【シゴトを知ろう】ナレーター 編

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【シゴトを知ろう】ナレーター 編

2018.01.25

提供:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ナレーター 編

CMやテレビ番組を観ていて、ナレーションの声に思わず聴き入ったり、その声が耳に残ったことはありませんか? 出演者たちのように顔が見えることはなくとも、声だけで聴く人を惹きつけるのがナレーターのお仕事です。そんな存在の一人として活躍される、ナレーターの近田和生さん。数多くのCMなどで「声の出演」をされており、テレビをよく観る人ならきっと一度は聴いたことがあるでしょう。今回はそんな近田さんに、仕事について伺いました。

この記事をまとめると

  • テレビ番組やCM以外にも、ナレーターが必要とされる場面はさまざま
  • 最後のスパイスとして自分の声がはまり、それを喜んでもらえたときがやりがい
  • 自分の根幹にあるもの・本当に好きなものは何か考えることで道が開ける

映像と自分の声がピッタリはまる瞬間が、ナレーターならではの楽しさ

Q1. 最初にお仕事の概要と、一日のスケジュールを教えてください。

テレビ番組・ラジオ・CMなどに声を使ってナレーションを入れる仕事です。ナレーションというと多くの人がまず思い浮かべるのはこの3つだと思いますが、一般の人たちの目に触れない部分でも、ナレーターが必要とされることがあります。

例えば企業が新入社員に向けて準備をする会社説明ビデオ・企業関係者向けのイベントでのみ上映される映像や、学校の授業で使う教育ビデオなど……。仕事の現場は人によってさまざまです。僕の場合は、ナレーターを始めた当初から主にテレビCMのご依頼をいただいており、近年ではWeb番組のナレーションの仕事もしています。

<一日のスケジュール>(ある日の一例)
午前中 その日の収録の資料チェックなど
13:00 テレビCMのナレーション収録
15:30 美術館や映画館へ足を運びトレンドチェック
19:00 Web番組の収録
22:00 終業


Q2. お仕事をされる中で、やりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?

CMやテレビ・Webなど映像媒体の番組の場合、ほとんどの現場において、ナレーションの収録というのは一番最後に行われます。タレントさんなど出演者の撮影が終わり、音楽や効果音も入った後の、ナレーション以外の要素がほぼ全て出揃った状態の作品に、最後のスパイスとして声を入れるのが僕の仕事です。

そこで映像と自分の声がピッタリはまったとき、何ともいえない快感を味わうことができます。それは他の仕事では体験することのできない、ナレーターという仕事ならではの楽しさです。

そしてやりがいを感じるのは、自分のナレーションを喜んでもらえたときです。仕事が終わって収録室から戻った際、クライアントさんやスタッフさん達からスタンディングオベーションで迎えていただけることもあり、そういう出来事は大きなやりがいですね。


Q3. お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんなときでしょうか?

ナレーションの収録は、自分一人だけの無音状態の密室で行います。それを別室でスタッフさんや、時にはクライアントさんご本人がずっと見ているわけです。一つのCMには、それに社運をかけているクライアントさん、企画をしたCMプロデューサー、出演しているタレントさんたち……短い中にたくさんの人の思いが詰まっています。そこに最後のナレーションがうまく重なることで、観る人の心に訴えるようなものが完成します。

しかし逆に言えば、その最後の要素で失敗すれば全て台無しになってしまう。こうしたプレッシャーに常に耐えなければいけないという点が、仕事を始めた当初は大変に感じていました。

仕事の楽しさと本当に紙一重の部分ですね。今もプレッシャーは感じますが、この仕事が好きな気持ちと期待に応えたいという思いの方が大きいので、大変ではありません。

英語を学び続けてきたことも、ナレーションの仕事に生かされている

Q4. ナレーターのお仕事を志すようになったきっかけを教えてください。

僕はまず喋ること自体が好きで、人前で喋る仕事がしたいという気持ちが高校時代からありました。短大では演劇を学び、卒業後は役者として舞台に立ちながら、クラブDJとしても仕事をしていました。そしてご縁あって、当時から俳優であり声優・ナレーターとしてもご活躍されていた津嘉山正種(つかやま・まさね)さんの付き人をさせていただいたんです。その中で次第に「自分も津嘉山さんのような仕事をしてみたい」と強く思うようになっていたところ、CMのナレーションをさせていただいたことが、ナレーターとしての最初の仕事でした。


Q5. 今のお仕事のために、どのようなことを学びましたか?

高校卒業後に進学した短期大学で演劇を専攻し、劇団「青年座」の養成所で演技を学びました。その後6年間は青年座の所属俳優として活動していましたが、一年間劇団を休んでアメリカで英語を学び、帰国後も勉強を続けてネイティブな発音を身に付ける努力をしました。この経験も、今の仕事に大きく生かされていると思います。

最初は俳優として英語も使った表現ができるようになりたいということから学び始めましたが、CMの中には日本語のナレーションの中に少し英語が含まれるようなものも多いです。英語の発音をしっかりと学んだおかげで、そういったCMのご依頼をいただいています。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校時代は、人前に出て目立ちたい、注目されたいという気持ちが強かったですね(笑)。
現在のナレーターという仕事は、顔が見えるわけではありませんが、たくさんの人たちに自分の声を聴いていただけるので、当時の思いが叶っているのかなとも思います。

どんな職業を目指すにしても、「なりたい動機」を大切に

Q7. どういう人がナレーターに向いていると思いますか?

一番は、喋ることが好きな人ですね。僕はナレーターになりたいと思う以前に、とにかく喋ることが好きだったからこそ、この仕事が心から好きで続けられています。ナレーターは多様性のある仕事ですし、技術面は後から学べるものなので、まずは喋りたいという思いが大事だと思っています。

その上で、文法やイントネーションなどの国語力は不可欠です。流行の言葉を知っておく事も大切ですが、ナレーションの基準となるのはアナウンサーも意識して駆使するような美しい日本語です。


Q8. 最後に、高校生に向けたメッセージをお願いします。

将来どんな職業を目指すにしても「なりたい動機」を大切にしてください。

僕はナレーターの他にクラブDJとしても仕事をしていますが、喋ることと同様に音楽も大好きなので、クラブDJを続けています。舞台俳優として活動していた時期も、ただ「目立ちたい」という思いだけでは厳しかったと思います。今なりたい職業がある人は、どうしてその職業に就きたいのか、自分の根幹にあるものは何か?と自分に一度問いかけてみてください。まだ明確な目標がない人は、どんなときに楽しいか、本当に好きなものは何か……そしてそれを使って何ができるかと考えていくことで、きっと道が開けます。



今回の取材時、近田さんのWeb番組ナレーション収録の現場を見学させていただきましたが、現場の緊張感やスタッフの方々との連携、収録後の笑顔から、近田さんが語ってくださったナレーターならではの魅力・やりがいにもつながるプレッシャーが間近に伝わってきました。

何を目指すにもまずは動機を大切にという近田さんの言葉は、高校生活でのさまざまな活動を楽しむ上でも参考になるのではないでしょうか。


【profile】ナレーター 近田和生
近田さんの所属する「大沢事務所」のWebサイトはこちら
http://osawa-inc.co.jp

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ナレーター」
はこんな仕事です

テレビ番組やコマーシャルなどの映像で、音声ナレーション(語り)を担当する仕事。ラジオのような音声だけのメディアも活躍の場として考えられる。そのほかにも企業のPRビデオや、最近ではWebサイトの動画での仕事も増えている。ナレーターの能力としては、そのコンテンツが表現したいイメージに合わせ、声のトーンや口調をコントロールする技術が求められる。また、標準語の正確なアクセント、間の取り方も重要。特別な資格は必要ないが、専門学校などで基礎的なナレーション技術を学び、芸能・声優事務所に所属するのが早道だ。

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