「〆」は漢字で、「々」は漢字ではない?!  その謎から分かる日本の文化

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「〆」は漢字で、「々」は漢字ではない?!  その謎から分かる日本の文化

2018.02.09

提供:マイナビ進学編集部

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「〆」は漢字で、「々」は漢字ではない?!  その謎から分かる日本の文化

キーボードで「おなじ」と入力すると変換できる「々」。我々・諸々・云々・色々と便利に使っていますが、実はこの文字、漢字ではないって知っていましたか? 一方で、記号のようにも思える「〆」という字。こちらは、漢字の一種です。一体、漢字の定義とは何なのでしょうか。

この記事をまとめると

  • 「々」は漢字ではない!? 
  • 「〆」は記号!? それとも漢字?
  • 海外でも使われている記号のような文字

読み方が決まっていなければ漢字ではない

漢字であるためには、何かしら読み方が決まっていなければなりません。つまり、少なくともある一定の音を表している必要があるのです。

この「々」は、前にある文字によって読み方が変わってきます。例えば、人々と書けば「びと」、品々と書けば「じな」というように変化し、一定の音を表していません。そのため、漢字とはいえないのです。

「々」は、「踊り字」と呼ばれる同じ漢字などを重ねる時に用いる符号、JIS漢字(*)の世界では「繰り返し記号」とされています。また、「同」の異体字「仝」の草書体や、漢字の「二」から生まれてきたとされ、「ドウの字点」「ニの字点」と呼ばるなど、呼び名がいくつかあるようです。

*JIS漢字:パソコンなどで日本語を処理するため、定められた漢字表のこと

「〆」が漢字である謎

次に「〆」について見ていきましょう。〆は「しめ」という一定の読み方を持つため、漢字といえます。

この字は中国由来ではなく、日本で作られた漢字である「国字」です。
「うらなう」という意味を表す「卜(音読みはボク)」という漢字が変形したものだと言われており、現在では「締め」の意味で使用されてます。
また、手紙などの封じ目にも、閉じた印として「〆」が使われることがあります。

「々」も「〆」も日本独自の文化

ここで海外の文字にも注目してみましょう。

英語にも単語を繰り返すために用いられる言葉が存在しています。

“ditto mark”と呼ばれる「〃」という記号です。日本語でも同上(上に同じ)という意味で同じ記号が使われていますね。また、単語として下記のような用い方もします。

A:I like to play soccer!(サッカーが好き!)
B:Ditto!(私も!)

このように、相手と同じことを言いたいときに用い、”Me, too.”や”So do I.”のような使い方をします。

しかし、「々」のような直前の文字を繰り返す踊り字を用いている国は、日本だけです。紀元前の中国・殷時代の書物には踊り字が確認されているようですが、現代は中国でも公式には使用されておらず、用いているのは日本語だけです。

踊り字である「々」も、日本独自の漢字である「〆」も、日本特有の貴重な文化といえそうです。

言語学では、このように言語の来歴や故事、分布、変化などをさまざまな角度から研究をします。普段何気なく使っている言葉ですが、その本質を探れば、その国の歴史や文化に対する知識をますます深めることができます。興味のある人は言語学を学んでみてはいかがでしょうか。

【参考サイト】
http://kanjibunka.com/kanji-faq/old-faq/q0351/q0009/
http://kanjibunka.com/kanji-faq/old-faq/q0351/
https://kotobank.jp/word/%E8%B8%8A%E3%82%8A%E5%AD%97-453553#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
https://www.weblio.jp/content/%E3%80%86
http://www.ei-navi.jp/dictionary/content/ditto+mark/
英ナビ(ditto mark)
http://www.ei-navi.jp/dictionary/content/ditto+mark/

この記事のテーマ
語学・外国語」を解説

世界中にはさまざまな言語が存在します。言語は思考の原点ですから、それだけ多くの考え方が世界にはあり、言語の数だけさまざまな文化が存在するということです。世界中の人々が幸福に生活するためには、相互理解が欠かせません。その架け橋となるのが語学です。言語の成り立ちや文法、発音などの構造的な特徴を追究し、外国語を習得してコミュニケーション能力を高めることで、国際人としてのグローバルな視野を養います。

「語学・外国語」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「言語学」
はこんな学問です

世界の言語の特徴や特質を研究する学問。言語を成り立ちや構造、変化・変遷、分布、比較などさまざまな角度から捉えることで理解を深める。学問領域は、主に言語の本質を探るための「意味論」「語彙論(ごいろん)」「文法論」「文字論」「音韻論」などから成っているが、関連するほかの学問と融合した比較言語学や社会言語学などもある。言語障がいに関する研究や、通訳・翻訳分野、日本語教育分野など、学校によってさまざまな研究の深め方がある。

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