【シゴトを知ろう】発破技士 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】発破技士 ~番外編~

2017.12.01

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】発破技士 ~番外編~

「【シゴトを知ろう】発破技士 編」では砕石を製造する永順産業株式会社の川越洋輔さんに発破について教えていただきました。発破は安全を確保しつつ、予定していた量の石を割り出すことが重要ですが、周囲からは違ったイメージを持たれているようです。番外編では発破技士ならではの「あるある」や、川越さんの仕事中の思い出について伺いました。

この記事をまとめると

  • アルバイトなど働く経験を重ねることで、冷静な判断力が養われる
  • 業界以外のほとんどの人は、採石場といってもピンとこない
  • 初めて発破をしたときはあまりの静かさに驚いた

仕事の経験を重ねることで判断力は磨かれる

――発破技士は判断力が求められると聞きましたが、判断力を磨くコツはありますか?
 
いつでも冷静に物事を考えることが間違いのない判断につながります。そのためには卓上で勉強するだけではなく、社会に出て経験を積む必要があります。発破業務に限らず、仕事をしていると不測の事態に直面する状況は多々あります。あらゆる状況や問題に慣れて、落ち着いて対処できるようになると判断力が磨かれるのではないでしょうか。そのため大学や専門学校などに進学した後は、アルバイトも経験しておくといいかもしれませんね。
 

色や大きさ、運ばれている場所でどこで掘削された石か分かる!?

――あまり耳にしない仕事ですが、この仕事をしていることについて周囲の人からはどのような反応がありますか?

まず、多くの人は私たちの職場である採石場について話してもピンとこないようです(笑)。そういったときは「特撮ヒーローの番組って、岩場で派手な爆発シーンがあるよね。採石場っていうのはああいう爆発シーンを撮影する場所だよ」とテレビ番組を例に挙げて説明しています。しかし発破の場合はテレビ番組で見るような大きな爆発を起こすわけではありませんので、それも合わせて伝えています。

それでも爆発と聞くと、周囲の人からは「危険な仕事」「ダイナマイトを使う仕事」というイメージを抱かれてしまうようです。火薬類と人は十分な距離を取っていますので非常に危険というわけではありませんが、全国的には事故が全くないとは言い切れません。危険があるからこそ資格が必要であり、取得も難しいのです。ただ、私の会社ではダイナマイトは取り扱っていないので「似たような爆薬があるんだよ」と話しています。


――発破技士ならではの「休日あるある」やついしてしまう癖はありますか?

道路を走っている大型ダンプが砕石を運んでいるのを見ると、石の大きさや色味、ダンプが走っている場所から、どこで採った石なのかがだいたい分かるようになりました。砕石だけではなく工事現場の業者にも詳しくなりますので、会社に近い場所で知っている業者を見かけると「こんなに近くで仕事しているなら、うちの石を使ってくれたらいいのに」と思ったりしますね(笑)。

また、先ほどお話したように採石場はテレビ番組の撮影場所としても頻繁に使われています。格闘シーンや犯罪現場としてドラマに登場する採石場や工場を見ると、ストーリーよりも背景に写っている機械の機種が気になってしまいます。
 

補助をしている頃は「発破は派手な作業」だと誤解していた

――仕事の中で一番の思い出や達成感を感じたエピソードはありますか?

初めて重機に乗ったときや発破作業を見たときなど、他では味わえない「初めて」がたくさんある仕事なのでどれも思い出深いです。

中でも、発破の衝撃を肌で感じたときのことはとてもよく覚えています。私はそのとき補助として作業をしていました。発破そのものを直接見たわけではなく採石場がある山から降りて麓から様子を伺っていたのですが、発破の瞬間は、その山の下まで振動が伝わってきて非常に驚きました。発破は地面の下で爆発させるため、遠くにいるほど地面を伝って振動が大きく感じられるのです。そのときの衝撃から、私は発破に対して「爆炎があがる派手な爆発」という業界外の人と同様のイメージを抱いていました(笑)。

そして入社して1年後、資格を取得して初めて自分自身が直接発破に携わる機会が訪れました。前準備中は忙しかったですが、発破の寸前はワクワクしていましたね。しかし、発破が終わったときは「もう終わったの?」とあまりの爆発の小ささに驚きました(笑)。高度成長期の日本では大規模な開発が多かったため、火薬を大量に使った派手な発破が行われていたようですが、現在は火薬の量を抑えた発破が主流となっています。地味な発破ほど「良い仕事」ですので、今思うと私は初めての発破を安全に行えたのだといえます。
 
 
正しい発破について教えていただきましたが、高度成長期である約60年前と現在では求められる発破が違っているようです。皆さんが社会に出る頃には仕事のあり方が変化している職業があるかもしれません。川越さんがお話してくださったように、今のうちからさまざまな経験を重ねるよう意識して、冷静な判断力や柔軟な対応力を身に付けられるといいですね。
 
 
【profile】永順産業株式会社 川越洋輔

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「発破技士」
はこんな仕事です

老朽化した建物や採石現場での岩石の爆破など、ダイナマイトを使って行う作業は、国家資格である「発破技士」を取得することで行うことができる。この爆破作業を監督し、自らも行う人が発破技士と呼ばれる。発破技士は建物の立地状況や、岩石の固さなどさまざまな条件を考慮し、周囲に影響が及ばないダイナマイトの容量を算出するなど、危険と責任が大きく伴う仕事である。なお発破技士の仕事は、国家資格の「火薬類取扱保安責任者」を取得することでも行うことができる。

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