【シゴトを知ろう】モデル 編

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【シゴトを知ろう】モデル 編

2018.01.23

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】モデル 編

本の表紙や街中のポスターなど、さまざまな場所で目に入ってくるモデルの仕事。俳優やアイドルとして、テレビで活躍している人もいますよね。皆さんの中にもこの仕事に憧れを持っている人がいるのではないでしょうか。

今回は、雑誌や広告の被写体をはじめ、アート活動やコラムの執筆でも活躍するモデルの前田エマさんに、仕事内容について伺いました。

この記事をまとめると

  • 一般的にモデルの仕事は事務所を窓口にして決まっていく
  • 表現活動を続けていくための手段の一つがモデルだった
  • 人と比較して落ち込まず、自分なりの方法を模索できる人に向いている仕事

モデルは、さまざまな人とものを作る喜びを分かち合える仕事

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
私の仕事は雑誌、ブランド、広告のモデル、CMやムービーへの出演です。もともと写真家やクリエーターの人たちから声を掛けていただいて被写体をしていましたが、今は事務所に所属して仕事を受けています。

モデルの仕事はほとんどの場合、事務所を窓口にして決まります。でも、ただ黙って事務所に所属しているだけでは依頼はきません。まずはマネージャーと一緒にキャスティング業者の人に会い、自分のことを知ってもらう必要があります。また、雑誌などの場合は自分が写った作品を冊子にまとめた「ブック」を編集部に持ち込み、自分はどんなモデルなのかを説明します。そうした道のりを経て自分の存在や特性を知ってもらってから、初めて「あなたに合う案件がありますよ」とお仕事やオーディションの話をいただけるようになるのです。周りのモデルさん達も、みんなこのようにしてお仕事を得ています。

撮影は媒体によって行う時間帯が異なりますが、大体朝早いことが多いですね。外でのロケの場合、人がいないうちに撮影する必要があるので、朝4時に出発……なんてことも。電車がない時間の場合はロケバスやタクシーが家まで迎えに来てくれることもあります。カルチャー系雑誌の撮影だと美術館や地方に行くことが多いので、もう少し遅い時間の撮影になります。一般のお客さんに見られながら撮影することも多いですね。カメラマンさんやヘアメイクさんなど、たくさんのスタッフさんと共に作品を作り上げていきます。

<ある1日のスケジュール> 
6:00 撮影に向かう
午前中 撮影
14:00 カフェでコラム執筆
17:00 オーディション
20:00 取材対応


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

このお仕事は会社員のように毎日同じ場所に行くわけではなく、一緒に仕事する人も扱うものも案件によって変わります。その分、毎回新しいチャレンジができることにやりがいを感じます。モデルの良いところは「人と違っていい」ということ。どんな案件にも正解はなく、他の人と同じアプローチができなくても「私ならこういうやり方ができるのかな?」と自分らしく試行錯誤できるのは魅力的だと思います。

また、さまざまな人とものを作る喜びを分かち合えることにもやりがいを感じます。皆で一つのものを作り上げていくことにワクワクしますし、自分が憧れていたカメラマンさんやヘアメイクさんとご一緒できるときはうれしく思うと同時に、「それに見合うだけのものを提供しなきゃ」と気が引き締まりますね。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
経済的に不安定なところです。この仕事は、頑張れば頑張っただけ結果が付いてくるわけではありません。私もオーディションは1年に2回受かったらいい方。たくさんオファーがくる時期もあれば、あまりこない時期もあります。その波は自分でコントロールできるものではないので、それで不安になる人には向いていない仕事だと思います。

私は最初から「何があっても自分のやりたいことをやって生きていきたい」と決心してこの世界に入ったので、多少のことではめげません。なかなか結果が出ないときは悩むこともありますが、落ち込んでいても仕方ないので、切り替えて自分なりの新しい方法を探すようにしています。

やりたいことをやって生きていくためにこの仕事を選んだ

Q4. どのようなきっかけ・経緯でモデルの仕事に就きましたか?
 
実は私は、もともとモデルになりたかったわけではありません。はじめは美術大学に通いながら写真家の作品モデルをしたり、個展を開催したりするなどフリーで表現活動をしていました。とにかく「ものを作ること」「自分が面白いと感じたことを人に伝えること」をして生きていきたかったのです。そのために学校の勉強はもちろん、学外のワークショップや写真教室に参加したり、アートイベントのスタッフをしたりと積極的に動いていましたね。しかし、やりたいことをやって生計を立てていくのは難しいという現実も知っていました。どうしたら大学を出た後これを仕事にできるのか考えたときに、思い浮かんだのが「モデル」という働き方でした。

海外のモデルは背が高くスリムで、ファッション業界で活躍するのが一般的ですが、日本のモデルはギャルもいれば身近な読者モデルもいて、縛りが少なく自由です。「自分の生き方をプレゼンテーションしたり、他者の考え方や人物、土地や文化を紹介したりすることもモデルの仕事といえるのかも」と気付き、大学4年生の冬に自分が今までやってきた活動をまとめたファイルと手紙を今所属している事務所に送りました。すると、今のマネージャーから連絡がきて面接に呼ばれ、事務所の社長から「あなたの活動を精一杯応援するので、一緒に頑張りましょう」と声をかけていただいたのです。そして大学卒業後、正式に所属して今に至ります。


Q5. 大学では何を学びましたか?

美術大学の油絵科で、絵や写真の歴史、知識について学んでいました。私は「いろいろな世界を見たい、知りたい」という思いが強かったので、とにかくたくさんの授業を取るようにしていました。卒業に必要な単位数より20単位ほど多く取りましたね(笑)。

所属していた油絵科に限らず写真のゼミに入ったり、アニメーションや映画学科の授業に潜ったり、デザイン科の友人と交流したり……自分の関心のある分野に飛び込んでいました。今でも大学で出会った友人に自分の個展に使うDM(ダイレクトメール)のデザインを頼んだり、服を作っている子に自分のコラム連載の取材を申し込んだりするなど、当時の仲間と仕事で関わる機会がありますよ。

 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生の頃から「ものを作る側で生きていきたい」「楽しいことを人に伝えていきたい」という思いがありました。高校はあまり好きではありませんでしたが、美術予備校に通い始めたことで「世の中にはこんな変わった人たちもいるんだ!」と世界が広がり、学校でも偏屈にならず前向きに過ごせるようになりましたね。本や雑誌を読んだり、名画座で昔の映画を見たりすることも好きでした。

当時インプットした知識はモデルの仕事や表現活動をする際にも役立っています。スタッフさんと共通の話題で盛り上がることもありますし、自分の興味の引き出しは多い方だと思うので、当時の経験は今につながっているなと感じます。

失敗を恐れず、興味のあることにチャレンジしてほしい

Q7. どういう人がモデルの仕事に向いていると思いますか?
 
人と自分を比べることに悲観的にならない人ですね。「これは私にぴったりの案件だ!」と思ったオーディションに限って違うモデルさんが選ばれたり、逆に「落ちただろうな」と思ったら受かっていたりと、モデルは実力だけでなく運と個性に左右される特殊な仕事です。そこで落ち込んだりくよくよしたりせず、「じゃああの子とは違うアプローチをしてみよう」と次に生かしていける人が向いていると思います。また、常に試行錯誤が必要なので根性があることも大事です。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

今の時代、失敗したくないと思って生きている人が多いと思います。SNSで自分の生活を見せるのが当たり前になっている分、「人からどう見られるか」を気にしがちなのではないでしょうか。私自身、人から見られる仕事をしているので全く気にしないわけではありませんが、失敗を恐れてやりたいことができないくらいなら、芽が出なくてもいいから自分の関心がある世界に飛び込んでみることが重要だと思います。

大人になればなるほど、今まで積み重ねてきたものが増えるので、失敗したくないという気持ちが大きくなっていくのは仕方がありません。だからこそ高校生のうちに興味のあることにチャレンジすることは、とても貴重な経験だと思います。その瞬間瞬間の自分の気持ちを大切にすることが、青春なのだと思います。広い心を持って、頑張ってくださいね。
 

表現活動を続けていくために、モデル事務所の門を叩いた前田さん。純粋に写真家の作品の被写体をする際は、撮られているのは自分でも、あくまでその写真は写真家のものなのだとお話してくださいました。モデルは華やかなだけでなく、その場にいる人と一つのものを作り上げていく「ものづくり」の仕事でもあるのだと感じますね。写真を通して人や自分の思いを表現したいという人は、前田さんのようにモデルという進路を将来の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
 
 
【profile】Now Fashion Agencyモデル 前田エマ
公式ホームページ
Twitter:@emma_rian
Instagram:@emma_rian

<連載>
『OZ magazine』
『She is』
『marie claire style』
『装苑』

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

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この記事で取り上げた
「モデル」
はこんな仕事です

ファッションブランドの服やアクセサリーを身に付けて、雑誌や広告のモデルになったり、ファッションショーに出演したりするのが仕事。また、手や足など身体の一部分だけで表現するパーツモデルや、彫刻や絵画などの被写体を務める美術モデルもいる。外見、容姿で評価される職業ではあるが、細かな服の着こなし術、シーンごとの表情、ポーズのつくり方など、自らの工夫次第で印象は大きく変化する。すなわち普段のトレーニングが役立つ仕事だ。プロとして活動するためには、モデルエージェンシーに所属することが基本になる。

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