思わず笑顔になるかも!? 「よーきんしゃったね」とお出迎えしてくれるATMがあるらしい!

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思わず笑顔になるかも!? 「よーきんしゃったね」とお出迎えしてくれるATMがあるらしい!

2018.01.18

提供:マイナビ進学編集部

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思わず笑顔になるかも!? 「よーきんしゃったね」とお出迎えしてくれるATMがあるらしい!

2017年は茨城弁が印象的なドラマ『ひよっこ』が人気を博すなど、方言を耳にする機会が増えたかもしれません。見知らぬ地域の方言は記憶に残りますし、自分が生まれた場所の方言で話し掛けられれば親しみが湧くものです。

実は最近、こうした魅力のある方言を生かしたサービスが増えています。一体どんなものなのでしょう?

この記事をまとめると

  • 福岡県や三重県では、方言であいさつするATMが登場している
  • 方言で街をPRする自治体も出てくる一方、消える恐れのある方言もある
  • 言葉の成り立ちや地域分布を学ぶ「言語学」

お金をおろそうとしたら「よーきんしゃったね」!?

コンビニや駅などでよく見かけるATMですが、方言による音声案内で利用者に語りかける機種が登場しました。今年10月、ファミリーマートが福岡県の店舗に設置したATMの音声案内サービスは、「いらっしゃいませ」の代わりに「よーきんしゃったね」と地元の方言で案内をしてくれます。そんな風に声を掛けられたら、思わずほっこりした気持ちになりそうです。

福岡以外の地域の店舗でも方言の音声案内サービスに対応したATMの導入を進めており、三重県では伊勢弁で「よう来たなあ」と出迎えてくれます。旅先でこんなATMがあると知ったら、思わず立ち寄ってしまいそうですよね。

こうした方言対応のATMの設置により、利用者に親しみやすさをアピールし集客の増加につなげる考えです。また、地域の方言を多くの人に知ってもらい、文化を伝承する社会貢献の意味合いや、ご当地もののような存在で観光に訪れた人に楽しんでもらう狙いも込められているそうです。身近なものにこうした方言サービスが取り入れられれば、今まで知らなかった地域の言葉に触れる機会がまた一つ増えそうですね。

方言が町おこしにも一役!

方言を町おこしに活用する自治体も出てきました。

例えば宮崎県小林市は他地域から移住者を集める事業の一環として、外国人の語りを通して市の豊かな自然や住民の人柄のよさをPRする動画を制作。1分45秒間にわたり地元の西諸(にしもろ)弁を使用していますが、インターネット上で「フランス語みたい」と話題になり、再生回数が200万回を超える人気を集めました。この動画を見ると、きっと皆さんも実際に街の人たちが西諸語を話す姿を見に出かけてみたくなるかもしれません。この動画が人気を集めたことにより、小林市は大きなPR効果を得ることができました。

また、スマホアプリ開発を手掛ける株式会社sinProjectによる「ついーちゃ方言版」は、Twitterの操作メッセージを方言に変えるサービスを提供しています。現在40の方言に対応しており、出雲弁を選択すると「つぶやかっしゃーかね?」(ツイートしますか?)と表示。ふるさとを離れて暮らす人をなじみのある一言で癒やしたいという気持ちから作られたそうです。皆さんが将来、大学生活や会社勤めのために地元を離れることになったら、こんな風に気軽に方言に触れることができるサービスに心が温まるかもしれません。

標準語をあえて方言に置き換える取り組みが行われている一方、逆の試みもあります。それは、医療現場で患者と医師らの方言によるやりとりを標準語で記録しようというものです。

東北電力などは今年8月から、人工知能(AI)を活用して、自動で青森県の津軽弁を標準語に変換し、要約する研究を始めました。津軽弁はなまりが強く、県外出身の担当者は理解するのが難しいという課題があったため、医療現場の事務負担を軽くするために早期の事業化を目指しています。

言葉の歴史や成り立ちを学ぶ「言語学」とは?

方言に関するビジネスやサービスが盛り上がりを見せる一方、消滅の危機に直面している地域の言葉もあります。ユネスコ(国連教育科学文化機関)は、日本語のうちアイヌ語(北海道)、宮古、八丈語(いずれも沖縄県)などの8言語を選びました。

方言はその地に根ざしている言葉のはずなのになぜ消滅してしまうのでしょう? 8言語のうち「極めて深刻」と位置付けられたアイヌ語については、国による北海道開拓が進む中、子どもたちがアイヌ語を話さないよう、親たちがわざと日常会話で標準語を使用した時代があったそうです。このように、次世代に受け継がれない言語は衰退してしまう恐れがあります。方言を話す人が少なくなれば、その分、言語が残る可能性も低くなります。自分の話す言葉がいつしか消えてしまうかもしれないなんて悲しいですよね。

このような言語の歴史や地域ごとの特色、分布などを研究する学問に「言語学」があります。言語学の中ではさらに分かれており、言語とは何かという基本的な部分を習得する「意味論」や、なまりに注目して発音の移り変わりを学ぶ「音韻論」などがあります。

言語学を学んだ人は、通訳・翻訳士の他、言語や聴覚に障害のある人をサポートする言語聴覚士など、言葉での意思疎通を円滑にする仕事に就くことが多いようです。家でのお母さん、お父さんとの会話にも、学校での友だちとのやりとりにも言葉は欠かせません。皆さんが親しい人たちと何気なく使っている方言はどこから生まれたのか、背景を探ってみると新たな気付きがあるかもしれません。

言語学に興味が湧いた人は、自分や家族の生まれ育った場所特有の言葉について調べてみてはいかがでしょうか? 同じ意味の言葉でも、似たような表現やあるいは全く違う言い回しなど面白い発見がありそうです。ぜひ身近なところから言語学への関心を深めていってくださいね。


【参考文献】
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO21841160T01C17A0ACYZ00/
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG28H9X_Y7A720C1CR8000/
朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASJD37G3TJD3OIPE00W.html
産経WEST
http://www.sankei.com/west/news/160523/wst1605230034-n1.html
ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1707/28/news118.html
文化庁
http://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kokugo_shisaku/kikigengo/
http://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kokugo_shisaku/kikigengo/jittaichosa/pdf/kikigengo_kenkyu.pdf

この記事のテーマ
語学・外国語」を解説

世界中にはさまざまな言語が存在します。言語は思考の原点ですから、それだけ多くの考え方が世界にはあり、言語の数だけさまざまな文化が存在するということです。世界中の人々が幸福に生活するためには、相互理解が欠かせません。その架け橋となるのが語学です。言語の成り立ちや文法、発音などの構造的な特徴を追究し、外国語を習得してコミュニケーション能力を高めることで、国際人としてのグローバルな視野を養います。

「語学・外国語」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「言語学」
はこんな学問です

世界の言語の特徴や特質を研究する学問。言語を成り立ちや構造、変化・変遷、分布、比較などさまざまな角度から捉えることで理解を深める。学問領域は、主に言語の本質を探るための「意味論」「語彙論(ごいろん)」「文法論」「文字論」「音韻論」などから成っているが、関連するほかの学問と融合した比較言語学や社会言語学などもある。言語障がいに関する研究や、通訳・翻訳分野、日本語教育分野など、学校によってさまざまな研究の深め方がある。

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