰でも同じように情報が得られるよう、さまざまな工夫がされています。それは一体どんな工夫なのでしょうか?

この記事をまとめると

  • 色の見え方は人によって違うため、色の組み合わせには工夫がされている
  • 地下鉄の路線図には、色弱者でも見やすいデザインが使われている
  • 多くの人が見やすいデザインを目指すのがユニバーサルデザイン

色の見え方は人によって違うため、色の組み合わせには工夫がされている

私たちが普段目にしている物にはさまざまな色が付いていますが、人によってその色の見え方や感じ方が異なります。特に色覚障がいを持っている人たちは、赤色が緑色に見えるなど、大きく異る場合があるのです。
学生の頃に行った健康診断で、さまざまな色の小さな円が集まった中に何の数字が書いてあるかを答える色覚テストがあったのを覚えていませんか? 一般色覚の人が読み取りやすい色の配色と、色弱者が読み取りやすい色の配色は違うので、テストの結果に差が現れます。

色弱者の割合は、日本人の場合、男性の20人に1人、女性で500人に1人といわれています。人によって色の感じ方が違うため、駅や公共施設など、多くの人が使う場所のデザインには、多様な色の感じ方に対応するような、誰もが判別しやすいデザインが必要とされるのです。

地下鉄の路線図には、誰でも見やすいデザインが使われている

視覚・形状などで、多くの人に平等に分かりやすく使いやすい機能を持ったデザインをユニバーサルデザインといい、中でも視力の弱い人や色弱者にも見やすいデザインを目指したものを、カラーユニバーサルデザイン(CUD)と呼びます。

一例をあげると、CUDは地下鉄の路線図に採用されています。東京の地下鉄は、丸の内線、日比谷線など合わせて13路線が入り組んで乗り入れています。路線図には、この13路線がそれぞれ色別に描き分けられているのですが、色の感じ方は人それぞれ違うので、誰でも判別しやすいような工夫が施されています。

例えば、

1. 隣り合う路線に判別しにくい色を使わない
2. 線を太くして中に路線名を書く
3. 色以外の情報を持たせる
4. 線路が交差する箇所には白い縁取りをして混同しないようにする
5. スタートとゴールの駅に路線名の頭文字を書いて、指で追いやすいようにする
6. 見分けにくい線には、模様などを入れて判別しやすくする

など、多くの工夫がされているのです。

全ての人が見やすいデザインを目指すのが、ユニバーサルデザイン

他にも、ある信用金庫では使用頻度の高い伝票を4色に分けて使いやすくしたり、折り紙の裏面に色の名前を印字して色弱者にも色を分かりやすくした例などがあります。

今回は色使いに配慮したユニバーサルデザインを紹介しましたが、形やデザインを工夫することで、できるだけ多くの人への使いやすさを考えたユニバーサルデザインもあります。

デザインというと美しさなど思い浮かべるかもしれませんが、このように年齢や国籍を問わず、誰もが使いやすい環境を提供することを学べる学問でもあります。今回紹介したユニバーサルデザインは、デザイン工学で学ぶことができます。もし何かしらのデザインに携わっていきたい方は、検討してみてはいかがでしょうか。


【参考サイト】
福島県カラーユニバーサルデザイン(CUD)ガイド
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16005c/ud-cudguide03.html

NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構
http://www2.cudo.jp/wp/?cat=10

この記事のテーマ
工学・建築」を解説

工業技術や建築技術の発達は、私たちの生活を画期的に快適で安全なものに変えてきました。先人たちの生み出した知恵に新しい技術をプラスすることで、その進歩はいまも日々、進んでいます。インフラの整備や災害に強い街作り、エネルギー効率の高い動力機械や高い知能を持ったロボットの開発など、工学や建築に求められるものはますます増えるでしょう。自然との共生も大きなテーマです。理系の中でもより実地的な分野だと言えます。

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この記事で取り上げた
「デザイン工学」
はこんな学問です

工業製品や建築物はもとより、都市や生活環境、情報にまで及ぶ広範囲な対象物を、工学と芸術双方の視点から捉えてデザインを追究する学問。「空間・環境・建築デザイン工学分野」では、建築学や景観論、生活文化を学ぶことで、豊かな住環境デザインを考える。「ヒューマンインターフェース分野」は、光や音、熱の物理的な解析などから、マルチメディアのデザインを考える分野。商品開発から都市開発、建築、機械と研究を生かす領域は幅広くある。

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