住んでいる地名に〇〇の漢字があると? 地名からよみとく土地の秘密に迫る!

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住んでいる地名に〇〇の漢字があると? 地名からよみとく土地の秘密に迫る!

2017.12.15

提供元:マイナビ進学編集部

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住んでいる地名に〇〇の漢字があると? 地名からよみとく土地の秘密に迫る!

私たちが住む土地には、必ず「地名」がつけられています。実はこれをひもとくと、その土地の歴史や地形だけではなく、どんな災害に弱いのか知ることができるんだとか。土地の名前が私たちの住環境とどんな関わりがあるのでしょうか。

この記事をまとめると

  • 地名をひもとくと、その土地の歴史や地形が見えてくる
  • 「水」に関する漢字が使われている土地は、冠水や氾濫などの自然災害があった可能性が
  • その土地がどんな災害に弱いのかも含め、住環境全般について研究する学問が「住居学」

地名は、その土地に関するさまざまな情報を教えてくれる

皆さんは、自分が住む土地の「地名」について深く考えたことがあるでしょうか。実は地名からは、その土地に関する情報や過去の様子など、さまざまな事柄について知ることができるのです。

例えば東京都には「新宿」という地名がありますが、これはかつて、この土地に宿場が設けられていたことからついた名前。東海道、中山道などの「五街道」が定められた江戸時代、各街道には多くの宿場が置かれていたそうです。しかし、現在の新宿周辺にあたる場所には宿が少なく、旅人にとっては大変不便でした。その後幕府により新しく宿が作られ、かつてその場所の所有者であった内藤氏の名前から「内藤新宿」と呼ばれるようになったのです。この呼び名が、現在の「新宿」の地名につながっているのですね。

歴史だけではなく、その土地の地形が地名になる場合も多くあります。現在は住宅街であっても、地名に「山」がつけば文字通りそこは山だったでしょうし、その形跡が急な坂道として残っている場合もあります。東京都に「神田」という地名がありますが、これは神田がかつて、神社に供えるための稲を作っていた農村地帯だったことの名残だといわれています(*)。都会の街並みが広がる現在の神田からはちょっと想像ができませんよね。

*諸説あります。

こんな漢字が使われていたら、「水」に関する災害に注意!

「山」だけではなく、そこがかつて高台であった名残は「丘」「台」「高」「坂上」といった地名からもうかがい知ることができます。それでは逆に低い場所や、水場に近い土地だったことを意味する地名にはどのようなものがあるのでしょうか。

まずは低い土地ですが、こちらは「谷」「窪」「久保」「坂下」といった地名がつけられている場合があります。そして水に関わる土地に使われやすい地名としては、「川」や「池」をはじめ、「袋」「沼」「瀬」などが当てはまります。

実は、こうした低地だったり水に関わる漢字が付けられている土地は、水関係の自然災害と関係があるかもしれないのです。つまり、河川の氾濫や湧き水による水害、豪雨時の土砂崩れなど、過去の災害の教訓が地名として残されている場合があるということ。現在では各地の地名を分析し、ハザードマップ作製に役立てようという動きも出てきています。

地名が教える過去の災害の歴史が住居選びに生かせる

1982年7月、長崎市内を襲った集中豪雨により、市内全域が冠水被害を受けました。死者行方不明者299名を出したこの大災害の中で、被害が大きかったとされている土地の地名が、「長崎市鳴滝」。鳴滝という地名は「水音をたてる滝」が語源なのだそうで、水に関係する土地であったことが分かります。このように全国各地に残された地名は、過去の災害を後世に伝える役割も担っているといえるのではないでしょうか。

2011年の東日本大震災をきっかけに、国内では防災に対する意識が大きく変わりました。日本は地震だけではなく、水害や土砂崩れとも縁のある国。地盤の固さはどうか、液状化はしないか、川が氾濫した場合に水はどこまでくるのか……。住む場所を選ぶ際には、そうした点も考える必要があるのではないでしょうか。もちろん、災害の危険が考えられる地域では被害を最小限に食い止められるよう、国や自治体で対策を考えています。その土地に住んでいるからといって引っ越す必要などはありませんが、将来住居を選ぶ際の選択肢として、土地の「地名」も一つの指標として考えてみてもいいかもしれませんね。

こうした土地環境に対して、特に住居を通して研究する学問が住居学です。住居学は建築材料や建築構造だけでなく、インテリアや住環境、敷地の安全性や防災まで、住居に関する事柄を幅広く研究する学問です。私たちの生活を守り、癒やしを与えてくれる大切な住居。住居に関する勉強に興味がある方は、建築や設計だけではなく、住居学という学問があることをぜひ覚えておいてくださいね。


【参考URL】
国土交通省九州地方整備局「防災の取り組みと過去の災害」
http://www.qsr.mlit.go.jp/bousai/index_c06.html

新宿区HP
https://www.city.shinjuku.lg.jp/kanko/file02_00002.html

千代田区HP
https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/bunka/bunka/chome/yurai/kandaichiba.html

フォーラムミカサ・エコ
http://fm-tohnet.com/blog/521

地震ハザードの説明力向上のための地名活用に関する研究
http://www.sharaku.nuac.nagoya-u.ac.jp/data/pdf/articles/B06.Kawai0.pdf

災害の記憶をいまに伝える日本全国「あぶない地名」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44884

この記事のテーマ
生活・服飾・美容」を解説

生活・服飾・美容の分野には、生きていくために必要不可欠なものだけではなく、それによって生活がより豊かで快適になることを目的としているものもあります。たとえば生活学では、だれもが安全で快適に暮らせる空間を実現するために、ユニバーサル・デザインの研究を行います。服飾や美容は、トレンドや利用者によって多様化するニーズに対応するために、素材、色、デザイン、施術方法など、あらゆる角度から美を追究しています。

「生活・服飾・美容」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「住居学」
はこんな学問です

人が暮らしやすい住居とはどのようなものかを考察・研究する学問。分野は2つに大別され、その一つが住居の機能やデザイン、環境としてのあり方を生活文化の側面から研究する「住居生活学分野」で、建築学と大きく異なる点である。2つ目は、構造など建築学の側面から研究して設計・デザインができる専門家をめざすための「建築学分野」がある。こちらも建築物のなかでも住居を専門的に対象としている点で、はっきりとした特徴がある。

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