文部科学省・山田泰造さんに聞く。なぜ今「記述式問題」が導入されるのか?

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

文部科学省・山田泰造さんに聞く。なぜ今「記述式問題」が導入されるのか?

2017.12.25

提供元:マイナビ進学編集部

メイン
テーマ

文部科学省・山田泰造さんに聞く。なぜ今「記述式問題」が導入されるのか?

2021年1月、現在の大学入試センター試験に代わり、大学入学共通テストが始まります。ポイントの一つは、記述式問題が導入されること。なぜ今記述式の試験が必要なのか、文部科学省 高等教育局 大学振興課 大学入試室長の山田泰造さんに詳しくお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 目まぐるしく変化する社会に対応するため、書く力はますます必要になる
  • 「記述式問題のモデル問題例」には、工夫していることが盛りだくさん!
  • 毎日の授業に積極的に参加することこそが「思考力・判断力・表現力」を養う近道になる

「書く力」はなぜ重要なのか?

――大学入学共通テストでは、新たに記述式問題が導入されることになりました。どのような背景があって、今回の改革に至ったのでしょうか?

高校生の皆さんも耳にすることが多いと思いますが、グローバル化、IT化が進むなど、世の中が大きく変化してきています。おそらく今の子どもたちが大人になる頃は、これまで以上にいろいろな国の社会や文化に触れることになるでしょう。

こうしたことを踏まえて、教育はどうあるべきかが検討されてきました。そこで出た結論の一つが、暗記をして知識を得、テストで発揮することが中心では、これからは通用しないのではないかということ。自分で考えて表現することが、これまで以上に大切になってきます。そうした力を見るには、記述式の問題が良い判断材料になります。

実際にモデル問題を解いてみると、かなりの解き応えが!

――実際に大学入試センターのWebサイトにある「記述式問題のモデル問題例」を解いてみました。なかなか解き応えがあると感じましたが、どのような意図があるのでしょうか?

私たちは「思考力・判断力・表現力」と呼んでいますが、これらを判断するため、問題を工夫したいと考えました。それは複数の資料の中から、自分自身で問題点や課題を考え、どうすればよいか判断をして表現することができるかどうかということです。

例えば今回のモデル問題では、地図を見て、行政が出している資料を理解し、親子の会話を読みとく。3つの異なった資料から、問題点はどこになるのか、課題は何かを考えて表現しなければなりません。これは単に書く力があるだけではできないことで、資料の内容を理解する力や親子の会話を読みとく読解力が必要になってきます。

日常の授業において、積極的に参加することが大切

――最近では、小論文を試験科目とする大学も増えています。こうした傾向をどのように考えていますか?

実は記述式問題が大切だという認識は、今に始まったことではありません。昔から言われてきたことで、事実、以前から2次試験で記述式の問題を出している国立大学も多くあります。大学はもともと、生徒たちのそうした学力を見たいと思っていたのです。

冒頭で述べたように、社会が大きく変化してきたことで「思考力・判断力・表現力」の必要性がますます高まってきましたから、小論文や記述式を試験に導入する大学が増えているのではないでしょうか。私たちも大学側に「思考力・判断力・表現力」の試験を、積極的に実施してほしいと言っています。


――これから大学を受験する高校生が取り組んでおくべきことは、何だと思いますか?

特別な勉強をする必要はないと思います。ただ、日々の授業に積極的に参加することがとても重要だと考えます。授業の中で、先生が言っていることに対して自分がどう考えるか、友達はあんなことを言っているけど、自分はこう思うなど、進んで考えて学ぶ姿勢が大切だと思います。日頃からそういう気持ちで授業に臨んでいれば、特別なことをしなくても「思考力、判断力、表現力」は身に付いていくのではないでしょうか。



記述式の問題が出題されると聞くと、どんな試験になるのか不安な気持ちがあるかもしれません。山田さんからは「日頃の授業に積極的に参加することが大切」とのアドバイスがありました。確かに、日常において行われている授業は、知識の宝庫なのかもしれません。授業は受け身ではなく、積極的に参加していきたいですね。


【取材協力】
文部科学省 高等教育局 大学振興課 大学入試室長 山田 泰造

【参考】
大学入学共通テスト記述式問題のモデル問題例(独立行政法人大学入試センターより平成29年5月16日公表)

あなたの適性にあった学びや仕事が見つかる

適学・適職診断

無料

進学・適職診断を受ける