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コオロギでできたパンに世界が驚愕! 昆虫は栄養豊富な超優良食材だった!?

2018.01.25

提供:マイナビ進学編集部

コオロギでできたパンに世界が驚愕! 昆虫は栄養豊富な超優良食材だった!?

皆さんは、この地球上における「飢餓人口」をご存じでしょうか。その数およそ8億人。なんと9人に1人が、十分な食事を取ることができずに苦しんでいるのです。こうした問題を解決するためのスーパーフードとして、少し前に「ユーグレナ(ミドリムシ)」が注目を集めました。しかし現在、私たちにとって大変身近な「ある生き物」が、食糧問題解決の糸口になるとして世界を震撼させているのです。

この記事をまとめると

  • フィンランドで「コオロギパン」が売り出され、日本でもニュースに
  • 昆虫は栄養豊富な優良食材で、さらに飼育面でもメリットが多い
  • 生物資源の生産や、有効利用に関する研究を行えるのが「生物生産学」

フィンランドで発売されたのは、驚きの「コオロギパン」!

2017年11月、フィンランドの企業があるものを材料にしたパンを発売し、日本でもニュースになりました。そのあるものとは、なんと「コオロギ」。この驚愕の「コオロギパン」には、一斤あたりおよそ70匹のコオロギが含まれているそうです。

コオロギパンといっても、昆虫のコオロギがそのまま練り込まれているわけではありません。材料となるコオロギは乾燥させた後に粉末状に加工され、小麦などの材料に混ぜ込まれているのです。価格は通常のパンの1.3倍から2倍程度ということで、少し割高です。気になるのは味ですが、食べた人からは「普通のパンと違いが分からない」「とてもおいしい」などの声が上がっているのだとか。

世界を驚かせたコオロギパンのニュースですが、実は昨今、「昆虫を食料として活用しよう」という動きが高まってきているのです。「そんなの気持ち悪い!」と感じる人も中にはいるかもしれませんが、そんなネガティブな先入観を取り払うためにも、昆虫を食料として活用するメリットを紹介しましょう。

栄養豊富で環境にも優しい。昆虫を食料にするメリットは沢山あった!

昆虫食の文化は、古くから世界各地に存在しています。現代でもタイには昆虫料理を売る屋台がありますし、メキシコの農村部では日常的にさまざまな昆虫が食されています。日本にも、イナゴやハチの子などを食材にする地域がありますね。

昆虫が世界中の人々の間で食用にされる大きな理由は、優れた栄養にあります。タンパク質や良質な脂肪を多く含む昆虫は、カルシウムや鉄分、食物繊維の含有量が豊富です。牛肉の鉄分含有量は乾燥させた状態で100gあたり6mg。それに対し、イナゴ類の鉄分含有量は100gあたり8~20mgにもなるのです。オーストラリアの先住民族アボリジニには、アリやイモムシを食べる文化がありますが、これは昆虫が砂漠で採れる大切なタンパク源だから。世界では1,900種以上もの昆虫が食用にされている、という報告もあるのです。

また、昆虫は飼育環境についても多くのメリットがあると言われています。まず、牛や豚などの家畜に比べ、昆虫であれば飼育スペースが狭い土地で済みます。さらに、家畜の排泄物などは環境汚染に影響しているといわれていますが、昆虫はそれら家畜よりも排出する温室効果ガスやアンモニアが少なく、環境保護につながります。

こうした理由もあり、昆虫を食料として活用することの有効性が大きな注目を集めているのです。昆虫食が産業として本格化すれば、世界の食糧問題を解決することができるとも言われています。

「生物生産学」で昆虫食を追求すれば、飢餓に苦しむ人々の助けになるかも

地球上には満足に食事を取れず、健康的な生活を送ることができない人たちが数多く存在しています。こうした飢えの苦しみが昆虫によって解決できるとなれば、虫嫌いの人も見る目が変わるかもしれませんね。

私たち人間が生きるために食べることは必要不可欠。安定的な食料の供給は、必ず誰かが行わなくてはならない大切な仕事です。こうした食料供給に関わる専門的な知識を学ぶことができるのが、「生物生産学」です。

生物生産学では生物学や科学の知識を基に、生物資源および食料の生産、その有効利用方法、さらには生産性の向上などの研究を行うことができます。優良食材として今回紹介した昆虫ですが、食料として大量供給するには多くの問題も残されています。皆さんも生物生産学で昆虫食を追求し、そうした問題の解消に努めてみてはいかがでしょうか。もしかしたら皆さんの研究が、世界の飢餓救済につながるかもしれませんよ。

【参考】
国連WFP「数字で見る飢餓」
http://ja.wfp.org/hunger-jp/stats

毎日新聞「世界初の「コオロギパン」、フィンランドで発売」
https://mainichi.jp/articles/20171124/reu/00m/030/008000c

国際連合食糧農業機関(英語ページ)
http://www.fao.org/news/story/en/item/175922/icode/
報告書
http://www.fao.org/docrep/018/i3253e/i3253e.pdf

食品安全委員会(↑の概要を翻訳したもの)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu03830870295

農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/chikusan/kankyo/taisaku/t_mondai/01_mondai/

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「生物生産学」
はこんな学問です

世界的な規模での食料不足が心配されるなか、安定した供給体制の確保が急がれる。そのために持続可能な食料生産と生産性の向上を研究する学問である。専門分野としては、生物の生産量についてのさまざまな要因を数理的に分析する「数理解析学」、優れた遺伝的な素質を持った個体を選び集めることで生産性の改善の役に立つ「量的遺伝学」、予想外の収量減や生産物のロスを生じさせる病害虫対策を研究する「病害虫研究」などがある。

「生物生産学」について詳しく見る

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