シンガポールの国土をまるごと3D化!? 災害対策に役立つ「3D都市データ」って何?

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シンガポールの国土をまるごと3D化!? 災害対策に役立つ「3D都市データ」って何?

2017.12.20

提供:マイナビ進学編集部

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シンガポールの国土をまるごと3D化!? 災害対策に役立つ「3D都市データ」って何?

皆さんはGoogleストリートビューで自分の住んでいる地域を見たことはありますか? このツールはGoogleが詳細に集めた各地域の画像データを地図サービスに反映させることで、その土地の地理をリアルに知ることができます。「どこに何があるのか、どこがどうなっているのか」を知りたいときに活用している人も多いのではないでしょうか。

この記事をまとめると

  • シンガポールは、国土を3D化したバーチャル・シンガポールを開発中
  • 3D都市データは、災害対策や経済発展への貢献が期待されている
  • 地理学では、都市の災害対策などについて地理の点から研究することができる

もうすぐシンガポールが丸ごとバーチャル化するってホント!?

そんな中注目を集めているのが、シンガポールの国土をまるごと3D化するという試み、「バーチャル・シンガポール」です。シンガポール政府がフランスのソフトウェア企業ダッソー・システムズと提携し、巨額の資金を投じて進められているこの計画は、2018年に完成・公開が予定されています。

バーチャル・シンガポールは、国中の土地や建物が3Dで表示されるだけでなく、街の交通状況や建物の材質など、さまざまな情報をリアルタイムで得られるようになるといわれています。テクノロジーを駆使した未来の地図ともいえそうですが、どうして国土を3D化する必要があるのでしょうか?

災害対策やインフラ整備に役立つ3D都市データ

私たちは地図を見ることで、「どこに何があるのか、どこがどうなっているか」という土地の特徴を知ることができます。例えば、地図の等高線から土地の形や斜面の角度を知ることができますが、これは地域の災害対策やインフラ整備(生活や産業の基盤となる設備を整備すること)をする上で重要な情報です。土地の形を知ることで、津波や洪水の対策を考えたり、道路や送電設備の建設に役立てたりすることができるからです。

今よりも高度な災害対策やインフラ整備を行うためには、より詳細な情報を持った土地のデータが必要になります。バーチャル・シンガポールはこうした防災や都市部の課題解決を目指して開発されています。交通網の渋滞状況や雨量・水位、エネルギー消費量などをリアルタイムで地図上に表示しその土地の状況を見える化することは、東南アジア有数の経済都市国家であり、交通量を監視・記録するセンサーが普及しているシンガポールならではの発想といえます。

また、3D表示された建物などをクリックすることで、建物の番地などの情報だけでなく、建物の建築面積や木の本数、また建物の材質なども表示されるようになります。これらの情報が分かることで、地震や津波などの災害が発生したときに建物倒壊の危険性をより具体的にシミュレートできるようになり、精度の高い災害対策や二次災害の防止策の提案が可能になるのです。建物の日照時間や換気方式なども分かるため、環境汚染対策にも役立ちます。

このような土地の3D化は「3D都市データ」と呼ばれ、現在、日本でも関連するプロジェクトが進められています。例えば、経済産業省とIT企業・メディアが協働し、都市を丸ごと3Dスキャンして光と音で表現する「3D City Experience Lab.」や、衛星画像を活用した世界最高精度の地図である「AW3D全世界デジタル3D地図」などが注目を集めています。このような3D都市データは、洪水対策など自然災害リスク分析などに役立てられる見込みです。

都市の災害対策・インフラ整備など都市生活の研究につながる「地理学」

バーチャル・シンガポールのような高性能な地図は、ただ「土地を知る」だけでなく、私たちの生活をより便利に、より安全にするための基盤となります。「地理学」は、このような都市の災害対策やインフラ整備について、地理の点から研究する学問です。

地理学はもともと大きく分けて2つの目的があります。一つは土壌や地形、気候など自然現象を通して地理を研究する「自然地理」、もう一つは人間の生活と土地の関係について研究する「人文地理」です。人文地理では、災害対策やインフラ整備など、人々の都市生活をサポートするための地図の活用法や調査法などについて学ぶことができます。

人文地理が扱う自然災害の問題はさまざまな学問との関係性が強く、文学部や社会学部で専攻できる一つの学問として地理学が設けられている学校もありますので、地理学に興味が湧いた人は、学校ごとにどの学部で地理学が学べるかに注目して進路選択を検討してみてくださいね。


【参考文献】
日経アーキテクチュア
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/knpcolumn/14/546679/022900019/
WIRED
https://wired.jp/2017/06/21/3dmap-virtual-singapore/
https://wired.jp/2017/06/20/3d-city-experience-lab/
3D City Experience Lab.
https://3dcel.com/research/casestudy01/
NTTデータ
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2017/083101.html
MSN
http://a.msn.com/01/ja-jp/BBETpFX?ocid=st

この記事のテーマ
文学・歴史・地理」を解説

文学は、長い歴史のなかで変遷してきた人間の生活や社会、人々の考え方や感情の変化などを、文章表現をもとに考える学問です。文献を読み解いて比較検討し、過去から現在、さらには未来に至る人間のあり方や社会について研究します。地理学や歴史学は、今日の私たちの生活や文化、経済活動などについて、基盤となった地形や気候、史実やさまざまな事象、最新の研究結果や歴史的な遺構をもとに、その成り立ちから考える分野です。

「文学・歴史・地理」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「地理学」
はこんな学問です

地理学には2つの顔がある。一つ目は地形や気候、植物の生育や水の循環などを研究する自然地理と、政治・経済活動、人口問題、都市生活などを研究する人文地理である。その他、地球レベルでの環境問題や異常気象による自然災害を、そこに暮らす人間との関係において調査研究を行い、改善策を提案することもできる。また、さまざまな領域に活用されているGIS(地理情報システム)も研究対象である。

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