水族館の水面を歩ける!? 建築家が生んだ新しいアイデア

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水族館の水面を歩ける!? 建築家が生んだ新しいアイデア

2017.12.08

提供元:マイナビ進学編集部

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水族館の水面を歩ける!? 建築家が生んだ新しいアイデア

最近は、水族館で魚や動物を見るためのさまざまな工夫がされていますが、ある若手建築家が「水面に張られた極薄ガラスの上を歩き、水面を歩いていると感じられる水族館をつくれないか」という提案をしました。薄いガラスの上に乗ればガラスは割れてしまいそうですが、どのような原理で実現させようとしているのでしょうか?

この記事をまとめると

  • 液晶テレビやスマホの表面に貼られている薄いガラスが、新しいアイデアを生み出した
  • 水面のガラスは、一定の薄さになると重いものが乗れるようになる
  • 空想と現実の両方を行ったりきたりすることで、新しい発想が得られる

スマホに貼られた薄いガラスが、アイデアのきっかけに!

日本の若手建築家が、2015年に「子どもであれば、水面に置いた極薄のガラスに乗ることができる」と発表しました。

あるガラスメーカーが製造している液晶テレビやスマホ、タブレットの表面に貼られている厚さ0.1mmの極薄の膜ガラス。この膜ガラスを建材として普及するために何か面白いことを考えてほしいと依頼されたことから、このアイデアを思いついたのだそうです。

薄いガラスの意外な性質

ここで疑問に思うのが、そもそもガラスは水面に浮くのかということです。通常のガラスであれば、水面に浮くことなく沈んでしまいます。しかし、極薄の膜ガラスはとても軽いため、ガラスの重さと、水がものを浮かべる浮力が均衡し、水面に浮くのです。

次に強度の問題。通常、ガラスが薄くなるほど強度は下がります。当然ガラスの上に乗せる物も軽くしなければならないのですが、実験の結果、面白い発見がありました。

どんどんガラスを薄くしていき、ガラスの厚みが0.5mmを下回った瞬間、薄くなるにつれて、より重い物を乗せても割れないという、不思議な現象が起きたのです。

薄い膜ガラスは、物が上に乗ると重さで下に曲がり、湾曲が大きくなるほど負荷がかかることでガラスは割れてしまいますが、0.5mm以下の薄さになれば、水の浮力が重みを支えくれること分かりました。

その結果、厚さ01.mmのガラスであれば片足56kgまでは水面で割れずに耐えられることが発見されました。体重を考えると、子どもであれば水の上の極薄ガラスに乗ることができるというわけです。

空想と現実の両方を創造に生かす

とても面白いアイデアですが、この建築家はどのようにしてこのような発想を思いついたのでしょうか?

それは「空想と現実とを行ったりきたりして提案を考えていく」考えから生まれたのだそうです。現実ばかりを見るのではなく空想を大切にすることで、実際にない物への創造力を社会に示し続けられるのでは……という思いがあるそうです。

建築物は、今回のガラスのように物理現象を計算した上で設計されるものです。もし興味があればデザイン工学を学んではいかがでしょうか? 新しい素材や物理現象を理解することで、自由な発想の建築物が設計できるかもしれませんね。

【参考】 
ログミー
http://logmi.jp/83893
TED×UTokyo
http://tedxutokyo.com/speaker/kei-kaihoh

この記事のテーマ
工学・建築」を解説

工業技術や建築技術の発達は、私たちの生活を画期的に快適で安全なものに変えてきました。先人たちの生み出した知恵に新しい技術をプラスすることで、その進歩はいまも日々、進んでいます。インフラの整備や災害に強い街作り、エネルギー効率の高い動力機械や高い知能を持ったロボットの開発など、工学や建築に求められるものはますます増えるでしょう。自然との共生も大きなテーマです。理系の中でもより実地的な分野だと言えます。

「工学・建築」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「デザイン工学」
はこんな学問です

工業製品や建築物はもとより、都市や生活環境、情報にまで及ぶ広範囲な対象物を、工学と芸術双方の視点から捉えてデザインを追究する学問。「空間・環境・建築デザイン工学分野」では、建築学や景観論、生活文化を学ぶことで、豊かな住環境デザインを考える。「ヒューマンインターフェース分野」は、光や音、熱の物理的な解析などから、マルチメディアのデザインを考える分野。商品開発から都市開発、建築、機械と研究を生かす領域は幅広くある。

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